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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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ルカによる福音書22・39〜53

2019年4月14日

22:39イエスがそこを出て、いつものようにオリーブ山に行かれると、弟子たちも従った。

22:40いつもの場所に来ると、イエスは弟子たちに、「誘惑に陥らないように祈りなさい」と言われた。

22:41そして自分は、石を投げて届くほどの所に離れ、ひざまずいてこう祈られた。

22:42「父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、御心のままに行ってください。」〔

22:43すると、天使が天から現れて、イエスを力づけた。

22:44イエスは苦しみもだえ、いよいよ切に祈られた。汗が血の滴るように地面に落ちた。〕

22:45イエスが祈り終わって立ち上がり、弟子たちのところに戻って御覧になると、彼らは悲しみの果てに眠り込んでいた。

22:46イエスは言われた。「なぜ眠っているのか。誘惑に陥らぬよう、起きて祈っていなさい。」

22:47イエスがまだ話しておられると、群衆が現れ、十二人の一人でユダという者が先頭に立って、イエスに接吻をしようと近づいた。

22:48イエスは、「ユダ、あなたは接吻で人の子を裏切るのか」と言われた。

22:49イエスの周りにいた人々は事の成り行きを見て取り、「主よ、剣で切りつけましょうか」と言った。

22:50そのうちのある者が大祭司の手下に打ちかかって、その右の耳を切り落とした。

22:51そこでイエスは、「やめなさい。もうそれでよい」と言い、その耳に触れていやされた。

22:52それからイエスは、押し寄せて来た祭司長、神殿守衛長、長老たちに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってやって来たのか。

22:53わたしは毎日、神殿の境内で一緒にいたのに、あなたたちはわたしに手を下さなかった。だが、今はあなたたちの時で、闇が力を振るっている。」

2019年4月13日

揺り動かされるただ中で

木村太郎(宇都宮教会牧師)

それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たちに教え始められた。しかも、そのことをはっきりとお話しになった。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペトロを叱って言われた。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」《マルコによる福音書8章31〜33節》

東日本大震災から8年−揺り動かされた信仰

 救い主イエス・キリストのご受難を覚える時を過ごしています。

 キリストは、ご自身の受難と復活をはっきりと予告されました。「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている」と弟子たちに教えられたのです(マルコ8・31)。

 このキリストの言葉は、ぺトロを動揺させ、信仰を大きく揺り動かしました。人間的な思いに支配されてしまったペトロは、キリストを「わきへお連れして、いさめ始めた」のでありました(8・32)。

 この時のペトロは、キリストの受難と死の予告の言葉に圧倒され、キリストが復活の希望をも語ってくださったことに心を注ぐことができませんでした。

 8年前の東日本大震災において、宇都宮教会の会堂は震度6強という地震によって激しく揺り動かされました。築50年を超える会堂の天井や壁の漆喰が剥がれ落ち、雷の落ちるような音が響き渡りました。

 しかし、動かされたのは会堂だけではありませんでした。新会堂建築の決断を与えられ、具体的に計画を進めていく中で、教会全体が信仰的に大きく揺り動かされました。そのきっかけは、礼拝堂の中に十字架を掲げるか掲げないかの議論でした。

 「礼拝堂に信仰の象徴である十字架はあって当然」という意見、「十字架は一つの偶像なのではないか」という意見、「礼拝堂に十字架がなければ伝道できない」という意見など、実に様々な意見がぶつかり合いました。

 真剣な協議を積み重ねた結果、長老会ならびに建築委員会において、見えない御言葉、すなわち語られる御言葉である説教と、見える御言葉である聖餐を中心に礼拝をささげるために、十字架を掲げないことを決めました。見えるものとしては、説教壇と聖餐卓で十分であるということでした。そして、礼拝堂に十字架を掲げない新教会堂ができました。

 しかし、その議論は献堂後も続いていくことになりました。新会堂が与えられた教会の中には、喜びと感謝の思いと共に、何とも言えない一種の緊張感が漂いました。このことを通して痛みを背負われた方々もおられました。私自身も深く悩み、悶々とした日々が続きました。

信仰の要の再発見

 しかしある時、こうおっしゃった方がおられました。「先生、礼拝堂に十字架がないということは、イエスさまが死に勝利してくださったということですよね。毎週、礼拝堂の扉を開けて、そこに十字架がないということは、イエスさまが十字架の死で終わることなく、その死からよみがえられたという希望が、信じる私たちに確かに与えられているということですよね」。

 私はこの言葉にハッとさせられました。そして、マルコによる福音書の御言葉を思い起こしました。婦人たちが、キリストの納められた墓の中に入った時のことです。白い長い衣を着た若者が言うのです。「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレのイエスを捜しているが、あの方は復活なさって、ここにはおられない」(16・6)。

 この御言葉において、ここに「おられない」、ここに「ない」ということが、失望ではなく希望を指し示しているのです。目の前に「ある」ということにではなく、「ない」という現実の中に真理が隠されているのです。

 そうであるならば、礼拝堂に十字架がないということは、何か特異なことではなく、むしろ、キリストの復活を信じる信仰に堅く立つという教会の信仰の要を象徴するものであるのです。

 震災は、教会の歴史の中で一番深刻な苦難の時でありました。しかし神は、その苦難とそこからの会堂再建を通して、キリストの復活の恵みに立つ群れになることへと導いてくださいました。まさに「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」のです(ローマ5・3〜4)。新しく教会を形成していく確固たる道筋が与えられました。

主の業に励む

 使徒パウロは、コリントの信徒への手紙一の中で、キリストの復活、そして死者の復活について次のように締めくくります。「わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです」(15・58)。

 パウロはここで、復活の「主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを知っているはず」だと言います。「知りなさい」という勧告ではありません。パウロは、何か新しいことを伝えているのではなく、「あなたがたは知っているはずだ」と言い、繰り返し立ち帰るべき信仰の要を思い起こさせようとしているのです。

 キリストの十字架の苦難と死に対する勝利にこそ、私たちが揺り動かされないように堅く立ち続けるための赦しの恵みの源があり、福音の恵みを宣べ伝えるという主の業に励むための希望があるのです。私たちはそのことを恵みとして知らされています。

 キリストは、「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺される」とおっしゃいました。しかし同時に、「三日の後に復活することになっている」ともお語りくださったのです。

 キリストのご受難を覚えるこの時、私たちは、その先に確かに備えられている復活という勝利の希望をも知らされています。

 そのことを信じ続けることによって、どのようなことに直面しようとも、主の業に励む労苦が無駄になることは決してないのです。

 第1回信仰職制委員会が、3月4日に担当幹事の同席のもと、教団会議室にて開催された。委員の構成は、武田真治(招集者)、岩田昌路、小池磨理子、小泉健、田村博、服部修、松井睦の計7名である。委員会では、最初に今期委員会の組織について協議され、委員長に武田真治、書記に田村博を選任した。

 次に、信仰職制委員会の任務について秋山徹総幹事より説明があった。

 続いて、前期委員会よりの申し送り事項(①「礼拝指針」について、②各教区における「准允」「按手」実施状況等について、③教規・諸規則の問題点、など)を確認した。

 その後、次の2件の諮問について協議した。

 第一は、東京教区総会議長・岸俊彦氏からの次の諮問である。「教規第129条の規定による教師退任申請についてお尋ねします。教団の信徒に戻ることを理由に教師退任は認められるべきでしょうか。認められる場合、補教師または正教師が退任して教団の教会に留まる場合の身分は信徒となるのでしょうか」。

 これについての答申は、「教団の信徒に戻ることを理由には、教師退任は認められません。しかし、召命感の喪失が理由であれば、教師の退任は認められます。その場合の身分は『退任した教師』となります。」である。

 第二は、関東教区常置委員会、および関東教区総会議長東野尚志氏からの諮問「阿部洋治教師の正教師登録について」であり、協議の結果、継続審議とした。(田村 博報)

 第41総会期第1回世界宣教委員会が、3月8日に教団会議室で開催された。今総会期委員は西之園路子(委員長)、近藤誠(書記)、朴憲郁、小海光、ロバート・ウィットマー、宮本和武、ウェイン・ジャンセンの7名。当委員会では、各国に派遣されている宣教師の状況を確認し、遣わされた教会や地域の宣教課題や宣教師家族の安否などの共有に努めている。また限られた予算内ではあるが、語学習得や医療のための経費、緊急費などを補助している。

 今回は特に、パラグアイ・ピラポ自由メソジスト酒井兄姉記念教会に遣わされていた知花スガ子宣教師が退任帰国し、新会堂建築(3月完成予定)を含めた豊かな宣教報告を受けた。続いて後任として立てられた江原有輝子教師の面接を行い、活動方針や支援会などを確認、承認した。宣教師の活動は時に困難を極め、心や体に重大な影響を及ぼすこともあるが、得難い喜びや恵みを与えられることを信じて歩むように祈りを合わせた。3月10日に阿佐ヶ谷教会で派遣式が持たれた。

 また当委員会の働きとして、関係各国で開催される協議会やフォーラム、総会などへの委員及び担当職員の派遣されており、逆に各国から来日する方々の窓口ともなっている。このような具体的な往来を通して、教団間の宣教協約だけでなく、様々な青年派遣プログラムなどが実現しており、継続的な交流と顔の見える関係構築が可能な青年の育成を目指している。関連組織としては、協約委員会、宣教師人事・支援委員会、国際関係委員会があり委員を選任した。

 当委員会は、世界宣教の日献金だけでなく、海外の関係教会からの献金も取り扱っている。詳細な報告は、委員会発行の「共に仕えるために」や、フェイスブック(日本基督教団世界宣教委員会で検索)を見てもらいたい。特に派遣宣教師の方々の働きを祈りに覚えてもらえればと切に願う。(近藤 誠報)

 第41総会期第1回予算決算委員会は3月8日、教団会議室で行われた。今期の委員並びに委員会組織は次の通り。委員長・宇田真、書記・中村公一、國吉常喜興、高花富夫、田口博之、田村毅朗、丸山玲子。常任委員には委員長と書記が職責上選ばれ、高花委員を互選した。

 はじめに秋山徹総幹事より主に次の報告があった。2020年には教団財政が行き詰まるとの第39総会期予算決算委員会における見通しを受け、第40総会期常議員会で「教団伝道推進基本方針」を策定した。第41総会期の教団伝道対策検討委員会では、同方針を具体的に展開するため「教団伝道推進基本方針展開検討小委員会」並びに「教団機構改定検討小委員会」を設置した。また「牧会者とその家族のための相談室」相談電話を開始した。

 次に大三島義孝財務幹事より、2018年度は約3億円の事業活動収入に対して、収支差額約1千万円赤字の見通しであることが報告された。

 諸報告の後、2018年度第1次補正予算案に関する件を取り扱った。経常会計の事業活動収入は、海外教会からの献金300万円を加え、合計3億1433万2000円。支出は教団特別財産に関わる解体工事費や事務局アルバイト増員配置に伴う費用、更に海外被災地への見舞い金300万円等、合計3億2599万9000円。1166万7000円の支出増を確認し補正予算を決定した。

 なお海外への災害見舞い金として新項目の設定を検討したが、事務局規定細則の総幹事職務権限を踏まえ、渉外費に初動救援のための「緊急救援費」を小項目として新たに設定し処理することとした。

 次に今期の予定について検討し、全国財務委員長会議を2019年9月26〜27日に行うことした。

 また今後の教団財政の見通しについて協議したが、予算決算委員会としては教団伝道推進基本方針「祈祷運動、信徒運動、献金運動」の重要性を理解しつつ、現在の財政状況を鑑み「節約・倹約」を各委員会等に提言していくこととした。(中村公一報)

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