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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4608・09号】「第二次募金繰入」を巡り議論

2006年8月12日

「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会報告が小橋孝一委員長よりあった。
支援募金は、前回常議員会決定により、阪神大震災救援第一次募金、第三次募金から合計八、〇六〇、九九三円を繰入れた。繰入金を合せた支援募金総額は、六月末現在で一億円強となった。これまでに約千二百万円を教会支援金、信徒見舞金として送金した。
被災教会現況は、長岡教会、栃尾教会がほぼ補修を終えた。十日町教会、見附教会、小出教会が今夏、来春以降、建築、補修などを計画中である。それぞれに四千万円から七千万円強の支出を予定している。
今後の支援計画について、関東教区総会が七千五百万円を目標に募金に取り組むことを決議したこと。関東教区より支援募金会計の監査が要請されたこと。目標額達成のため次期総会期にも同趣旨の委員会設置を要望することを述べた。
委員長報告に続き村田元関東教区副議長が資料を提出して補足説明し、この夏以降の大きな支出に備えて一層の支援を訴えた。
報告に対して、阪神大震災救援第二次募金繰入が行われていないことに質問、意見が集中した。竹前昇総幹事は、前回の常議員会報告以外に兵庫教区による公式報告はまだなく、処理について提案できなかったことを報告した。菅根信彦兵庫教区議長は、教区に第一次、第三次募金終結への批判がある中での第二次募金取扱いについての総幹事との「対話」であったことを述べた。兵庫教区総会は、第一次、第三次募金終結撤回を教団総会議案として提案を決議している。また第二次募金を論ずるよりも支援募金が伸び悩んでいることを問題にすべきとの意見もあったが、常議員会決定の救援募金であり、兵庫教区により速やかに報告され、教団に返金、直ちに支援募金へ繰入が必要との意見が強く訴えられた。
支援募金規模について厳しい財政状況の中で現実的か疑問との意見に対し、小橋委員長は、建設は豪雪地ゆえの強度を要し、資金が集まらないという理由で計画縮小はできないとした。資金目処が立つか立たないかは教会再建か否かであり、目標額達成を必要とすることを再度強調した。
第二次募金の検討継続を確認し、委員会報告を承認した。また支援募金会計の監査実施を決定した。
(渡邊義彦報)

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