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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4583号】教区総会報告④ 神奈川教区

2005年7月23日

セクシュアル・ハラスメント裁判関連議案可決

第一一四回神奈川教区総会が、六月二五日、清水ヶ丘教会を会場に行われた。西田直樹総会書記の司式により逝去教師を憶えつつ開会礼拝が行われ、正議員二二一名中、一五二名の出席により総会は成立した。
第一号議案は「補教師の准允執行に関する件」。六名の准允受領志願者が紹介され、所信表明が行われたが、今回は全員が女性だった。議案が可決された後、直ちに准允式が執行された。
二〇〇四年度の教務報告、各地区各委員会報告承認に関する二議案の審議の後、教団問安使の小林眞教団総会副議長が挨拶をした。この挨拶についていくつかの質疑がやりとりされたが、後の議案第六号との関係もあり、九州教区で起こったセクシュアル・ハラスメント裁判に関して、教団議長や教師委員会から何らコメントもないことがまず問い質された。小林問安使は、三役会での対応は結論が出ており、教師委員会からも報告を受けており、ここでは答えられないが、いずれも間もなく公になるから待ってほしいと答えた。なお、この件は後に教団新報第四五八二号で明らかにされた。また、挨拶文の中にある「正しい聖礼典執行」について、これはモラル判断であり教団議長が判断するのは僭越だとの批判があったが、これは唯一の土俵としての教憲・教規に立って「正しい」ということを言っているのである、と明快に答えた。
今回は、諸報告・委員の選任等の通例の議案の他、常置委員会提案の「セクハラ訴訟判決の確定を厳粛に受けとめ、教団議長に加害牧師の辞任と被害者Aさんに対する謝罪及び再発防止のための真摯な対応を求める件」が審議された。「求められている対応の内容が不十分である」、「慎重を期すべきである」等、意見があったが、賛成多数で可決された。
(藤盛勇紀報)

教団新報
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