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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4603号】「宣教連帯」で協議会、具体化へ 京都

2006年5月27日

第70回京都教区総会は、五月三・四日の両日、洛陽教会で正議員一五七名中、開会時一一三名が出席して開催された。
佐原英一議長が三月、健康上の理由から辞任したため、望月修治副議長が議長代行として議事を進め、議長報告を行った。教区の抗議と要望に対して教団常議員会が無視するという、強権的な姿勢に対抗し、昨年に引き続き、今総会も教団問安使を拒否したことが報告された。また、議長報告の質疑から、山北宣久議長の教区総会への挨拶の(2)「正しい聖礼典の執行」、(3)「合同のとらえなおし」を巡って、厳しい抗議が出され、抗議文を作成し教団宛てに送付する事が常置委員会に付託された。
議長、副議長選挙が行われ、議長に望月修治氏(大津)、副議長に井上勇一氏(洛南)が選出された。書記には、大澤宣氏(紫野)が選任された。期間は、残任期間の一年。
今総会の重要案件の一つとして、常置委員会に付託となっていた「宣教連帯(教職謝儀補助基準)」(デナリオン献金)の推進に関する件について、常置委員会は宣教連帯検討小委員会を設置し、成案を作るべく活動をしてきた。その結果、06年度より暫定期間を三年として「宣教連帯教職謝儀補助新暫定基準」でもって宣教連帯を実施していくこととなった。この件を更に総会において共有するため、一日目の夜「宣教連帯」について協議会が持たれた。府上征三(洛陽)、山下茂雄(醍醐)両氏を発題者として会が始まり、協議会で出された問題点、課題を明記し、常置委員会、各委員会が具体化していくことを確認した。
議案「准允式、按手礼執行に関する件」では、教師問題に関して多くの意見が出された後、可決され、二日目午前執行された。
午後、次の議案四件が可決された。
(1)同性愛者差別問題への取り組みを推進する件、(2)日本基督教団京都教区と韓国基督教長老會大田老會との祈りの課題に関する件、(3)日本国憲法「改憲」の動きが強まる中で、その内容を憂慮し京都教区としての態度を表明する件、(4)米軍基地再編強化に抗議する声明に関する件。
建議から一件、「教育基本法『改正』案に反対する決議案」が議案として可決。次の建議二件が常置委員会に付託された。(1)准允・按手とそれらの執行方法に関する件、(2)教区内一教会の問題について。
一日目の午後、第35回教団総会議員選挙に関する件では、長時間議論が交わされた。沖縄教区と連帯を表明し、問安使拒否をしている教区であることを覚えて、今後議論をしていくという議長発言の後、可決され、次の議員を選出。
【教職】望月修治(大津)、井上勇一(洛南)、大澤宣(紫野)、府上征三(洛陽)、一木千鶴子(丹波新生)、谷村徳幸(水口)、美藤章(近江八幡)、入治彦(京都)、関雅人(大津東)、山田真理(上鳥羽)
【信徒】志賀勉(紫野)、谷口ひとみ(八幡ぶどうの木)、原田潔(大津東)、奥野カネコ(膳所)、平田真貴子(平安)、谷本芳子(近江平安)、田中義久(洛西)、造田弘司(水口)、谷岡孝子(紫野)、中井正子(堅田)
(新報編集部報)

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