第34回教団総会の折に、関東教区から「新潟県中越地震被災支援センター」を立ち上げたので、各教区に献金とボランティアの協力の要請がありました。西東京教区では、関東教区からの協力の要請をそのまま教区内の諸教会に伝えました。
しかしその後間もなく、「西東京でまとまってボランティアを派遣した方がより実際的な協力ができるのではないか」という意見がだされ、「新潟県中越地震被災支援委員会」を教区内に作り具体的な検討に入りました。
東京教区西支区時代のことになりますが、阪神・淡路大地震の時に、二ヶ月近くボランティアを送ったことがあり、その当時参加した人々からも意見を聞き、関東教区及び十日町教会とも連絡を取りつつ計画を進め、十一月の第二週から十二月十一日までの四週間、十日町教会のボランティアセンターにウィークデイを中心に派遣することになりました。
教区諸教会に呼びかたところ、教職・信徒合わせて十五名が応募してくださり、またボランティアを支えるための献金もたくさんの教会や信徒の方々から献げられました。
奉仕の活動は毎日必要とされることを行なうので一様ではなく、他のボランティアの方々と一緒にいろいろなことを行いましたが、この奉仕を通じて、現地の方々と一緒に奉仕することができたこと、他教区からのボランティアとの共同作業ができたこと、時には他の宗教団体と一緒に作業する機会もあり、それらはみな貴重な出会いの経験ともなりました。
十日町教会の新井純牧師ご夫妻を初め十日町教会の方々は、牧師館が被災したにも関わらず、ボランティア受入のためにいろいろとご配慮してくださいました。
また、ボランティア受入のコーディネーターとして献身的に奉仕してくださった北畠友武・千原創両牧師のお働きでスムーズに奉仕することができました。この場を借りて感謝したいと思います。
(吉岡光人報)