【4603号】人ひととき 摩尼 昌子さん

ドルカスのお母さんと大家族

使徒言行録9章に「タビタ-訳して言えばドルカス、すなわち「かもしか」-と呼ばれる婦人の弟子がいた。彼女はたくさんの善い行いや施しをしていた」とある。「やもめたちは皆そばに寄って来て、泣きながら、ドルカスが一緒にいたときに作ってくれた数々の下着や上着を見せた」という言葉に、ドルカスの人となりが窺われる。
摩尼昌子さんは、このドルカスの名を冠した乳児院「ドルカスベビーホーム」の施設長として、新生児から二歳児まで二〇数名の子どもたちと生活を共にする。時代は超少子化。しかし乳児院で生活している乳幼児の数は一九六〇年代から変わっていない。乳幼児が施設で生活しなければならない理由は、家族の病気と家庭生活を維持できない事情とに分けられる。不倫や虐待など、その時代にマスコミに取り上げられる問題が、必ずその時代の入所理由となってくるという。最近は、虐待によって障害を持つようになった子どもも増えている。
しかし、「社会の歪みの中で生じている現象が、一番弱い子どもに反映した結果の入所です。したがって親にも責任があるとは言い切れません」「一人ひとり の親たちと話していると、たとえ虐待した親でも責める言葉を失います。親たちも社会の歪みの犠牲者だと思える部分があるからです」と言う。
「子どもにとって大切にしたいと素朴に考えて過ごしてきただけの私には合わない時代になりました」と、時代の流れの激しさを感じながらも、四年前に思い切って建物を新築した。昔の大家族をイメージして。「大人の集団がよければドルカスの体制は核家族が失ったものを与えると信じています」。
ため息の出るような昨今でも、子どもたちと「私たちは見えるものでなく見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです」との御言葉に力を与えられている。

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