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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4824号】▼「障がい」を考える小委員会▲ 16年度全国交流会開催を決定

2015年7月25日

 6月19日、第39回総会期「障がい」を考える小委員会を教団会議室にて開催した。今期委員の上竹裕子(磐城)、中村英之(熊本城東)、堀眞知子(瀬戸キリスト)、森田恭一郎(遠州栄光)、吉澤永(愛知)が出席し、開会礼拝後、委員長に堀委員、書記に上竹、ホームページ担当に中村委員を選任した。

 前総会期からの申し送り事項として①病と障がいの理解を深めていくこと、②2年に一度の全国交流会を2016年度に開催できるように努め、そのための献金を継続すること、③2年ごとに障がい者交流会と牧会者交流会を交互(各4年ごと)に開催すること、④「障がい」に関する情報発信を継続することを確認した。

 次に、第5回「障がい」を考える全国交流会の計画について協議した。全国交流会は、2016年10月3日~4日、戸山サンライズにて開催する。主題および講師については以下の意見交換の後、候補を挙げ、次回委員会にて決議することとした。2006年に国連総会にて採択された障害者権利条約に、日本が署名し、「障害者差別解消法」が制定された。2016年4月に施行される同法が、今後の教会の宣教の課題とどのように関わっていくのかを考えたい。一方で、障がい者福祉の現場の声を聞き、宣教の課題を探りたいという意見も出された。全国交流会では、さまざまな「障がい」と共に歩む当事者同士の交流を大切にしつつ、共通の主題を持ち、考える場を設定する。

 続いて、本委員会のホームページの目的について確認した。現在、ホームページでは、個人や教会が「障がい」について考えるためのヒントやエッセイ等を発信している。「障がい」を解決しなければならない問題として捉えるのではなく、「障がい」を抱えながらも福音の喜びに生きることへと目を向けていく。内容については、次回委員会にて意見交換する。(上竹裕子報)

 第39総会期第1回の宣教師人事・支援合同委員会が6月8日、教団会議室で行われた。

 招集者・鍋谷憲一委員の開会祈祷のあと、まず事務局より今回の合同委員会開催の経緯について説明があった。つまり、海外から教団に派遣された受入れ宣教師に関する事項を扱う委員会は宣教師人事委員会と宣教師支援委員会の2つである。前者が人事上の決定、後者が支援活動、と管轄の違いがあるものの、これまで殆どの案件を両委員会が重複して取り扱ってきた。前総会期世界宣教委員会の決議を経て、今総会期はスリム化と効率化を図るために、2つの委員会を維持しつつ、会議は前半を合同で行い後半は案件に従って2つに分かれて執り行うこととした、とのことであった。

 委員はこの説明を理解した上で、以下の通り役員を選出した。宣教師人事委員会委員長に鍋谷憲一(根津)、宣教師支援委員会委員長にルツ・エステル・ウェーラー(魚津)、合同委員会の書記に荒川朋子(アジア学院)。また、委員は上内鏡子(神戸イエス団)、横山良樹(半田)、デイヴィット・リーディー(宣教協力学校協議会推薦、青山学院)である。教団事務局からは加藤誠幹事、高田輝樹職員、廣中佳実職員が出席した。

 主な協議事項は次の通りであった。①宣教師人事委員会・宣教師支援委員会2014年度会計の承認、②11名の受入れ宣教師人事に関する事項の承認および協議、③韓国宣教師受入れの正式ルート確立のための準備活動の承認、④教団受入れ宣教師のための英文紙(Kyodan Missionary Bulletin)についての協議。

 また、事務局からは世界宣教委員会・国際関係委員会関連報告、韓国・スイス・台湾協約委員会関連報告、韓国3教会との協議会に関する報告、宣教師人事委員会関連では宣教師派遣要請やビザ延長手続きに関する報告、宣教協力学校協議会とのプロジェクトに関する報告、宣教師支援委員会関連では今年と来年の宣教師会議、宣教師・教務教師合宿会に関する報告や予告が行われた。

 リーディー委員の祈祷をもって閉会した。(荒川朋子報)

齋藤信代氏(隠退教師)
 15年5月31日逝去、84歳。東京都に生まれる。53年東京神学大学卒業、同年より福岡中部教会を牧会し、福岡女学院に務め、長崎銀屋町、長崎住吉(現長崎滑石)、長崎滑石教会を経て、社会福祉法人福音会に務め、91年に隠退。02年に福岡中部教会に復職し、06年に隠退。
 遺族は、夫・齋藤正彦さん。

 

高倉雪江氏(隠退教師)
 15年4月28日逝去、100歳。佐賀県に生まれる。40年横浜共立女子神学校卒業。同年より大貫、大連、柏木、荻窪教会を経て84年に隠退。
 遺族は、娘・柴田静子さん。

 

小西美江氏(隠退教師)
 15年3月19日逝去、99歳。東京都に生まれる。40年東京聖経女学院卒業、同年より福音大原(現上総大原)、愛泉、高円寺東教会を経て、80年に隠退。
 遺族は、義娘・小西堯子さん。

 

都留忠明氏(隠退教師)
 15年5月30日逝去、96歳。東京都に生まれる。43年日本神学校卒業、46年より板野、横浜指路、駿府、豊島駒込、大磯教会を経て91年に隠退。
 遺族は、妻・都留美代子さん。

 6月8日〜9日、大阪クリスチャンセンター2階会議室において今総会期第2回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は長崎哲夫総幹事を含め25名(運営委員18名含む)。陪席として出席した小笠原純大阪教区議長の挨拶の後、谷本一広牧師に開会礼拝の説教をしていただいた。

 鳥井新平新活動委員長より「人間に光あれ」英語翻訳の件など活動委員会報告がなされた。各報告、各教区報告など様々な取り組みについての報告、2014年度経常・特別会計報告、監査報告、活動献金報告がなされた。2014年度も多くの活動献金を捧げてくださり感謝であった。

 「全国活動者会議in会津」の報告書について、常任運営委員会に報告書責任者の片岡謁也さんに入っていただき話し合うことが決議された。解放劇は次年度の教団総会で上演することを教団常議員会にお願いすることが承認され、脚本を募集することとなった。

 9月25日から27日までドイツへ2名派遣の件、東海教区との関係回復の件は東谷誠運営委員長に一任された。狭山事件再審決定がなされた時は何らかの緊急集会を行うことが確認された。笹井健匡運営委員が常任委員に加わり、活動委員に栗原宏介牧師が加わることが承認された。

 次回の「部落解放全国会議」については継続審議となった。第39回教団総会における差別語の使用について、部落解放センターはどのように取り組むかは継続審議となった。

 第26回全国キリスト教学校人権教育セミナー、内海愛子さんの「戦後70年特別講演」依頼の件では、担当者が「アジア民衆、平和を約束した事などを含めて『戦後』ではなく、『敗戦』ではないか」と実行委員会に伝えることとした。

 「第3回『マイノリティ問題と宣教』国際会議」の「マイノリティ問題」は「マイノリティ差別問題ではないか」ということを長崎哲夫総幹事が事務局へと申し入れることになった。(平井克也報)

 野村さんは、2000年夏、ACEF(アジアキリスト教教育基金)のスタディツアーでバングラデシュのキリスト教系NGO(非政府組織)の運営する寺子屋小学校の幾つかを訪れた。以来、教育の業に関わる召命観は、勤め先の東洋英和女学院における生徒たちにとどまらず、教育の機会に恵まれずにいる子どもたちにまで広がった。「学ぶことが嬉しい」と喜ぶ姿に、人格を涵養し可能性を開く「教育」の本来的意味を見続けている。

 130年前にカナダからの女性宣教師や教会の人々の支援によって生まれた東洋英和女学院に学ぶ生徒たちには「今度は自分たちが教育を必要としている子どもたちのために祈りをもって支援する者になってほしい」と語る。スクールモットー「敬神奉仕」の具現化をもそこに見る。教会で役員・伝道委員長の働きに任じられ、社会的にはキリスト教学校教育同盟広報委員、ACEF理事、臼井学園ひなぎく幼稚園理事として奉仕しつつ、「信仰告白的な生き方とは何か」を日々自問する。「教会の礼拝での『日本基督教団信仰告白』がどのような実生活に繋がっているか。信仰告白する者にはリバイバル(信仰の覚醒)が惹き起こされ、自分が救われている認識が今度は他者への援助へと向かうのが真に信仰告白的な生き方ではないか。善いサマリア人がそうであったように」という。そして「生き方としてNPO(非営利民間組織)/NGOにコミットすることは信仰告白的な生き方の一つの表れであり、とりわけ『キリスト教』の表記を団体名から外さずに法人格を告白し世に問いかけているNPO/NGOに対しては、教会及び教会員、キリスト教学校からの支えが更に必要だ」と訴える。キリスト教学校に学ぶ生徒たちには草の根的な働きをするNPO/NGOを支えることが「生き方のセンス」につながって、いつの日かその中から少しでも多くの信仰者が生まれることを遥かに望み見ている。

1965年生まれ、銀座教会員、東洋英和女学院中高部教員。

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