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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4623号】「伝道奨励準備金」原案可決 高柳議長・藤盛副議長再選 神奈川教区総会

2007年3月31日

第一一七回神奈川教区総会が、二月二四日、清水ヶ丘教会を会場に行われた。宗野鏡子氏の司式により開会礼拝が行われた後、正議員二二四名中、一七一名で総会は成立。一日の日程の中で議長、副議長選挙と常置委員選挙が行われるため、組織会に続いて、まず議長選挙に入り、予備投票が行われた。その後、「補教師の准允執行に関する件」「正教師の按手礼執行に関する件」が上程され、三名の准允受領志願者と四名の按手礼受領志願者が所信表明を行った。質疑を経て両議案は可決され、直ちに高柳竜二議長の司式により准允式と按手礼式が執行された。
昼の休憩前に、教区互助募金委員長寺尾康弘氏のアピールと呼びかけによってカンパが行われ、教職謝儀互助のために十八万円余が献げられた。なお、これは前回の一〇倍を超える金額である。神奈川教区では、互助資金は教区負担金の内から交付されていたが、二〇〇二年度から資金の半分は募金で賄うこととした。しかし、過去五年の実績では70~80%程の達成度で、とくに協力教会数では全教会の約半数と少ない。
予算並びに各教区負担金割当案に関する議案では、財務部委員長の望月克仁議員が教区諸教会の教勢、財務状況などを詳しく分析、解説した上で予算案の説明を行った。教団負担金が昨年よりも五三万円余り減額となることなどから、今年度から設定され新年度に引き続き計上されている「伝道奨励準備金」(五〇万円)を巡って議論となった。これには、二〇〇四年度から二〇〇六年度の三年にわたって、諸委員会や地区活動費などを一律5%ずつカットし、計15%削減したことが背景にある。そのため、余裕が出たならば少しでも各委員会へ還元すべき、あるいは「伝道奨励準備金」の目的が明確でない等の意見が出され、北村慈郎議員が同様の趣旨から修正案を提案した。修正案は否決され、原案が可決となった。
議員提案の「『同性愛者やその他の性的少数者』への差別をなくすための取組を進める件」、「米軍再編による基地機能強化に反対し、白紙撤回のために具体的な取組を行う件」の二議案はそれぞれ可決された。
議長、副議長選挙、常置員選挙の結果は次の通り。なお、議長、副議長とも再選。常置委員選挙は本投票まで行われ、結果は常置委員会が確認した。書記は議長と副議長の協議により後日選任される。
【議長】高柳竜二(本牧めぐみ)、【副議長】藤盛勇紀(藤沢北)
【常置委員】《教職》孫裕久(川崎戸手)、西田直樹(平塚)、岩﨑隆(六ツ川)、藤掛順一(横浜指路)、平良愛香(三・一)、東野尚志(鎌倉雪ノ下)
《信徒》田崎幸子(溝ノ口)、望月克仁(鎌倉雪ノ下)、武田利邦(横浜二ツ橋)、數井紀彦(横浜指路)、関滋夫(蒔田)、杉森耀子(小田原十字町)
(藤盛勇紀報)

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