七月三日~四日、教団会議室において今総会期第二回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は二七名。
四月に新しい主事が就任することに決まっていたが事情により辞退され、新たに小林明さん(大阪生野教会担任教師)を新主事として迎えることが承認された。任期は今運営委員会から四年。その活躍が期待される。また長年会計監査を担われた田中義久さん、吉川大蔵さんより、新しい方へ仕事を引き継いで欲しいとの申し出があり、人選に入ることが承認された。
委員会では、センター報告、各教区・支区取り組み報告などが行われ、各審議の他、前回、愛澤豊重総幹事職務代行から提案された職員雇用についての新しい提案を土台にして、センターの将来について意見を交換しあう時も持たれた。
解放劇『最初のしるし』は、内容について様々な批判や意見が寄せられているので、それらを検討して内容を変更したこと、またぜひ各地での上演を検討して欲しいとの呼び掛けがなされた。
また「部落解放祈りの日礼拝」(七月第二主日)、「部落解放青年ゼミナール」(八月)などの活動を盛り立てて欲しいとの要望が寄せられた。第十回全国会議は二〇〇八年度中の実施が承認された。
新しい活動としては、部落解放センター主催の「同性愛者差別問題連続学習会」が六月から始まっている(秋までを予定)ことが報告され、また部落解放センター二十五周年記念礼拝を十一月に東京で行うことが承認された。
運営委員会席上に、辺野古沖で事前調査作業が大規模な形で強行されようとしているとの緊急情報が飛び込み、丁寧に検討した結果、抗議文を出すことと連帯への呼びかけを全国の教会へ発信することが承認された。
次回委員会は二〇〇八年一月二三日~二四日に教団会議室で開催される。
部落解放センター及び各委員会の活動が、各地での解放運動を進めていく上でより大きな力となっていく事が出来ればとの願いと祈り、そして決意が伝わってくる二日間となった。
(多田玲一報)