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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4848号】♦統一原理問題全国連絡会♦被害者・家族支援のため十分な情報交換を

2016年10月1日

 教団統一原理問題全国連絡会(代表世話人・米倉美佐男宣教委員長)は、9月1日、ホテル椿館(松山・道後)を会場に日韓教会連合統一協会問題対策セミナーを開催した。教団外では大韓イエス教長老会(PCK)より11名、日本バプテスト連盟、カトリック中央協議会、在日大韓基督教会、カトリック高松教区より参加があった。全51名。

 米倉委員長およびチェ・ソンガンPCK異端似以非委員長による開会挨拶の後、卓志雄氏(日本聖公会司祭、日本聖公会宣教主査)が「日本と韓国におけるカルト対処の方法論を考える」と題し講演した。講師は、多くの「キリスト教系」カルト団体が韓国発祥であることを挙げ、韓国教会が健全でないことの裏書と評し、これら問題への対策に責任を持つべきだと主張した。また、韓国教会が取ってきた方策として該当団体を神学的に異端と断罪し一線を画してきたのに対し、日本側は被害者の家族に関わることから問題の解決へと向かう方策であったことを紹介、韓日双方が情報を交換する必要性を説いた。

 第2講演は、卓志一氏(釜山長神大学校教授、月刊現代宗教理事長兼編集長)が「最近における韓国の異端の動向と方法論的アプローチ案」を述べた。スティーブン・ハッサンによる研究を紹介し、マインドコントロールから抜けた後の被害者へのケアが重要と指摘した。また、異端情報は正確でなければ逆攻勢の機会を与えかねないため、韓日間で情報を交換し被害者を中心に協力することが必要、とした。

 第3講演は、根田祥一氏(クリスチャン新聞編集顧問)が「クリスチャントゥデイ(CT)の真相」と題し、東京地裁判決(2013・11・13)ほか典拠を示してCTの問題点を指摘した。

 2日は会場を松山城東教会に移し、各教区からの報告を受けた。また、3人のパネラーから事例の紹介を受け共有した。

作田和夫氏(隠退教師)
 16年5月28日逝去、84歳。北海道生まれ。63年日本聖書神学校卒業。同年より郡中教会を牧会し12年に隠退。
 遺族は妻・作田英子さん。

 

石川守正氏(隠退教師)
 16年8月30日逝去、87歳。東京都生まれ。57年東京聖書学校卒業。同年より下総旭町、小見川、山梨八代、石和教会を経て05年隠退。
 遺族は息・石川健治さん。

 台湾基督長老教会(以下PCT)と日本基督教団(以下教団)の教会協議会が8月22日から25日まで台湾で行われた。今回で15回を数える協議会は2年に一度、台湾と日本で交互に開催されており、今回は台湾南部の關子嶺で「共にキリストに倣い、へりくだって神に仕えるしもべとなる」(ミカ書6章8節、コリントの信徒への手紙一11章1節)をテーマに開催された。教団からの参加者22名を含めて合計49名で、開会・閉会礼拝、2回の朝の祈り、6回のセッションを持ち、共同声明が発表された。

 両教会・教団の三役、総幹事、担当幹事、だけでなく、教区から送り出された出席者、それぞれの派遣宣教師に加えて、青年たちが生き生きと役割を担って主体的に参加している姿に希望を見出す思いがした。

 「教会の現状と課題」、「教会青年の未来」、「宣教活動の振り返り-災害救援と復興」、「宣教活動の振り返り-原住民宣教」、「国際組織への参加の課題」、「PCTと教団宣教協約の振り返りと展望」がセッションのテーマで、両教会から発題があり、討論がなされた。PCTと教団がこれまで築いてきた信頼関係に基づいて、これから具体的な問題に協力してどう対処して行くのか、という課題に教団が誠実に向き合うことが求められていることを感じた話し合いであった。共同声明の協議に、予定の一時間を大きく超えて、三時間近く費やされたことからも伺えるだろう。合同教団が教派教会と共に歩む難しさと豊かさを覚えたい。

 今回の会場は、日本の植民地時代に開設された日本式の温泉地であった。フィールドトリップは、日本統治時代に作られ、台湾南部の農業に大きく貢献した八田與一ダムの見学であった。台湾が日本の植民地であった事実を理解した上で、現在、これからのPCTと教団の歩みを協議会のテーマに立ち返って歩むことが求められているのではないだろうか。(村山盛芳報)

 去る9月10日晴天の下、千葉支区主催、「首都圏農村キリスト者との集い~ぶどうの木の下で~」が、小江戸情緒漂う伊能忠敬ゆかりの地・香取市佐原において、佐原教会・塚本ファミリーぶどう園を会場に開催された。千葉支区内19教会伝道所、西南支区・神奈川教区・北海教区・他教派各1教会より108名の参加。

 東京教区千葉支区は、千葉県下にある61教会・伝道所で構成されている。東京に近い都市部から、農漁村部まである。今回、首都圏において農業に従事するキリスト者との交わりを深め、信仰の証しを聞き、互いに励ましと希望を与えられたいとの願いをもって企画された。また、多くの方々が集えるよう、東葛、内房・北総、東総、計3路線で貸切バスを運行した。

 午前11時、参加者は、バス・自家用車に分乗し、佐原教会に集合、礼拝を共にした。佐原教会は、今年創立128年。去る6月に献堂式を挙げたばかりの教会。礼拝司式・説教は同教会の但馬秀典牧師。御言葉を通して、会堂建築に関わる思いを語った。午後12時半、参加者は、塚本ファミリーぶどう園へ移動。ここは、佐原教会幹事(役員)である塚本啓さんが営んでいるぶどう園である。

 ぶどうの木の下、石井信満実行委員長(長生)の進行によって会が進められた。始めに石井委員長が、この会開催の経緯について説明、その後、昼食をとりながら、キリストに連なる者同士交わりを深めるときを過ごした。

 昼食後、塚本さんより、信仰者として、ぶどう園経営に携わる思いや、信仰について聞くときをもった。その後、参加者は試食用のぶどうを味わいつつ園内を自由に散策、また、土産用のぶどうを手にした。

 最後に、岸憲秀千葉支区長の祈祷をもって閉会。この会の開催のため、教団伝道資金の交付を受けたことを感謝し、報告とする。
(矢吹大吾報)

 8月10~12日まで、兵庫・神戸イエス団教会にて第19回部落解放青年ゼミナールが行われた。「変わる・変われる・変えられる~関わりあいは変わりあい~」をテーマに、様々な学びや出会いを通して意識や思いが変化していくこと、そしてその変化があらゆる差別をなくす希望となることに焦点を置いての開催となった。参加者43名。

 初日は東京での「連続大量差別はがき事件」について被害者の一人でもある浦本誉至史さんから講演をいただいた。東京在住の被差別部落出身の人々を対象に、大量に差別的な内容のはがきが約1年半に渡って送りつけられ続けた事件、被害者の中で最も多くのはがきを受け取った浦本さんは、はがきが送りつけられ続ける日々を「生き地獄」であったと語る。そして、この事件の犯人は被差別部落についての正しく詳細な情報を持ち合わせていなかったこと、無知であったことが差別行為につながったことを厳しく指摘された。無知に妥協してはならず、絶対に闘っていかなければならないことだと強く主張された。また翌日は賀川豊彦についての学びを深める内容のプログラムであった。様々な慈善事業を、我が身を顧みずに取り組んでいた賀川が、一方で差別思想・表現が含まれた文書を残している問題について学ぶ時を持った。初日の講演も踏まえ、無知や無理解から生じる差別の実情についての学びを通し、他を糾弾するだけでなく改めて自らを省みる機会となった。

 部落差別の歴史を正しく理解し、他を尊敬することが無知からの脱却、そして差別の無い世界へと繋がる。そのために常に自分に問いかける必要がある。「自分は無知ではない」と慢心することなく、多くの出会いと学びをこれからも繰り返していくという意識を持つことが重要である。人は変わることができる。そしていつの日かこの世界から差別が無くなる。そのような「変化」を心から願う。
(川上 侑報)

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