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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4815号】▶救援対策本部会議◀ 39総会期本部を組織、活動を継続

2015年2月21日

 2014年12月15日に39総会期教団救援対策本部第1回(通算第35回)会議、2015年1月20日に第2回(通算第36回)会議を教団会議室にて開催した。

 39総会期最初の会議では、第1回常議員会において選出された委員(石橋秀雄、佐々木美知夫、雲然俊美、佐久間文雄、真壁巌、藤掛順一、高橋和人、朝岡瑞子、岡本知之)による組織をし、石橋本部長、佐々木副本部長、雲然書記を承認した。また、委員の役割分担として、佐久間委員が財務、真壁委員が広報、岡本委員が放射能問題関連の課題を担当することとした。陪席者については、被災三教区議長のほかは、会議ごとに確認することとした。

 続いて、救援対策室委員として、佐々木副本部長(室長)、高橋委員、真壁委員、佐久間委員を選出した。

 続いて募金状況として、1月20日現在で、国内募金の総額が9億3749万2962円、海外からの献金の総額が3億7221万9644円となっていることが報告された。

 救援対策室からは、会堂・牧師館再建復興支援・貸付執行状況、こひつじキャンプ開催報告・計画、被災地におけるクリスマス会や支援演奏会などの集会開催等の報告がなされた。

 被災教区からは、被災教会の再建復興状況、クリスマス諸集会など現在の活動状況、ボランティア受け入れと活動状況、甲状腺検査などの放射能問題対策支援活動等の報告がなされた。

 なお、今後、会堂・牧師館再建復興支援が必要なのは、奥羽教区内の3教会と思われることを確認した。

 審議事項においては、会堂・牧師館再建復興支援の承認(佐野教会へ123万9千円の支援)、2015年度活動計画・予算案の検討、国内募金終了時期の確認(2015年3月末まで)、ドイツにおける国際会議への本部委員の派遣、今後の救援対策活動のための資金の見通し、救援対策本部活動期間(支援期間)の見通し等、多くの課題を扱い審議した。

 次回会議は2月26日、アサヒニューシティビルの教団会議室にて開催する。(雲然俊美報)

 1月20日、教団会議室で第1回宗教改革500周年記念事業準備委員会が行われた。

 冒頭、石橋秀雄教団総会議長によりエフェソの信徒への手紙第2章1節以下が朗読され、ただ恵みによって救われた身であることを共に感謝しつつ委員会を始めた。

 委員は石橋総会議長、岡村恒(委員長)、杉森耀子(書記)、小橋孝一、中嶌曉彦の5名。はじめに記念事業全体の方向性について確認した。

 宗教改革500周年の特別な機会に、①日本基督教団が宗教改革の福音主義教会の伝統に連なる教会であることを確認し、信仰の一致に立った伝道を推し進める。②プロテスタント諸教会・諸教派に限らず、広く教会一致運動の祈りと交わりの中で、福音伝道の働きを共に推し進めていく機会とする。以上2点を宗教改革500周年記念事業の基本方針とした。

 具体的な事業として、福音伝道のために教団・教派の垣根を越えた「記念礼拝」を一堂で催すことで、日本への福音伝道の働きに感謝すると共に、この機会に世界伝道への視野を共有していく。

 また、教団内を中心にこども大会、中高生大会、青年大会、信徒大会などのプログラムを関係諸委員会、伝道推進室、6月に発足する全国信徒会、キリスト教学校等関係諸団体と協力して準備する。さらに、既に進められている海外の各種記念事業に、世界宣教委員会を通じて教団として積極的に参加していくこと等々について意見交換した。

 7月の常議員会までに、記念事業方針(案)を作成し、関係各委員会と連携して具体的なプログラムの計画、実行委員会設置、予算案等を準備する。

 宗教改革500周年記念の2017年が、福音主義教会に限らず、日本及び世界のキリスト教会の伝道がいよいよ前進する新しい出発の年となるよう祈りつつ、準備を進めていきたい。(岡村 恒報)

 寒くても泳げる温水プールに子供と一緒に時折泳ぎに行く。久し振りに行ったときのこと、しばらく泳ぎ休憩時間になってプールサイドに上がろうとしてよろけてしまった。自分の重さに思わずよろけてしまったのである。水に浮遊し軽くなっていた体重が水から上がり急に重くなって足腰が耐え切れなかった。情けなかった。増えた体重を減らし、座り仕事ばかりで弱っている足腰を鍛える必要に改めて気付かされた。自分がどれほどの重さを負っているかに気付かされるのは大切だ。▼母教会の外壁に掲げられていた集会案内の看板に、疲れた者、重荷を負う者に呼びかけられる主の言葉が記されてあった。洗礼前の求道の間も、洗礼後も礼拝に行く毎に主の呼びかけを聞いた。はじめ、重荷は前週に会社で十分に果たせなかった責任や、ちっとも捗らない業績に思えたりした。▼しかし御言葉に聞き続けるうちに、この疲れも重荷も、わたしたちには如何ともし難い、努力精進では解決されないことに気付かされた。主のもとに行き留まることによってだけ解決される罪の赦しの問題だと。罪の赦しに気付かされたことは大切なことだった。▼何年も掲げられ、雨風に打たれてきた集会案内の看板。そこに福音の神髄とも言える宝が隠されたいたのを知らされたのは本当に幸いだった。

 兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝が兵庫教区の主催により、1月17日、18時より神戸栄光教会を会場として行われた。出席者は342名(兵庫教区259名、他教区その他83名)だった。

 礼拝では、20年前の兵庫県南部大地震によって失われた命を覚えて追悼の祈りを捧げ、また、「3月11日を心に刻みつつ」として「被災教区の震災5年目の宣教にあたっての告白」を共に告白した。

 説教は「出会いの中で問われ続けて」と題して、宮本真希子さん(甲東教会)が震災後20年の歩みを振り返りながら語った。1995年の震災直後からの「被災『障害』児・者支援の会」メンバーとしての活動の中での出会いを具体的に紹介しながら「被災者支援というよりは出会いを楽しみ、一人一人の貴重な人生の物語を聴かせていただいた20年だった」と述べた。また、2011年以降は福島原発告訴団に加わり、その出会いの中で「人を罪に問うということは、自分が問い直されること。それは自分に向かってくるもので、自分を映し出す鏡のようなもの」との言葉が与えられたとのことであり、「神戸の地震で被災されて不自由な生活をされていた方々やボランティアの方々との出会い、2011年の原発事故の中で悩みと苦しみにあるお母さんたちとの出会いなど、たくさんの方々との出会いの中で、また、これからの出会いの中で、日々、自分を問い直し続けることを重ねたい」と結んだ。

 礼拝後には、菅根信彦兵庫教区議長が挨拶し、「兵庫教区は震災20年ということでの区切りをつけなかった。今なお、失われたものへの痛みを抱き、止まったままの時間を生きざるを得ない方々、現在も厳しい生活に追い込まれている方々がいるからだ。20年という時の流れが、震災を過去に押しやる力となって、取り残されていく人々を社会の片隅に追いやることを許してはならない」として、「被災を経験した教区としての宣教の働きを今後も続けていきたい。東日本大震災や各地の自然災害、原発事故による被災地や被災教区の諸教会・伝道所の復興の歩みに共に寄り添いたい」との決意を述べた。
(加藤俊英報)

 1月29日、富士見町教会にて、シリアで武装集団に拘束され、安否の詳細が不明となっていた2名の日本人、後藤健二さんと湯川遥菜さんをおぼえて、祈り会が開かれた。この祈り会は、教団三役の相談で緊急に開かれたものである。

 本事件が報道された当初より、後藤健二さんが日本基督教団田園調布教会の信徒であることが知られ、教団の諸教会・伝道所をはじめ他教派の信徒と教職から、田園調布教会と事務局に祈りの声が集まり始めた。この状況に応え、三役の強い願いによって祈り会が開催された。

 特に石橋秀雄議長は、昨年末から諸教派と共にシリアの平和をおぼえて祈り、また教団教育委員会がクリスマス献金の送り先として、シリアとレバノンのこどもたちのためにとうたっていることを考慮して、是非とも祈り会を開催したいと決断した。

 石橋議長は、エフェソ2章13節~17節の御言葉から「遠く離れているものを近くの者に」と題して、神から離れている現実の罪について語り、数名による祈りの後、主の祈りを合わせ慰めと希望を与えられるときとなった。

 48教会、その他3団体計80名の出席があった。

 その後、事態は痛ましい結果となった。しかし、なお、この事件を忘れることなく平和の祈りを強くして行きたいと願う。
(道家紀一報)

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