水曜日夜の祈祷会は会議や出張で牧師が不在となるときがある。そういうときはその週の担当役員が主体となって集会を行う。必ずしも担当役員が奨励を行うのではなく、担当役員が奨励者を決めるのである。いつもは牧師が奨励をしているが、教会員が奨励すると、いつもより出席者が多い。奨励者を励ます意味もあり、ぜひ証を聞きたいのである。
以前、水曜日の祈祷会は教会員が順番に奨励を担当した。そのときは結構使命を持って臨み、出席者が多かった。順番制が良かったのは、自分が奨励を行う前の週の祈祷会には、様子を知るために出席するからである。従って、その頃の祈祷会の教勢は増えていた。しかし、一巡して二回目となると、今回はパスという人が多くなり、結局また牧師が奨励を担当するようになった。
しかし、教団書記を担うようになってから、水曜日の祈祷会を留守にすることが多くなった。そのため、教会員に奨励を委ねるのである。牧師が不在の祈祷会は出席者が多くなることは前記したとおりである。とりわけ五月の教区総会開催の頃は、祈祷会の出席者が多い。牧師がいないほうが良いのかな、と変な思い込みをしている。そうではない。出席者は牧師が教団の御用のために不在なのであり、牧師の健康と働きのために、心を合わせてお祈りしてくれているのである。
教会員の祈りに支えられて二年間の書記を担いたい。
(教団総会書記 鈴木伸治)