【4638号】人ひととき 神宮 弘さん

いと小さき者の一人に

「いと小さき者の一人に。」この聖句は、神宮さんの四〇年に亘る教員生活を支えてきた御言葉である。
戦後、価値観の大転換に人生の本当の意味を問うた。そんな折、金沢教会を会場に開かれていたYMCAの英語クラスに参加したことをきっかけに教会の門をくぐった。従姉がクリスチャンであったこと、他にも教会に触れるきっかけはあったが、教会の門をくぐったことを意識したのはこの時である。
実家は米穀商、父は家業のほか、能楽師として弟子をとるほどの実力者だった。小さいときから仏教色の強い環境で育ってきた。そのような神宮さんがこの英語クラス、また学んでいた師範学校で開かれていた学生YMCAの聖書研究会などを通じてキリスト教に触れ、信仰をすんなりと受入れられたのは驚きである。神宮さんは、「唯、神の招き」と言う。
教員として公立学校一筋で通した。公立学校での働きを続けたのは、伝道の困難な地でより多くの人にキリスト者としての証しすることができたからだ。生徒や保護者に向けて、信仰に根ざした教育観、人生観を事あるごとに伝えてきた。ときには大胆に聖書の言葉を引用しながらでも。中学の英語教師から出発して、後には養護学校校長を務めた。七尾に新設された養護学校では、生徒が事故によって亡くなる、という大きな危機を経験したが、親の理解を得られたことには深い感謝を覚えた。
教員としてはすでに一線を退いている。退職者としての責任は負ってゆくつもりである。しかし、目下、神宮さんの目標は、教会が来年に控えている百周年の記念のことであり、教会が今年度の標語に掲げた「主に対する信仰を告白し、伝道する教会の形成」のために一役員として力を尽くしてゆくことである。加賀の地の伝道。この地に福音の種を蒔いた宣教師たち、信仰の先達の志を継承してゆきたい、と願っている。

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