【4634号】伝道のともしび

開かれた教会として

羽咋教会牧師 内城 恵

羽咋教会の関連施設である「羽咋白百合幼稚園」園舎移転に伴い、旧園舎を学童保育施設として用いるよう市より委託され、二〇〇三年七月から学校法人 羽咋白百合学院により「ゆりっこ児童クラブ」が開所されました。対象児童は小学校一年生から六年生。しかし多くの児童は低学年の子ども達です。毎日賑やかに、四つの小学校から約六〇名の児童が、放課後の時間にこの場へ帰ってきます。長年、幼稚園園舎を間借りして礼拝を守っている私達の教会は、幼稚園こそが「伝道の場」であると信じ、そのためにいつでも祈り、支えながら歩んでまいりました。今では幼稚園と共に小学生の子ども達が、二〇〇六年度から再開した「教会学校」へと導かれることを切に祈っています。
児童クラブでは礼拝は行われませんが、毎日のおやつを食べる時、夏休みなどに給食を食べる時、感謝のお祈りを捧げます。「神様。美味しいおやつをありがとうございます」、「神様。美味しい給食をありがとうございます」。子ども達は大きな声で、「アーメン」と言います。
イースターには、卵探しをします。卵探しの前に、お話しタイム。「イースターうさぎ」のお話しや、絵本の「読み聞かせ」をしている間に、職員がお庭に卵を隠すのです。今年は試しに、うさぎさんや絵本ではなく、聖書から「イエス様の復活」のお話をしてみました。すると、子ども達は次の週、「聖書のお話をもう一回して!」「イエス様のお話をもっと聞きたい!」と私のところに頼みにきたのです。子ども達の興味が「うさぎさん」から「イエス様」に移ります。イエス様のお話をしてよかったと思いました。
クリスマスにはクリスマス会を行い、礼拝を守ります。年に一度の礼拝です。初めて礼拝を守る子どもや、白百合幼稚園で礼拝を守ってきた子どもが、みんな一緒に神様のお話を聞きます。讃美歌を歌います。いつもやんちゃな子ども達が、とても真剣です。
子ども達は牧師の部屋に、ほぼ毎日のようにやってきます。「ねえ、聖書どこまで読んだの?」「ここ、教会なんでしょう。なのに、十字架が少ないねぇ」等々。教会や聖書に興味津々です。時には、友達と喧嘩をして泣きながらやって来ます。また、病気で体を休めるためにやって来る。友達とうまくコミュニケーションのとれない子どもが、宿題をもってやって来る。現代の子どもは、昔と質の違うストレスや課題を抱えていると言えます。今こそ子ども達が、神様の招きの中に入れられている、この事をどれだけ伝えることができるか。それが、私達の教会の祈りです。しかし、学童保育所を開設して四年。児童クラブの子ども達が教会へ来ることはまだありません。けれども私達は、こうして地域の活動に開かれ、貢献する「開かれた教会」であることを主に感謝し、新しい道を探りつつ伝道の使命を確かにしています。
「『全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。』」(マルコによる福音書16章15節)は、二〇〇七年度の羽咋教会主題聖句です。全世界に行って福音をあまねく宣べ伝えよとの主イエスの言葉を携え、能登半島の地に主の福音を伝える「福音の灯台」として、小さいながらも「ともしび」を灯し続けていきたいと思います。
私たちは常に前を向き、「終末の希望に向かって」歩んでいるのです。十五名程の小さな群れの私達の教会にも、神様の導きにより、いつの日か聖日には礼拝者で溢れ、子ども達が教会に群がる日の来ることを「伝道の幻」として描きながら。

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