【4620号】荒野の声

▼ある時、先輩牧師が三〇年のローンで自宅を建てた。隠退までそんなには時間がないだろうと思い、「良くローンが組めましたね」とからかったら、「生命保険に加入させられたよ」と寂しげに答えた。「命が担保ですか」とつまらない軽口を叩いたことを、後に悔んだ。その人は、僅か数年後に亡くなった。▼牧師の妻だった人が、息子が家を建てたことで、初めて自分の家を持った。喜び安心した満面の笑みが忘れられない。それまでは彼女の家は教会。車椅子になっても、召される時まで、礼拝に通い続けた。▼八〇歳近い牧師の、涙を流しながらの訴えに、心をえぐられた。小さな教会と幼稚園に、生涯を捧げて来た。結果、その期を自覚しても、隠退後の住まいも生活の術もないという。しかし、自分の老いと共に教会が疲弊して行くのを見るのも辛い。▼天国に住まいを用意していただいている。しかし、それまでの時を過ごす家がいる。いろいろな思い煩いを貯め込んで汚れた魂を休め、安らかな気持ちで、旅立ちの準備をしたいと言うのは贅沢か。

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