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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4721号】消息

2011年4月23日

 

安藤恵三氏(隠退教師)

1115日、逝去。78歳。旧満州・大連に生まれる。’57年同志社大学大学院を修了、同年坂祝教会に赴任、蘇原教会を兼務し、世光教会、野洲教会、福岡城東橋教会を経て、02年まで高鍋教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・安藤豊子さん。

 

 

去る121日、日本基督教団会議室で開催された第69総会期第6回東京教区常置委員会で、「2009年度に行った教区活動連帯金拠出留保を解除する」との、全教団的に見ても重大な提案がなされた。この日、長崎哲夫議長は下記の提案理由を上げた。

1.三里塚教会問題に対する他教区並びに一部常議員からの発言が止んだ。2.沖縄教区は教団と距離を置き、問安使さえ拒否しながら教区活動連帯金並びに教団沖縄宣教連帯金だけは受領していたことについて、問題は解決していないが、教団が当該教区宣教連帯金を段階的に減額している現状。3.兵庫教区は阪神・淡路大震災関連の第二次募金に関し、教団との間で解決が見られないものの、第37総会期第1回常議員会が「第二次募金」の内、その役割を終えたものと、関東教区からの「新潟中越沖地震救援募金」の残金繰り入れの申し出を受けてスタートする議案23号「救援対策基金設置に関する件」を可決した。また、今期も引き続き教区活動連帯金の検討が継続されることとなった。さらに議案22号「伝道方策検討委員会を設置する件」が可決され、全教団的に伝道体制が整えられようとしている。

これに対して常置委員から「上記決議にも拘わらず兵庫教区は返還しないのではないか、という危惧が残る」など、慎重意見もあったが、賛成意見が多数述べられた後、議長は「2011331日をもって2009年度分の留保は解除し、2010年度分連帯金と共に教団に送金する」を提案し、これが異議なく承認された。

この結果、東京教区は去る314日、2009年度留保分15075000円を2010年度割当分15813000円と共に教団への支払を完了した。

 

 

37総会期の第1回信仰職制員会が228日(月)~31日(火)に、委員7名全員の出席のもと教団遺愛会議室で行われた。

まず委員の自己紹介がなされ、続いて組織会を行い、互選により委員長に菅原力(弓町本郷教会牧師)、書記に小堀康彦(富山鹿島町教会牧師)が選出された。委員長より、信仰職制委員会に関する規定及び職務について説明がなされた。

今回提出された諮問は、前委員会から引き継いだものを含めて5つあったが、「①モルモン教からの転入会に関して『先例集94.モルモン教徒が転会を申し出た場合の処置』によればモルモン教における洗礼を正しいと認める判断が下されていますが、この判断を正しいものとして受け入れて良いでしょうか。また既に、キリスト教会の洗礼を行わずにモルモン教からの転入会を認めた者がいる場合には、改めて洗礼を行うまでは、名簿から除籍し、陪餐を停止すべきでしょうか。②無教会・救世軍など、水による洗礼を行わない教派から当教団の教会に転入会する場合には、改めて洗礼を行うべきでしょうか。また既に過去において、…。」に対して答申した。

答申内容の概略は、「①『先例集94.』は、当時(1967年)のモルモン教に関する理解に基づくものであり、現在においては適切な判断とは考えられない。モルモン教における洗礼の解釈は、福音主義教会の伝統におけるそれと同一とは認められない。今後は、日本基督教団信仰告白を告白し、洗礼式を行うべきである。また、既に転入会を認めている場合には、十分な牧会的指導のもと、右記見解に基づいた適切な対応が行われるべきである。②無教会・救世軍など、水による洗礼を行わない教派から当教団に転入会する場合には、洗礼式を行うべきである。既に転入会を認めている場合には、十分な牧会的指導のもと…。」

総幹事経由の他の4つの諮問については、1つは継続、3つの諮問は総幹事へ差し戻しとした。

次回委員会は、628日(月)~29日(火)の予定。

(小堀康彦報)

 

 

37総会期第1回教師委員会が、教団会議室にて38日(水)に行われた。

ヨシュア記31~5節より御言葉を聞いた後、招集者の小宮山剛委員が祈祷をささげた。各委員の自己紹介の後、委員会組織の協議を行い、互選により小宮山委員(富山二番町)が委員長に、堀眞知子委員(瀬戸キリスト)が書記に選出された。今期の委員は井ノ川勝(山田)、宇田真(佐久)、大友英樹(赤羽)、岸俊彦(経堂北)、吉澤永(愛知)である。

教師委員会所轄事項、今年度委員会開催予定、予算などについて確認後、前期委員会よりの申し送り事項が資料に基づいて、道家紀一担当幹事より報告され、質疑応答がなされた。その後、今期委員会の活動計画について、話し合いがなされた。

特に新任教師オリエンテーションの具体的内容、担当について集中して話し合われた。新任教師オリエンテーションは、620日(月)~22日(水)、23日で天城山荘で開催される。主題は「教団の教師として宣教を担う」である。

プログラムは、ほぼ例年通りに行われるが、特に今年より、過去においてオリエンテーションに参加できなかった補教師に対し、過去3年間まで遡って案内を出すこととした。

また「教会会議の持ち方」(仮題)として、楠本史郎氏(北陸学院理事長・学院長)に講演をお願いした。教師委員会予算の70%に当たる350万円の予算が組まれ、また共に教団教師として宣教を担う者として、学びと良き交わりの時が与えられるので、新任教師オリエンテーションに参加することを各教会、各学校・施設、各教師も重要なこととして受け止め、参加してほしい。

その他にも、教団認可6神学校の問安、教師継続教育研修費、神学校日献金、人事交流、戒規問題について話し合われた。課題は多く、今期委員会で結論を出しうるかどうか困難な面もあるが、各委員それぞれの賜物に従って任を果たさせていただきたいと祈っている。

次回委員会は、622日(水)、新任教師オリエンテーション後、天城山荘で開催することとした。

(堀眞知子報)

 

 

37総会期の第1回伝道委員会が214日(月)~15日(火)、日本キリスト教会館にて開催された。

今期委員は、岩田昌路(狛江教会・西東京)、川崎善三(米子錦町教会・東中国)、北川善也(洛北教会・京都)、小林克哉(呉平安教会・西中国)、杉森耀子(小田原十字町教会・神奈川)、成田いうし(磐上教会・大阪)、米倉美佐男(招集者/札幌教会・北海)各委員の7名。

委員長に米倉委員、書記に岩田委員を選任、各担当には、宣教委員に米倉委員長、「こころの友」「信徒の友」編集委員に北川、杉森各委員、農村伝道に岩田、成田各委員、刑務所伝道に川崎、小林各委員、伝道方策検討委員に小林委員を選任した。

今期委員会の方針と計画は、前期委員会からの申し送り事項を引き継ぎ、「伝道する教団の形成」に貢献するために学び、協議し、提言する方向を決定した。2011年度予算は、教誨師会負担金を教団負担金から支出し、別口勘定会堂及び開拓伝道援助金調査、事務費補助50万円を計上することを含めて承認した。

2010年度後期分会堂貸出金申請(2件)は、韮崎教会(東海教区)への1千万円、べテル清水教会(兵庫教区)への8百万円の貸出を決定した。2011年度開拓伝道援助金申請(6件)は、安行教会(関東教区)、新松戸教会(東京教区)、石和教会(東海教区)、べテル清水教会(兵庫教区)神辺教会(西中国教区)に各180万円、名古屋西教会(中部教区)に30万円の援助を決定した。

37総会期の伝道委員会の活動日程を協議し決定した。「『農』に関する協議会」は、2012227日(月)~28日(火)に、四国教区か西中国教区の会場にて開催すること、「教区伝道委員長会議」は、2012626日(月)~27日(火)に、東京教区の西千葉教会にて開催することを決定した。

その他、「伝道アイデア・アンケート」結果の集計と発行、「こころの友」応援教会の拡充、等についても、協議がなされた。

次回は627日(月)~28日(火)に東海教区の長野本郷教会で開催される。

(岩田昌路報)

 

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