大勢が一度に集まれずに、教区総会で委員会の活動方針を説明させてもらいたいと願いながらもかなわなかった。そのような中で8月19日にズームによる第3回合同委員会を招集し、委員、職責陪席の全員が参加して開催された。
昨年12月号『信徒の友』への活動方針、祈りに覚え献金をささげる教会・伝道所の紹介が始まり、9月号で参加教区の紹介が一巡する節目の委員会だった。この活動がどれだけの教会員に知れ渡っているかの反省に立っての委員会だった。
「共に祈ろう」、「共に伝えよう」、「共に献げよう」を合言葉とする伝道推進基本方針が常議員会で承認され、活動が開始された。献金は海外のアメリカ合衆国長老教会(PCUSA)からの200万円余を含めて242口、460万円に達した。感謝である。
予測がつかないコロナ禍は、不安と不便さをつのらせるが、そうであればこそ、一致して、これに立ち向かわなくてはならない。合同委員会の合意は、必要な変更や改訂には柔軟に対応することで一致している。共に考え、実践して行きたい。
『信徒の友』掲載は経費の点から再検討することになり、「教団新報」「教団ホームページ」に担ってもらうことを考えた。新報でホームページへの接続と記載内容を紹介し、多くの方々にホームページを通して、お知らせや情報を共有してもらいたいと願っている。
戸惑いがちな4つの献金受け入れ窓口も、全国伝道推進献金口座に一本化する。献金報告もホームページに掲載できればと願っている。
第4回の合同委員会が10月1日に開催され、教団議長、事務局、担当委員長が『信徒の友』担当者と協議し、カラー4頁をモノクロ2頁に圧縮し、経費を4分の1にする案が採択され常議員会に提案することになった。立ち止まることなく、活動を前進させたいと願っている。なによりも祈りによって一つになることができるように。
(岸 俊彦報)
泣き叫ぶ者と共に生きた牧者
うふざと伝道所牧師・(社)さふらん会理事長 島 しづ子
戸田伊助牧師(1925年、会津高田生)が8月27日敗血症にて95歳で逝去されました。2009年から入所したシルバーホーム「まきば」の施設長、小田部正一教師の司式により8月29日葬儀が行われました。
熊本坪井教会、蕃山町教会を経て、名古屋教会で1963年から2002年まで39年間伝道牧会の後、隠退。その間1971年から1973年11月まで中部教区総会議長、1973年から1978年まで3期6年教団総会議長を歴任。中部教区に「障がい者と教会」委員会の創設を発議して実現。1970年代、名古屋教会幼稚園で知的障がいのある子どもたちとの関わりが生まれ、「共に生きる会」が発足。養護学校卒業後も「名古屋教会の作業所に通いたい」との親子の祈りに応えて、1983年、無認可の「さふらん生活学園」を創設。社会福祉法人となった「さふらん会」は現在、知的障がい者の地域生活に必要な事業を行っています。1997年、シルバーホーム「まきば」創設。「まきば」は礼拝やプログラムも多彩で信頼される事業を行っています。
いずれの事業を始める際も異論が多い中、協力者に恵まれて実現させました。夢見る牧師とその志に賛同した方々のご奉仕の業を思います。後に続く人々のために荒れ野を耕し続けてくださいました。その働きに感謝でいっぱいです。
ご遺族はお連れ合いの戸田澄子さん。ご遺族の上に主の慰めをお祈りします。
関東教区
教会負担金10%減額
第70回関東教区総会が8月31日締め切りの書面決議において開催された。
当初、教区総会の開催は5月27・28日の日程を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、先ず4月24日締め切りで、第69総会期議員に対して、①第70回関東教区総会の延長、②2020年度春季准允式の執行、③2020年度教区教会負担金割賦案・予算案に関する件、④2020年度教区教会負担金減額に関する件、⑤2020年度ナルドの壺献金推進に関する件につき書面決議を行い、258名中210名の行使権の執行によって、それぞれ賛成多数で可決された。
これにより准允式が6月4日常置委員会(大宮教会)、6月13日臨時常任常置委員会(新潟教会)で、県をまたいでの移動を避け、2か所に分かれて滞りなく行われた。
教会負担金の10%減額を新型コロナ禍対策として実施し、また教師謝儀互助も実行した。
6月常置委員会において、延期した教区総会を9月に開催することで調整したが、感染拡大がおさまらず、8月常任常置委員会、ならびに持ちまわりの常置委員会において、書面決議で教区総会を行うこととした。ただし、法定議案を中心に議案を準備し、十分な議論を必要とする議案は上程することを見送った。
書面決議を行い、271名中177名の行使を受けて、2019年度教区諸報告、2019年度一般会計決算承認、教団総会議員選挙(任期の延長)、2020年度関東教区活動方針、2020年度教区歳入歳出予算案承認、日本基督教団教会設立(群馬町伝道所)、日本基督教団教会解散(西上尾教会)など、上程された全ての議案が賛成多数で可決された。この結果を9月常置委員会において確定し、各教会・伝道所に通知した。
新しい教会の誕生を、また教会の解散を、共に集い祈りをもってなすことができなかったことは大変に残念であった。
なお、教団総会議員(信徒)の任期延長に際し、議員資格の喪失により、大熊眞弓、中松聖美、玉井幸治、各員に代わり、横坂幸子(新潟)、和田献一(氏家)、稲正樹(所沢みくに)が補充された。
(小池正造報)
兵庫教区
教区三役、常置委員、教団総会議員、任期延長
新型コロナウイルスの感染が拡大している状況下、4月常置委員会で5月開催予定の定期総会についてどのようにするかを協議した。そしてとりあえず延期とし、新たな開催時期や暫定の教区活動、そして准允・按手の執行について常置委員会に付託してもらうことを、書面で前総会期の議員に諮ることとした。
その提案が出席者(返信票)全員の賛成で可決されたことを受けて、常置委員会では教区総会開催に向けて協議を重ねたが、やはり一堂に会しての開催は困難であると判断せざるを得ず、第74回/「合同」後51回日本基督教団兵庫教区定期総会、第8回兵庫教区クリスチャン・センター定期総会を書面での開催とすることとした。
開催日は8月18日、議決権行使書の集計日を9月1日とした。
互助制度の改定や、教団総会に向けての教区総会提案議案など、常置委員会として準備していた議案もあるが、それらについては、きちんと対面での議論をすべきであるとの判断から、次年度総会で提案することとした。
従って今総会では、活動報告、決算・予算等の法定議案と、宣教資金や教区間宣教連帯金等、財政の執行に関わる準法定議案、そして三役・常置委員をはじめ、各部や常設・特設委員などの教区執行体制、および教団総会議員の選挙を行なわず、その任期をそれぞれ一年延長するというものに限って諮ることとなった。選挙についても、やはり対面での所信表明があってなされるのが望ましいとの判断ゆえである。
集計作業は常置委員会の責任のもと、三役が行ない、出席者(返信票)の過半数ないし、執行体制の任期延長等、通常の規定の適用を停止する議案については3分の2以上の賛成で、すべての議案が承認・可決された。
なお、教団総会議員(教職)の任期延長に際し、古澤啓太、大仁田拓朗、各員に代わり、竹内富久恵(神戸愛生)、上原智加子(須磨月見山)が補充された。
(森 なお報)
神奈川教区
北村教師免職撤回を求める議案等可決
8月29日、日本基督教団神奈川教区の第144回総会が、清水ヶ丘教会を会場として開催された。本来、6月27日に開催予定であったものが、新型コロナウイルスの感染拡大という状況の下で延期されていたのである。
未だに感染が終息しているわけではないので、会場教会と十分な打ち合わせを行ったうえで、感染防止を最大限に図りつつの開催であった。議長は開催に当たって8項目に分けて感染防止のための対策を挙げた。開会礼拝は行わず、開会祈祷にて開催する、讃美歌は飛沫拡散防止のため、歌わない、会場での食事は禁止、12時半になったら、たとえ、審議途中でも終了する、等々である(詳しいことについて、教区にお問い合わせください)。議案審議に関わることでは、財務審査、報告審査を会期中には行わず、常置委員会付託としたことである。また、総会議員には、検温の徹底等を、お願いした。
そのような制限下ではあったが、全総会議員230名中、107名(定足数77名)の出席(開会時)を得て、すべての議案について、審議が滞りなく行えたことは、まことに感謝であった。
補教師の准允執行に関しては、桐藤飛鳥氏(青山学院横浜英和小学校教務教師)、石田幸子氏(田園都筑教会就任予定)の准允式を決議の上、執行した。2019年度教務報告、委員会報告、決算報告、監査報告、については、決議の上、常置委員会付託とした。各種委員の選任についてはほぼ原案通り、教区運営細則第4条第18条2(婦人委員の選出)については、原案通り可決、そして、前総会から持ち越していた「北村慈郎教師の免職を無効とし、免職撤回を求める件」及び「教団内に聖餐のありかたについて慎重かつ十分な議論をする場を設置する件」については、議論の末、可決した。
(三宅宣幸報)
逝去
笹田 実(無任所教師)
20年5月28日逝去、86歳。兵庫県生まれ。58年同志社大学大学院卒業。同年より小俣、奈井江中部、八軒教会を牧会。遺族は息・笹田義生さん。
三輪愛博(無任所教師)
20年7月21日逝去、71歳。三重県生まれ。81年ベルリン神学大学卒業。82年より牧ノ原やまばと学園に務め、榛原教会を牧会。遺族は妻・Mar-garete Miwaさん。
横田満朗(無任所教師)
20年8月18日逝去、85歳。群馬県生まれ。65年同志社大学卒業。同年より能登川、沼田、四條町、矢板教会を牧会し11年隠退、16年復帰し、矢板教会を牧会。遺族は息・横田眞人さん。
大園陸郎(隠退教師)
20年8月22日逝去、93歳。福岡県生まれ。57年日本聖書神学校卒業。同年より池袋西、倶知安、小樽聖十字、小倉東篠崎教会を牧会し、99年隠退。遺族は妻・大園ユキさん。
倉橋 崇(隠退教師)
20年8月23日逝去、88歳。兵庫県生まれ。96年准允、同年より大町、上総大原教会を牧会し、14年隠退。遺族は妻・倉橋千代子さん。
東海林勤(隠退教師)
20年8月25日逝去、88歳。神奈川県生まれ。62年東京神学大学大学院卒業。同年より鳥居坂、豊島岡教会を牧会し、日本基督教協議会、農村伝道神学校に務め、稲城教会を牧会し、03年隠退。遺族は娘・東海林悦子さん。
戸田伊助(隠退教師)
20年8月27日逝去、95歳。福島県生まれ。51年日本基督教神学専門学校卒業。同年より熊本坪井、蕃山町、名古屋教会を牧会し、02年隠退。遺族は妻・戸田澄子さん。
向井憘夫(隠退教師)
20年8月28日逝去、87歳。東京都生まれ。58年関西学院大学大学院卒業。同年より大阪大道、大阪津田、交野、宇部、山崎、宝塚福井、住吉川教会を牧会し、96年隠退。遺族は妻・向井武子さん。
野村忠規(隠退教師)
20年9月3日逝去、79歳。東京都生まれ。66年東京神学大学大学院卒業。同年より柿ノ木坂、荘内、塩釜東、松山城東、東松山教会を牧会し、19年隠退。遺族は妻・野村信子さん。
吉岡 繁(隠退教師)
20年9月27日逝去、86歳。熊本県生まれ。89年准允、91年受按。同年より愛北教会を牧会し、04年隠退。遺族は妻・吉岡満智子さん。
笠井政子(隠退教師)
20年9月8日逝去、105歳。カリフォルニア州フレスノ生まれ。36年青山学院大学卒業。47年より池之上、頌栄教会を牧会し、83年隠退。遺族は息・笠井献一さん。
人見 榮(隠退教師)
20年9月9日逝去、98歳。岡山県生まれ。47年日本基督教女子神学専門学校卒業。同年より茶屋町復活、妹尾、港、港復活、大阪城北、港復活、西九条教会を牧会し、96年隠退。遺族は甥・栗田近さん。
今村博至(隠退教師)
20年9月15日逝去、89歳。石川県生まれ。63年農村伝道神学校卒業。同年より周船寺、八代、筑後小郡、八代教会を牧会し、09年隠退。遺族は子・今村道夫・橋本かおり・今村正夫さん。
大久保照(隠退教師)
20年9月16日逝去、84歳。東京都生まれ。65年東京神学大学大学院卒業。同年より牛込払方町、富山総曲輪、牛込払方町、横須賀小川町教会を牧会し、08年隠退。遺族は妻・大久保康江さん。
髙塚 勝(隠退教師)
20年9月19日逝去、90歳。静岡県生まれ。55年同志社大学大学院卒業。同年より霊南坂、玉島、寄島、倉敷水島、宇治、霊南坂教会を牧会し、98年隠退。遺族は息・髙塚純さん。
教師異動
見附 辞(担)矢吹一夫
なか 就(代)中村 清
田園都筑就(担)石田幸子
青山学院横浜英和小学校
就(教)桐藤飛鳥
二宮 辞(主)山口政隆
〃 就(代)金子信一
和戸 就(代)最上光宏
石橋 辞(代)金 鍾圭
多良見 辞(代)長谷川渉
〃 就(代)神田道隆
与那原 辞(主)外崎 孝
〃 就(代)具志堅篤
女子学院中高
辞(教)箕口窓香
教師隠退
的場惠美子、矢吹一夫
隠退より復帰
田中ケイ子、最上光宏
教師復職
仲程愛美
教師休職
山森風花
教会設立
群馬町(伝道所より)
教会解散
西上尾
教会所在地名変更
紀伊長島 〒519−3204 三重県北牟婁郡紀北町東長島2484−1
秋南 〒013−0049 横手市駅西2−7−13
伝道所所在地変更
安曇川 〒520−1221高島市安曇川町青柳705−1
埼玉中国語 〒337−0042 さいたま市見沼区南中野788−29 伊与田方
生駒 〒630−0262 生駒市緑ヶ丘1457−7
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