【4653号】「教会強化特別資金の充実」強調 東中国

第57回東中国教区総会は五月二六日~二七日、岡山教会で開催された。正議員九七名中六八名の出席によって成立し、開会礼拝を献げ共に聖餐に与った。
教区議長報告が丁寧に行われ、その中で、教区の課題として、まず「教会強化特別資金の充実」が強調された。
これは、いわゆる謝儀保障・互助、活動援助であり、この活動の理解の浸透化が訴えられた。また、議案としても取り上げられている人権問題特設委員会の常設化やセクシュアル・ハラスメント相談窓口の設置、さらに、これらを生かす中・長期宣教計画立案の必要性が掲げられた。教団に関する課題としては、教団の常議員会は「教会会議とは思え」ず、「『教憲・教規や信仰告白による一致』が、他を排除して自分たちの意思に基づいて運営している現状」だと批判し、特に「教師退任勧告決議」に関しては、「会議制を無視しているとしか思えない」としたが、これらについては見解を異にする議員からの質問が出た。
一日目の夕食後の時間は、議長報告でも取り上げられた「教会強化」の課題に関連して、二宮泰助、加藤吉利、宮川経宣の各氏が発題を行い、豊かな教区を目指すための課題と希望を共有した。
議案第一〇号「第三六回日本基督教団総会に『北村慈郎教師に対する退任勧告を取り下げ、全教団的に聖餐理解を深めるための取り組みを開始する件』の議案を提出する件」では、宮﨑議長が説明をし、常議員会の会議としてのあり方を批判して、まず聖餐の学びを始めるべきことを主張した。議場からも、退任勧告決議は多くの者にとって唐突であり不信感を抱かせた、だまし討ちだとする意見などの他、聖餐が重要な意味を持つならば軽々に変えるべきでない、教師は教憲・教規に従うことを誓約している、などの反対意見も出され議論となった。この議案審議の途中、内容的に重なる部分が多いということで、教団問安使山北宣久議長の挨拶を受け、主に教師退任勧告決議を巡る意見のやりとりが行われた。
議論は二日目、准允式が行われた朝の礼拝の後に、午前中いっぱい行われ、修正動議も出されたが否決され、この議案は原案通りに可決された。
この他、第36回教団総会に向けて、「『同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ』の人権問題を宣教の課題として取り組む件」、「『合同のとらえ直し』を自分のこととして聴き直し、再度合同関連議案を提出するために、合同記念の日を二月二五日に設置する件」を議案として提案する件が、それぞれ可決された。
教団総会議員選挙結果
【教職】宮川経宣(岡山信愛)、宮﨑達雄(倉敷)、宇野稔(倉敷水島)、指方信平(旭東)、川崎善三(米子錦町)、八束潤一(米子)
【信徒】土井しのぶ(高梁)、難波幸矢(光明園家族)、加藤吉利(鳥取)、谷野順子(倉敷水島)、河田直子(蕃山町)、松原慎一(米子)
(藤盛勇紀報)

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