【4686号】東海教区の試み 重い課題にも楽しく向かい合う

09年度の各教区総会を概観した時に、聖礼典執行を巡る議論や、教師への戒規適用を巡る議論が突出していた。事柄の重要性と深刻さを思えば、当然のことであろう。しかし、この議論に隠れるようにではあったかも知れないが、実は、各教区総会に共通して、最も頻度高く取り上げられていた議論ないし課題は、他の事柄であった。そのことは、各教区総会の後に開催された、第36総会期第2回常議員会に報告された教区報告を見れば明らかである。
教団新報紙上に、秋葉恭子編集委員の文責による一覧表が掲載された。課題の項目の「謝儀基準・制度の見直し」「互助関連」の項目を合わせれば重複も多く、沖縄教区を除く16教区中、計15件となる。これに、財政の見直しの項を加えると、計24件となる。
因みに、「伝道・宣教協力(教勢衰退を含む)」は、9件、これも合わせれば、実に計31件となる。
原因の分析とか、教団内に於いて必ずしも一致を見ることができない伝道論に触れずとも、全く客観的な事実として、伝道力衰退→財政危機→教職謝儀及び互助制度破綻の不安という構図が出来上がってしまう。
加えて、公的年金、教団年金についても、不安を拭えない。正に、教団諸教会の未来は、不安だらけなのだ。
少し古い話になってしまったが、8月3日(月)東海教区常置委員及び執行部の呼びかけに応えた有志が、〝ジャガ芋掘り〟を行った。場所は、通称「山本農場」の一分場。篠ノ井教会山本将信牧師個人の農場なのだが、タマネギやジャガ芋など、その収穫物は、しばしば教区に提供され、謝儀互助の一助となる。
収穫物は甲府市内の教区事務所などに運ばれ、そこから機会あるごとに教区諸教会に配られ販売される。どこの市場に出しても見劣りしない立派な作物が市価の半分、それ以下で提供される。
8月3日は前日までの雨が上がり猛暑となった。湿った土は重く、シャベルにこびりつく、最悪の条件下ではあったが、一同張り切って働いた。日頃の運動不足が暴露される機会でもあったが、みるみる積み上げられて行く芋の山を見れば、充実感が湧く。昼過ぎに始めて夕方まで、小さな子どもも含め延べ20人が汗を流し、約700キロの収穫を得た。かなりの部分が、キロ100円程度で、各教会に配られると言う。
銭湯(温泉)で汗を流した後は、篠ノ井教会の庭で、バーベキューパーティー、篠ノ井教会員で近々にお店を出す予定のプロが打った十割蕎麦もいただく。この人はそもそもは山本牧師の蕎麦打ちの弟子と聞いて驚いた。蕎麦粉は勿論、山本農場の産。他にも枝豆、とうもろこし、全部穫れ立て、その美味しいことと言ったら。
東海教区が必要とする謝儀互助資金額に比べたら、何程のことではないかも知れない。しかし、皆が一つの目的のために、汗を流して働くということ、しかも、それは悲痛なものではなく楽しいこと、そこに、大きな可能性が秘められているように感じた。美味しいものを食べながら、飲みながら、話題は当然ながら、建設的な方向に向いて行く。夢を語り、ちょっとほら話も混じり、伝道の幻が生まれ、育てられて行く。
山本牧師はじめ執行部有志は、次は是非米を作り現物支給したいと言う。篠ノ井で伝道の夢を見、幻を語る人々と楽しい交わりを与えられた。
(新報編集部報)

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