第36総会期の第3回伝道委員会が9月28日(月)~29日(火)、初日は札幌教会、2日目は小樽聖十字教会において開催された。
開会礼拝では、竹井眞人委員が説教を担当した。相沢良一隠退教師(元・大島元村教会牧師)の召天が覚えられ、長年大島に留まり地域の信頼を得、『黒潮』の発行により全国諸教会を励まし、日本伝道に仕えた生涯が想起された。
初日の夕べには、北海道伝道の担い手である2人の牧師による発題を聞き、また、親しく懇談の時を持った。
榮英彦札幌教会担任教師は、「北海道におけるキリスト教幼児教育の一断面」と題し、受洗、召命、奄美大島伝道、説教者の苦悩、札幌における幼児教育等を通して、伝道者としての証しを語った。
福島恒雄隠退教師は「北海道基督教史と北拓伝」と題して、北海道基督教史に見る特徴に加えて、1954年の第7回教団総会にて決議された「北海道開拓伝道」以後、10年間に28教会が誕生した経緯や事情について発題した。大変に貴重な発題であった。
今回の委員会で扱われた内容は以下のものである。
◎2009年度前期分貸出金申請に関する件では、土気あすみが丘教会(東京教区千葉支区)からの申請(1千万円)を受理して承認した。
◎来年2月22日(月)~23日(火)アジア学院で開催する第7回「農」に関する協議会、来年6月28日(月)~29日(火)仙台で開催する伝道委員長会議の準備を進めた。
◎『信徒の友』『こころの友』について、担当委員2名から報告を受け、編集方針の必要性について編集委員会に要請することになった。
◎伝道委員会の活動が全国諸教会の伝道に資するものとなるために、伝道に関するアンケートの実施と情報発信が立案されている。
2日目の会場の小樽聖十字教会は、2007年度開拓伝道援助資金の被援助教会である。小栗昭夫牧師より教会の歴史と会堂建築の証しを聞いた後、新会堂にて山岡創委員の奨励で祈祷会を開催した。教会員の方々と祈りを合わせる恵みの時が与えられ感謝であった。
(岩田昌路報)