【4795号】現地からの報告 地域とのつながりを報告

東北学院大学
 会議2日目、東北学院大学の阿部重樹教授は、2011年3月29日に立ち上がった災害ボランティアステーションの活動を通して見えてきた大学災害ボランティア活動の意義や課題を報告。震災直後は、団体による短期間での活動が求められたが、被災者との信頼関係の中で、長期的、継続的な活動が問われ始めていると述べた。宮本直規講師は同大学が2012 年夏から発刊している『震災学』を紹介。発行に至る経緯から、刊行する意義について報告した。長島心一氏(同大学災害ボランティアステーション学生代表)は、学生ボランティアが現在取り組んでいる活動を紹介すると共に、ボランティアの魅力を語った。

 

会津放射能情報センター
 会津放射能情報センター代表の片岡輝美氏は、震災直後から現在までの自身の体験を含めた、個々の体験を詳細に語りながら、同センターの働きを紹介した。活動の軸の一つは、「数値の収集と情報の共有」であって、国や市の測定値に頼るのではなく、独自の測定による真実を知ることによって、「生命を守るために次に何をすべきかの判断の力を得ることができる」と述べた。もう一つは「人の思いに耳を傾け寄り添うこと」であり、現状の不安や怖れ、悲しみを吐露することの集まりを開催していること、医師を招いての相談会等、多岐に亘る活動を報告した。

 

アジア学院
 那須塩原市にあるアジア学院副校長の荒川朋子氏は、同学院で明確な放射能汚染対策を立てて取り組んでいることを報告した。原発被害当初、情報錯綜による混乱が学院全体にあったが、その中で、同地在住の藤村靖之博士の指針に従うことを決断。自分たちで答えを見つけるために、気になるもの全てを測定する「那須を希望の砦にするプロジェクト」という藤村博士が率いる市民運動に参加・協力した。市民運動での学習から、2012年1月にはアジア学院ベクレルセンターを開設。荒川氏は、「この問題に取り組むことで、今まで願いながらもかなわなかった同学院と地元の人との連携が生まれた」と報告した。

 

 午後には、午前中に報告をした片岡氏、荒川氏に、島薗進教授と郭基煥(カク・キカン)東北学院大学教授(災害ボランティアステーション所長)を加え、パネルディスカッションが行われた。海外からも、自国の問題と照らし合わせながらの質問がなされ、国際会議ならではの様相を呈した。

 最後に、岡本知之実行委員は、「今日の報告すべての要点は、何が事実であったのかを正確に認識すること、その事実をどう評価するのか、そして、そのことに対する私たちの思いが生じると言える。ただし、現実には、事実は隠され、事実を評価することも正しくできないように誘導される。それ故に、私たちの思いは打ち砕かれる。その中にあって、主にある真実を知っており、その真実を知らしめる教会の務めの重さを確認できた」とまとめた。(佐藤 進報)

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