【4607号】人ひととき 長谷川孝子さん

三番目の子を授かったとき、長谷川さんがそれまで絶対と思ってきた価値観は全く機能しなくなってしまった。
長女、次女と授かり男の子。男の子だったらと心に決めていた聡(そう)と名付けた。名付けの後、ダウン症であると診断が下った。一生治らない。小児科医である夫の言葉は孝子さんを納得させるに十分だった。
子供によい教育の機会を与え、能力を身に付ければ万全だと思ってきた。能力主義、孝子さんは「進化主義」と言う。自分も何の疑問もなくこの価値観で育ってきたし、子供たちもそう育ててきた。しかし、この子には通用しない。教育する意味、育てる意味が分からなくなった。はじめて経験した落差、ギャップがあまりに大きかった。この子がこの家に来た訳をどうしても知りたいと思った。
そんな折、長女の同級生のお母さんから教会の家庭集会に誘われた。孝子さんには聖書への信頼があった。招きに応じた。
信者ではなかった両親が、孝子さんを遺愛学院中高に学ばせてくれた。卒業後は青山学院に進ませてくれた。信じるまでには至らなかったが聖書に触れたことは大きかった。
「ただ彼の上に神の業の顕れん為なり」(ヨハネ9・3)
集会で文語訳のこの言葉が思い出され、聡君を授かった訳がまったく了解された。振り返って聡君との日々を思うと自分の力ではないと思うことばかりだった。他のことならクリアできたかもしれないが、自分では決して解決できない問題を神は与えられた。すべては神の御計画。聡君を授かり七年後、受洗した。
先頃、新しく建てた家を家庭集会が開けるように設計した。家が建ち並ぶのを待っている新興住宅地である。聡さんも教会で家庭集会を積極的にアピールしてくれるそうだ。孝子さんが教会につながるきっかけとなった家庭集会。今度は孝子さんが家庭を開放し、伝道が進み救われる人々のために祈っている。

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