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【4792号】▼教師検定委員会▲春季検定試験、資格審査を実施

2014年2月22日

 第38総会期第5回教師検定委員会が、1月20日~21日、教団会議室において、委員7名全員の出席によって行われた。

 聖書朗読と渡部和使委員長の祈祷をもって委員会は開始された。議題はおもに、2014年春季教師検定試験に関わるものであった。
 
 まず、日程、時間割、会場等の確認がなされたあと、受験志願者70名の資格審査を行った。その結果、2名の書類不備の受験志願者をのぞき、68名の資格が確認された。なお、2名の書類不備の受験志願者は、書類がすべて整い次第、承認することにした。

 また、1名の転入志願者について協議し、この春季教師検定試験において正教師としての転入審査を行うことを決定した。

 その後、試験当日の委員の責任分担、受験志願者の受験費用援助について協議された。それに続けて、すでにレポート提出試験として課されていた説教、釈義、組織神学論文等の採点を行った。結果はまだ公表することはできないが、合格点に達していないレポートには、再提出が求められることになった。さらに筆記試験問題の作成を行った。受験者は充分な準備をもって、試験に臨んでもらいたい。

 最後に、教師検定規則第6条⑥実施に際しての告知や受験志願者への説明文書・提出書類の検討を行った後、服部修委員の祈祷をもって会を閉じた。(鷹澤 匠報)

 第38総会期第2回台湾協約委員会が1月22日・23日の両日、教団小会議室において行われた。

 田中文宏委員長の開会祈祷の後、会議の冒頭、加藤誠幹事より昨年韓国釜山において行われたWCC総会の報告があった。

 世界中より500以上の教派が集うこの総会において、震災後特にその意味を増した世界の教会と日本基督教団の連帯、特にアジアの教会との連帯が必要とされていることを確認した。また台湾基督長老教会(PCT)からは青年が15名派遣され常設のブースを構えており、積極的に海外や教会の働きへと青年を派遣し、トレーニングを行っている姿勢などが報告された。

 全てのWCC加盟教会の共通の課題と関心として「宣教」があり、アジアやアフリカにおける宣教の熱の報告を受け、我々も想いを新たにした。

 次に、今年3月に仙台において予定されている「東日本大震災国際会議」については、WCC総会場においても本会議のアピールがなされ参加者が与えられたとの報告を受けた。

 WCC総会期間中に、今年8月に予定されている「第14回台湾基督長老教会と日本基督教団の教会協議会」についての最初の打ち合わせをPCT担当者と行った。

 PCTと教団とが震災という試練を通して共に協力し分かち合った出来事を振り返り、その協力関係をより強いものとし未来へとつなげてゆく想いなどを分かち合った。

 本協議会は、2年に一度PCTと教団と持ち回りで実施されているものであり、今回は日本で行われるということで想いと祈りをもって話し合った。

 決定したこととして、今回会場は北海道札幌とし、PCTから北海道へ派遣されている宣教師の働きを分かち合うとともに、アイヌ文化の学びのフィールドワークの実施なども検討した。

 またテーマは、震災などの苦難を通してより深まった両教団がその先に主の希望を見出すことを願い、イザヤ書43・19より「荒れ野に道を、砂漠に河を-主の希望に生きる共同体として-」に決まった。

 協議会の主題としては、①青年の霊的成長(交流)、 ②災害協力、③宣教師の働きの支援、となった。特に両教団による青年共同プログラムの充実を一つの目標とする旨が決定した。

 そのためにも今回の協議会にはPCT・教団双方から、積極的に青年と若い教職が派遣され、出会いと学びを通して次世代の両教団・教会を担う青年育成の基盤が作られることを願っている。

 豊かな協議の時に感謝しつつ、2日間の委員会を李孟哲委員の閉会祈祷をもって終えた。(野田 沢報)

 1月21日、教会中高生・青年大会2014実行委員会が教団会議室で開催された。委員会開催は今回で5回目となる。

 前回、下見を兼ねて大会の会場である御殿場の東山荘で行われた委員会において、準備委員会の中に、スタッフ小委員会、プログラム小委員会、広報小委員会、募金小委員会、総務小委員会という5つの小委員会を設けて具体的に準備を進めることが確認されたのだが、今回の委員会はそれぞれの小委員会の報告から準備の進捗状況を確認することが主な内容となった。

 スタッフ小委員会からは、現段階で80人弱の教職、教育主事にスタッフの依頼が済まされていること、また今後、大阪、東京でのスタッフミーティングが開かれること、さらに、必要に応じて他の地域でもミーティングを行いたいとの報告がなされた。

 プログラム小委員会からは、大会のプログラムのたたき台が示され、詳細な検討がなされた。特に、中学生、高校生、青年という3つの大きなグループをいかに効率的に動かしていくかということには相当の工夫が必要であることが確認された。

 広報小委員会からは、すでに全教会へ大会の第1報が届けられていることが報告され、さらに今後第2報、3報へと続いていくこと、新しいポスターの作成等でアピールを強化していくことが報告された。

 募金小委員会からは、献金趣意書案が提示され、検討の結果献金目標額を680万円とすることが決定された。なお、今大会の運営は、参加費と献金のみで行っていくべきということで一致した。

 諸報告の後、大会の案内文作成のため、参加費や交通費補助について検討された。結果、参加費は1万5千円、交通費補助は、1万円を超える額については全額補助ということに決定した。

 教団主催の若者向けのプログラムは実に半世紀ぶりとなり、各委員も教団主催の大会は初めての経験である。これまで各地域や自主団体で続けられてきたプログラムのノウハウを生かしつつ、慎重に準備が進められている。2014年8月19日~21日、東山荘を貸し切りにして、430人の参加者を集めようという大きな幻が実現することへの委員会の祈りは熱い。 (小林信人報)

 去る1月20~22日にかけて、統一原理問題東京地区連絡会の研修会が札幌にて行われた。

 今回の研修会は、北海道における統一原理問題への取り組みの実情と課題を共有すると共に、6月に札幌で行われる統一原理問題全国連絡会の準備を兼ねて行われた。

 現在、統一協会は、拉致・監禁キャンペーンを展開しているが、脱会を支援する牧師たちに攻撃を加えることで、文鮮明亡き後の動揺や、霊感商法で次々と敗訴している現状に対する統一協会員たちの不満の矛先をかわそうとしている。

 この日、北海教区事務所で全国連絡会の打ち合わせをした後、全国連絡会で講師を依頼する予定のズィヴィ・パスカル氏から、拉致・監禁キャンペーンにどのように対処するのか、また、統一協会問題やカルト問題にどのように関わったらよいのかを聞くことが出来た。

 パスカル氏は、「統一協会側は、メンバーたちに統一協会が行っていることの情報と事実を伝えないで隠している。両親が、子どもにそのようなことを伝えるようとすると、必ず統一協会は『拉致・監禁』と言うが、このような言葉に恐れる必要はなく、子どもに統一協会の情報と事実を正しく伝えるべきで、どのようにしたらよいのかを両親は考える必要がある」とした。

 またパスカル氏は、統一協会以外の看板をもたないカルトが現在広がっていることを指摘し、それらに対する危機意識と予防措置を取らなければならないこと、さらに統一協会の合同結婚式によって渡韓し、難しい立場に置かれている日本人女性たちのことを、全国連絡会において大韓イエス教長老会の方々に訴えたい、とも発言した。

 その後、同じく講師をお願いする郷路征記弁護士と面談した。郷路弁護士は40名の原告団を抱えた「青春を返せ」裁判で勝訴を勝ち取った弁護士である。

 郷路弁護士の裁判の争点は、統一協会による一つ一つの経済的被害ではなく、彼らの伝道行為そのものが違法であるとする点にある。この視点に立てば一度に全ての経済的被害を取り返すことが出来る、とのことで、新しい判例を世に生み出した。このことは今後相談活動に取り組んでいく上での姿勢を新たにさせられた思いであった。

 短い研修期間であったが収穫の多い濃密な時間を過ごすことができたことを報告したい。 (安倍愛樹報)

笠利 尚(たかし)氏(隠退教師)
 05年4月11日逝去、84歳。福岡県に生まれる。47年同志社大学大学院修了、50年東京天城教会に赴任、上富坂教会、吉祥寺北伝道所を経て、84年まで東美教会を牧会し、89年隠退した。
 遺族は息・笠利和彦さん。

 

新里昌平氏(隠退教師)
 13年10月7日逝去、80歳。東京都に生まれる。60年日本聖書神学校を卒業。同年三崎町教会に赴任、76年より02年まで神戸聖愛教会を牧会し、隠退した。 
 遺族は妻・新里友子さん。

 

中込己一郎氏(勝浦教会主任担任教師)
 13年12月11日逝去、72歳。神奈川県に生まれる。06年東京聖書学校を卒業。同年東調布教会に赴任、07年より勝浦教会を牧会した。
 遺族は妻・中込愛子さん。

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