【4653号】教区の多様性・・・

六月二一日の神奈川教区を除いて、その他の教区総会が終了した。
私も問安使として幾つかの教区を廻らせて戴いた感想として、二~三年前のコラムに書いたことであるが、その時以上のことを感じざるを得なかった。
例えば、分科会方式をとる教区もあれば、全議案を全員で審議する教区もあり、これらは議事運営の多様性として理解できる。
しかし、准允式や按手礼式の違いは、果たして多様性と言えるのだろうか。
具体的には、誓約時に、式文中の「…信仰告白、教憲・教規に従い(補教師)」、「…教会の規範とに従って(正教師)」を省くのである。
つまり、A教区では、「教憲・教規や規範に従う」と誓って教師の出発をし、B教区では、そういう誓約もなく歩み始めるのである。
勿論、現式文がこの文面通りに使用しなければならないわけではないことは承知している。
さらに、按手の時に「教師は前に」と告げて、按手を実施した教区もあった。
つまり、「教師」だけでは補教師も按手に加わる可能性があるのである。
按手を受けていない者が、按手に加わることは、意味のないことであるが、それ以上に、現在の教職制度に対する挑戦であり、破壊に繋がるのではないだろうか。
これらの現状は「多様性」とは言い難く、未受洗者陪餐問題と合わせ、「一つなる教会とは」を問いつつ教区総会を後にした…。
(教団総会副議長 小林 眞)

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