嵐近づく時こそ、思い一つに
神奈川を除く全教区の総会が終わった。教勢の低迷、財政の危機は深刻の度合いを高め、謝儀互助制度の維持が困難になっているとの報告がある。勿論、困難の中での戦いも報告されている。一方、各教区総会への教団議長挨拶が波紋を呼んでいる。迫り来る嵐の前に港に入るべく船足を上げたい。しかし、一つひとつの船を正しく保守管理し、航路を守り、互いに支え合い励まし合うことは、避難すべく最寄りの港に入ることよりも重要。議長挨拶は、教団丸の舵取りを示す決意を示したもの。今こそ、正しい道筋を辿り、正しい目的地を目差さなければならない。それがむしろ、乗客と荷の安全を守ることにもなろう。