2009年9月4日と10月5日、スイス協約委員会と韓国協約委員会の合同による「三国間教会協議会」のための第1回と第2回実行委員会が、教団会議室で開催された。
実行委員に、両協約委員会の委員と事務局担当者に加えて、新しく荒川朋子氏(アジア学院副校長)、茨木公子氏(上尾合同教会信徒)、木村太郎氏(宇都宮教会牧師)を迎えることが承認された。
そもそも本実行委員会は、前総会期から続けられた合同委員会での協議を踏まえ、また教団三役・総幹事が出席可能な2010年7月に、東京での第3回三国間協議会の開催を目指して発足した。しかし第1回実行委員会の直後に、スイス側のパートナーであるスイス・プロテスタント教会連盟(SEK)およびスイス諸宣教団体の合同体であるミッション21から、非公式ながらも「日程的に不都合」との連絡が入った。対応を協議した結果、第2回実行委員会で、2011年7月の開催を目指して諸教会と再度調整を行うことになった。また総会期をまたぐことと関連して、現実行委員会のメンバー全員が協議会終了まで関わることを目指すことになった。
この間、9月中旬に韓国協約委員会がソウルを訪問し、韓国基督教長老会(PROK)、大韓イエス長老会(PCK)と並んで、過去の三国間協議会に参加していなかった基督教大韓監理会(KMC)から新しく参加同意を得られたことは喜ばしい。なお日本からは在日大韓基督教会を招く予定である。
総合主題として、「平和の絆 一つの体、一つの霊、一つの希望(エフェソ4章3〜4節)東アジアにおけるキリスト教会の責任とヴィジョン(仮)」が提案され、参加メンバーについても教会指導部と並んで、学識経験者や現場の諸活動を担う人々を加えたカンファレンス形式が望ましいことが確認され、またアジア学院見学を含む現地研修プログラムやオプション・プログラムについて協議した。これらの事項は今後、関係諸教会との緊密な連絡を通して、確定してゆくことが確認された。
(廣石望報)