第34総会期第二回障害者差別問題小委員会が、教団会議室にて一〇月三一日~一一月一日に行われた。
開会礼拝では、鈴木優子委員がヨハネによる福音書四章四三~五四節より「帰りなさい。あなたの息子は生きる」というイエス様の御言葉は「新しい事態が待ち受けているところに帰れ」という意味であり、「信仰を持って生きる者は、たとえどのような状況にあっても、無限の可能性を信じることができる」というメッセージが語られた。
前回記録承認、第二回宣教委員会報告が、それぞれ資料に基づいて行われた。
人材・施設などのデータベースについて、藤崎義宣委員より、資料に基づいて説明があった。障害者およびその家族も含めて、教会では対応できない範囲があることを再確認すると共に、このような資料を全国的に整えていくことの必要性を考えさせられた。掲載許可を得ることなど問題もあるが、各委員ができる範囲で資料を収集し、次期委員会にも申し送り、時間をかけて作成することとした。
刑法第三九条(心神喪失者、心神耗弱者)について堀眞知子委員より発題があり、質疑応答がなされ、学びと討論を深めた。この問題については、継続的に取り組むこととした。
お互いに情報交換を深め、委員会と教区、委員会と活動者のネットワークを築くために、ニュースレター「かがやけともに」を以下の方向で発行することとしたので、お読みいただきたい。
①発行/二〇〇五年一二月一日
②内容/ⅰ委員会・委員・幹事等の紹介、ⅱデータベースの情報募集、ⅲ「刑法三九条に関する考察」、ⅳその他
次回委員会は、二〇〇六年四月一七日~一八日、教団会議室で開催することとした。内容は、
①講演/大津恵子氏(女性の家 HELP)
②「かがやけともに」(レター版第二号)
③医療福祉制度の変化
④データベースのサンプル
⑤障害者差別問題小委員会の課題(名称も含めて)
それぞれ担当者が発題することとした。
(堀眞知子報)