二〇〇七年六月二六日から二七日にかけて教団会議室で「隠退教師を支える運動・全教区推進委員会」を開催した。出席者は各教区及び東京各支区の推進委員。事務担当者の合計二八名。陪席者として教団総幹事職務代行・愛澤豊重、年金局理事長・髙橋豊、同理事・池田浩二、同業務室長・櫻井淳子の四氏を迎えた。
開会礼拝では愛澤総幹事職務代行より「聖霊によって生かされる」(ローマ7章4~6)と題する説教をいただいた。多田信一委員長・愛澤総幹事職務代行の挨拶の後、四月に行った第35総会期第一回推進委員会の報告。二〇〇六年度の事業報告・決算報告・二〇〇七年度の計画額及び四月~五月の現状報告があった。そして「隠退教師を支える運動・私たちのビジョン」(これは隠退教師を支える運動の基本理念として持っているもの)を全員で朗読。
それから各教区(東京各支区)の推進状況について委員全員よる活動報告があった。同じ目標に向って推進活動をしている各委員が「自分の所属する教区内の諸教会」に対してどのような方法と手段で推進しているかを報告するプログラムである。それぞれ異なった環境の中で委員一人一人が与えられた賜物を生かしてどのように推進活動をしているのか。それを聴いて自分の活動の参考にしようと、お互いにじっくり聴き合う大切な報告会である。初めて出席した委員も質問と抱負を述べた。
二七日には髙橋年金局理事長から「教団年金局の事業状況」について解説があり、また櫻井年金局業務室長、池田年金局理事からも教団年金に関する発言があった。
一九七八年の第20回教団総会で「隠退教師を支える運動・一〇〇円献金」が決議されてから、来年は三〇年の節目を迎える。「信徒運動」としての献金活動が諸教会のご協力のもとに続いていることの感謝を憶え乍ら、どのようにして三〇年目をむかえるかについても話し合った後、閉会祈祷を持って終了した。
(多田信一報)