二〇〇七年一月十二日(金)午後二時から四時まで、日本基督教団阿佐ヶ谷教会で、西東京教区・隠退教師を支える運動(以下支える運動と記す)の理解を深める会を行った。出席者は十一名。
支える運動の西東京教区の推進委員西村佳子氏の開会祈祷、同じく推進委員の田口千恵子氏の司会によって会は進行した。
はじめに教団年金局理事・髙橋豊氏から教団教師退職年金制度(以下教団年金と記す)について、目的と発足から現在までの経緯、いま教団年金が直面している課題などについて、用意されたレジュメによって詳しい説明を受けた。
次に「支える運動」の推進委員長多田信一が一九七三年北海教区旭川豊岡教会ではじまり、同教区道北地区・北海教区を経て、一九七八年、第20回教団総会で提案可決された「支える運動」即ち一人ひと月百円(一口以上)を捧げる百円献金・信徒が自由献金として積極的に捧げる献金運動の趣旨について、更に捧げられた献金が以下のように使われていること等の説明をした。①年金協力金として教団年金局に、②一九六四年教団年金制度が出来る前に隠退された教師と遺族のための年金制度(教団年金とは別)の資金として教団年金局に、③すべての隠退教師とご遺族の方々(二〇〇六年度は九〇八名)にクリスマス祝金をお贈りしている。特に現在はお一人二万円であるが、近い将来事情が許せば三万円にしたい等の話をした。
懇談会では将来、◎各教会が福音を宣べ伝えるために教師をたてなければならないが、そのためにも教団年金制度を維持すべきである。◎教師には伝道牧会以外のことについて神経を煩わすことのないように心がけよう。◎教師は、特に隠退されたあとは、金銭的な土台がない。教師の生活を支えるのは信徒の責任である。等々の発言が時間まで続いた。
終りに阿佐ヶ谷教会大村栄牧師の閉会祈祷を以て閉会した。
(多田信一報)