去る五月二三日、第34総会期第二回世界宣教協力委員会が教団A会議室で行われた。
この日は台湾の高雄めぐみ園で四年にわたる幼児教育の任に当たり、去る三月末で帰国した栢森幸子氏とインドのアラハバート農科大学で昨年より教育活動に当たっており一時帰国中の三浦照男氏を招いて、現地での活動報告を聞く機会をもった。
自然・社会環境や宗教、文化の異なる地で様々な困難と戦いながら、課せられた使命に取り組み、良い実りを生み出して来た様子を聞き、共に感謝すると共に、その労をねぎらい、これからの歩みに主の導きを祈った次第である。
その後、二人を囲んで昼食を頂きながら、しばらく懇談の時をもった。
午後からの会議では、まず前回記録の承認を行い、次に諸報告を受けた。当委員会の下に組織されている台湾協約委員会、スイス協約委員会及び実務委員会の報告があった。上田博子幹事の海外出張に関する報告、海外からのお客様との面談の報告等である。
中でもフレザーバレー日系人合同教会(カナダ)で働かれた大下秀三宣教師が六月で任期満了となり、その後任として木原葉子氏が選ばれたことが報告された。なお、同氏の派遣式は六月九日に行われることとなった。
続いて議事に入り、二〇〇四年度の決算報告が詳細になされ、これを承認した。さらに二〇〇五年度の予算案についても異議なく、これを承認した。
また華中師範大学で働いている加藤実氏の任期が、同学の要請により一年延長されることを承認した。
その他ケルン・ボン日本語教会の次期宣教師の公募や派遣に関する件やベルリン日本語教会に赴任した秋葉睦子氏の支援体制等に関する件が議せられた。
最後にこれまで長い間継続審議となっていた常議員会からの回付事項「教団の世界宣教の姿勢に関する件」を審議し、当委員会としての案を決定した。
また、これと関連する「宣教師派遣に関する内規」についても審議し、これを決定した。
(木下宣世報)