第七九回東海教区定期総会は、五月二四日~二五日、翔峰(松本市)を会場に開催された。正議員一九四名中一六五名出席。
議事冒頭の教区議長報告、教団問安使の竹前昇総幹事挨拶に続いて、教区議長選挙が行われた。今回は議長、副議長、書記の三役が東海教区規則内規の多選禁止にかかり、伝道委員長を含む教区四役の顔ぶれが一新した。新議長には北紀吉(愛宕町)、副議長に山本将信(篠ノ井)、書記に栗原清(岩本)、伝道委員長に小出望(静岡草深)の各氏がそれぞれ選出された。
また本教区総会にて、篠ノ井教会設立に関する議案が上程され、満場一致で可決された。篠ノ井伝道所は、一九六一年四月に設立。二〇〇四年三月に現住陪餐会員数が三〇名となり、同年九月一二日に開催された臨時教会総会において、第二種教会申請を決議した。篠ノ井伝道所の役員は、これまでの経緯を涙と共に報告し、教区総会にて教会設立に関する件が可決されたことに対する謝辞を述べた。続けて、主任担任教師の山本将信牧師が挨拶を述べ、教団総会副議長でもある小林眞議員が篠ノ井教会を覚え、感謝の祈祷をささげた。
特設委員会継続に関する件では、部落差別問題特別委員会を継続することが可決された。
本教区総会には、関東教区より疋田國麿呂宣教委員長が派遣され、一日目の夕食後に、被災地の現状報告とこれまでの支援活動に対する謝辞が述べられた。
東海教区は昨年度、「新潟中越震災」支援活動を行ってきたが、その活動報告・会計報告も議事の中で行われた。教区内諸教会・関係諸施設から献金が寄せられたこの支援活動も三月末をもってその活動を終え、剰余金約一七六万円が関東教区の新潟県「中越地震」被災支援活動献金として捧げられることになり、その献金目録が、山本将信前東海教区伝道委員長より関東教区の疋田宣教部委員長へ手渡された。
本教区総会で、一名の教師が准允を受け、神に召され、教師として立てられた喜びを語った。
また昨年度末に二名の教師が隠退されたが、当日議場で挨拶された小島章弘隠退教師、ならびに「みんなの顔を見ると涙が出てしまうから」と当日欠席された石川守正隠退教師を覚え、謝辞が述べられ、祈りが捧げられた。
教区常置委員選挙結果
【教職】 大沢秀夫(松本)、西之園路子(蒲原)、伊藤瑞男(静岡)、長倉勉(三島)
【信徒】 辻昭(静岡)、塩入隆(長野本郷)、小林貞夫(日下部)、古川昭(遠州栄光) (西之園路子報)