【4639号】人ひととき 寺西 信彦さん 見えないものに目を注ぐ

 日本基督教会の牧師家庭に生まれる。一番幼かったので礼拝の時間は、一人で牧師館にいる事が多かった。その頃、礼拝堂からの歌声が心に響いてきた。その曲は、ハレルヤコーラスであり、それ以来、心に響く美しい音をいつも求め続けている。

 その後、父は教会を辞し、目黒で幼稚園を経営する。園舎の一部が自宅であり家庭環境は余り良くなかった。学生時代は、受験競争とスパルタ教育に大きな反発を覚え、家にあった教育講座や関係書物を読み漁った。暗闇のような現実と、教育の理想の明るい世界との落差にどちらが本当なのかと悩んだ。

 少し絵心があって研究所に通う途中、一念発起して一九四四年に地方の代用教員となり、学生生活を終えてから正式な教師となる。絵が好きというだけで美術の教師となったので、絵の何たるかを何も知らなかった。だから、とにかく良い絵を見ようと美術館に通った。フランスの後期印象派、セザンヌの絵を三三年間、週に一度見続け、心で感じて、どのように描くか、を学んだ。この課程で、光と闇の関係が絵画には必要で特に光の重要性に気づいた。光を表すのは白だが、色を混ぜた白は光とならずに白っぽいだけ。光と闇は同等ではなく、光があってそれが当たっているからこそ目に見えるが、光が当たらなければ暗闇のままと悟った。

 信仰も神の威光が無ければ神を見ることはない。聖書の御言葉に聞き続けることが信仰と自分自身を深めていくと確信している。

 教師を退職した今、自分自身を見詰め、神を証しする絵を描きたいと願っている。主を証しする絵とは、光を描く事と考える。光が当たっている所に色々な色が見える。絵の具の色は光の色ではないが、光が見えている証しとして絵の具をカンバスに定着させたいと願っている。

 「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます」Ⅱ コリント4章18節

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