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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4600号】教区からの報告 東北・西東京・西中国・四国

2006年4月15日

四つの教区から二〇分ずつの報告がなされたことも、今会議を特徴付けた。
東北教区は、柴田彰常置委員が、二〇〇〇年にいち早く専門委員会を設け、財政検討を重ね、改革への取組がなされて来た経緯を報告し、データの分析に基づいて丁寧に説明した。
ややもすればマイナス要因としてしか数えられない小規模教会の散在、経済的に付属施設に頼った教会財政について、詳細な研究による、「宣教の拠点が数多く存在し、地域との接点が与えられていることが分かり、豊かな宣教的資源の再発見ともなった」との報告は、そのユーモア溢れる語り口とも重なって、聴衆に希望を呼び起こした。
西東京教区は、若月健吾教区宣教委員長が、主に開拓伝道のビジョンについて報告した。諸伝道協議会開催、教区宣教研究所設置のニーズなどに触れ、特に二九の大学が集中する町田・八王子地区への教区を挙げての伝道意欲が語られた。
更に北海・関東・沖縄教区との協力・交流、教区内の互助体制構築についても取組の状況が述べられた。
西中国教区は、滝澤貢教区宣教委員長が、具体的に数字を上げて、教勢の分析結果を報告した。「奥羽・西中国で伝道・牧会して来たが、自分より若い教会員に出会ったことがない」「年々謝儀が上がる牧師は、教会にとって不良債権に等しい。その自覚から発想をスタートしなければ」など、深刻な現実を刺激的な言葉で表現したが、その一方で、「諸教会の特性・タラントを活かし、違いを前提にして一つとなることが信頼」だとし、困難な状況で、教区が積極的に宣教課題へ取り組んでいることが詳しく述べられた。
四国教区は、黒田若雄教区書記が、ほぼ教区互助の現状と課題にしぼり報告した。特に、互助制度を生み出した歴史的背景について、各県と旧教派の意識が強くて一体感を持ち得なかった教区が、互助に取り組むことによって、一体感を醸成し、牧師の在職期間が長期化したことで安定した教会形成が可能になったと、教団全体への示唆が与えられた。一方、「日本で最も早いスピードで少子高齢化が進む地域として」いかに制度を維持運営して行くのか、厳しい現状についても述べられた。
閉会礼拝は、葬儀で欠席した担当予定者に代わり急遽立てられた小西望教団宣教委員が、プログラム通りの箇所・出エジプト記二四章三~八節から、簡潔に説得力豊かに証した。
モーセが読み聞かせた神の言葉に、民が応答し契約が結ばれた。この後、民は金の子牛を拝む。「わたしたちは主が語られたことを全て行い、守ります」という民の言葉は破られた。しかし、赦しと再びの召しが与えられ、応答することが許された。昨日からのデータによって、私たちの愚かさが明らかにされた。しかし、私たちを導く御手がある。赦しと再びの召しがなければ、私たちは空しく亡びる。
九つの分団では多岐に渡る話題が取り上げられ、その様子が全体会で報告された。多くの分団が最も時間を割いたことは互助体制のことだった。発題者に対して厳しい注文が付けられ、また反論が述べられる場面も多々あったが、「宣教方策会議の名にふさわしい集会であり、実のあるものだった」という感想が参加者を代表していたように思う。

教団新報
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