インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
newaccount

【4953号】事務局報

2021年7月17日

逝去

上野光隆(隠退教師)

21年6月13日逝去、104歳。宮城県生まれ。46年同志社大学卒業。47年より京都、南大阪、今治、南大阪教会を牧会し、87年隠退。遺族は息・上野光歩さん。

齋藤正彦(隠退教師)

21年6月3日逝去、95歳。山口県生まれ。52年日本基督教神学専門学校卒業。同年より福岡中部教会を牧会し、福岡女学院、活水学院、女子学院に務め、芝、福岡中部教会を経て、11年隠退。遺族は息・齋藤義彦さん。

深澤 馨(隠退教師)

21年6月4日逝去、80歳。東京都生まれ。65年日本聖書神学校卒業。同年より広島東部、下松愛隣、廿日市、ひばりが丘、谷村教会を牧会し、18年隠退。遺族は妻・深澤益枝さん。

信徒伝道者異動

東梅田  就 鄭 詩温

お詫び・訂正

教団新報4952号3面、事務局報欄、伝道所通信先・甲西「1709」を「709」にお詫びして訂正いたします。

感染対策を施して実施、四役一新

第108回東海教区総会が5月25日から26日、池の平ホテル(長野県北佐久郡立科町)にて開催された。感染予防対策を実施した上で行われた開会礼拝では、宮本義弘議長による説教「務めを果たす」(二テモテ4・1〜5)が語られ、聖餐式が執行された。開会時出席議員は総議員数204名中91名。

議長報告において宮本議長は「東海教区五カ年計画」の最終年であったことに触れ、「疫病下にあって多くの集会が中止となり、主題の展開が不十分な一年であったことは否めない。しかし、5年間の歩みを通して、私たちは御言葉に聞く姿勢が整えられたという大きな成果を与えられた。折しも日本基督教団全体が疫病によって信仰が揺さぶられる中、東海教区では御言葉の響きの中に歩むことができたことを感謝している」と述べた。また、五カ年計画を踏まえ、特に終末論的な視点が現代において重要であることを考慮し、2021年度主題を「『終わり』に向かう教会」とすることを示した。

二日間にわたる議事では、特に伝道委員長を含む四役選挙および常置委員選挙、准允式執行の件、教会設立の件が扱われた。

四役選挙では、四役ともに多選禁止条項に触れるため、四役が一新された。この四役および新しく選出された常置委員によって「東海教区五カ年計画」後の教区形成が担われることになる。

准允式執行の件については4名の准允式執行が可決され、二日目の朝に執り行われた。

また、この総会には「八ヶ岳教会設立に関する件」が議案として提案され、可決された。可決後、疫病下にあっても神のくすしき御業がなされたことを感謝し、祈祷がささげられた。

四役選挙結果

【議長】宇田真(岩村田)

【副議長】柳谷知之(松本)

【書記】新里正英(三島)

【伝道委員長】宍戸俊介(愛宕町)

常置委員選挙結果

【教職】石井佑二(遠州)、高橋爾(清水)、兵藤辰也(中遠)、宮本義弘(沼津)

【信徒】土屋芳子(長野県町)、稲松義人(遠州栄光)、新庄田鶴子(静岡草深)、山室設子(沼津大岡)

(新里正英報)

東日本大震災を経て、聖書を読み進めて行く中で、アモス書が「あの地震の二年前に、イスラエルについて示されたもの」(1・1)と語り始めていることに興味が湧いた。アモス書は何故、預言を地震と結び付けて記すのだろう。▼アッシリアに滅ぼされる前の最後の繁栄を享受していた北王国では、文明の爛熟期にあって、不正と偶像がはびこっていた。そのような中でアモスは、山々を造り、風を創造した神は、「地の聖なる高台を踏み越えられる」(4・13)方であると語った。しかし、偶像を凌駕する天地の創り主を示す言葉は民に届かず、アモスは活動を阻まれて行く。▼人間が偶像を拝む時、それが刻んだ像であると気づいていることは稀だ。むしろ、真の神を拝んでいると信じて疑わないで偶像礼拝に陥る。そこに、御言葉を聞き立ち返ることの難しさがある。アモス書は、高台のある地が揺るがされる経験を、人々が預言と真剣に向き合うきっかけになり得るものと受け止めたのではないだろうか。▼東日本大震災10年を迎えた。引き続き復興に向け祈りを合わせると共に、自らの中にある不正と偶像に向き合い、主に立ち返る時としたい。

蒔かれた種はいつか芽を出す

佐竹 昱子さん

草加教会員、関東教区宣教部委員、埼玉地区社会委員会会計

心は貧しさや困難の中にある人と共に。それが昱子さんの人生だ。

今では高層ビルの立ち並ぶ川崎市武蔵小杉で終戦の年に生まれ、復興期の貧しさ中で育った。父は町工場の主人で、仕事を手伝うと掛け算を教えてくれた。屑やボロを求めてやってきた外国出身の方々に、優しく対等に接する姿が印象的だった。

中学では学校の体育館でドキュメンタリー映画を見た。「蟻の町のマリア」…神父の呼びかけを耳にし、山谷クズ屋部落で人々と生活を共にするに至った若きクリスチャン女性、北原怜子の姿に接し、自らのありようを恥じた。

私立で初めて短大から大学に改組された聖路加看護大学に1期生として入学。卒業後は隣の聖路加国際病院へ。当時病院は看護師の労働環境を巡って揺れていた。大卒看護師と贔屓される立場を捨て、仕事を教えてくれた先輩看護師らと共に、改善を求めて虐げられる道を選んだ。定年までを無役で通し、患者と向き合った。モーセのようだ。

見えない方の力に支えられ、身籠っても仕事を辞めずに産休をとる同病院で最初の看護師になった。眼科勤務だった1995年春の朝、視界が暗くなった患者が次々と運ばれてきた。地下鉄サリン事件の被害者だった。病室兼用に設計されたチャペルは患者で溢れ、時代遅れの点滴スタンドが重宝した。病院のサークル活動では復興を目指すカンボジアに数回足を運んで奉仕した。

高校生の頃はカトリック教会に通った。20年以上教会から足が遠のいていたが、三浦文学に親しんだ夫、貞昭さんの提案で草加教会に足を運び、二人で受洗。神様は蒔かれた種を必ず芽生えさせて下さる。今は毎朝二人で聖書を読む。困難の中にある人を覚えては祈りの手を休めない。

 

6月10日、第5回委員会がズームを用いて開催された。協議では、主に「障がい」を考える全国交流会について話し合った。

新型コロナウイルス感染症拡大により教会を取り巻く状況が一変し、2020年10月に開催予定だった「第7回全国交流会」が中止となった。今年は、昨年よりも新型コロナウイルスが拡大し、変異株も出現しているが、教会がオンラインでの会議や研修に慣れてきたこともあり、オンラインでの全国交流会開催の可能性を検討した。本来、全国交流会は、研修と交流の2本柱であるが、研修の部を中心に置くなら、オンラインでも可能であるとの見通しが立ち、全国交流会開催を決定した。以下の事柄について確認した。

講師は津田望氏(社会福祉法人のゆり会理事長)。主題は「大人の発達障害の理解と対応」。日時は2021年10月4日(月)13時30分〜17時。原則ズームでの参加をお願いする。ただし、サポートが必要な方にもできるだけ希望に沿うよう、教団会議室での参加にも対処する。参加費は無料。案内は2021年6月下旬、各教区事務所に発送する。日本基督教団ホームページにも、案内を掲載する。

次回の委員会は、全国交流会後に行う。

(徳田宣義報)

 

「障がい」を考える小委員会よりのお知らせ

昨年10月中止となった第7回「障がい」を考える全国交流会は、10月4日(月)、オンライン講演会に変更して実施いたします。主題は「大人の発達障害の理解と対応」。詳しくは委員会記事をご覧下さい。

委員長 竹村眞知子

PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2025
The United Church of Christ in Japan