ユダの王、ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代、イスラエルの王ヨアシュの子ヤロブアムの時代に、ベエリの子ホセアに臨んだ主の言葉。
主がホセアに語られたことの初め。
主はホセアに言われた。
「行け、淫行の女をめとり
淫行による子らを受け入れよ。
この国は主から離れ、淫行にふけっているからだ。」
彼は行って、ディブライムの娘ゴメルをめとった。彼女は身ごもり、男の子を産んだ。
主は彼に言われた。
「その子をイズレエルと名付けよ。
間もなく、わたしはイエフの王家に
イズレエルにおける流血の罰を下し
イスラエルの家におけるその支配を絶つ。
その日が来ると
イズレエルの平野で
わたしはイスラエルの弓を折る。」
彼女は再び身ごもり、女の子を産んだ。主は彼に言われた。
「その子を
ロ・ルハマ(憐れまれぬ者)と名付けよ。
わたしは、もはやイスラエルの家を……
イエスはお育ちになったナザレに来て、いつものとおり安息日に会堂に入り、聖書を朗読しようとしてお立ちになった。預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある個所が目に留まった。
「主の霊がわたしの上におられる。
貧しい人に福音を告げ知らせるために、
主がわたしに油を注がれたからである。
主がわたしを遣わされたのは、
捕らわれている人に解放を、
目の見えない人に視力の回復を告げ、
圧迫されている人を自由にし、
主の恵みの年を告げるためである。」
イエスは巻物を巻き、係の者に返して席に座られた。会堂にいるすべての人の目がイエスに注がれていた。そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。「この人はヨセフの子ではないか。」イエスは言われた。「……
イスラエルの人々よ。
わたしにとってお前たちは
クシュの人々と変わりがないではないかと
主は言われる。
わたしはイスラエルをエジプトの地から
ペリシテ人をカフトルから
アラム人をキルから、導き上ったではないか。
見よ、主なる神は罪に染まった王国に目を向け
これを地の面から絶たれる。
ただし、わたしはヤコブの家を全滅させはしないと
主は言われる。
見よ、わたしは命令を下し
イスラエルの家を諸国民の間でふるいにかける。
ふるいにかけても
小石ひとつ地に落ちないように。
わが民の中で罪ある者は皆、剣で死ぬ。
彼らは、災いは我々に及ばず
近づくこともない、と言っている。
その日には
わたしはダビデの倒れた仮庵を復興し
その破れを修復し、廃虚を復興して
昔の日のように建て直す。
こうして、エドムの生き残りの者と
わが名をもって呼ばれるすべての国を
……
主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、一籠の夏の果物(カイツ)があった。主は言われた。「アモスよ、何が見えるか。」わたしは答えた。「一籠の夏の果物です。」主はわたしに言われた。
「わが民イスラエルに最後(ケーツ)が来た。
もはや、見過ごしにすることはできない。
その日には、必ず
宮殿の歌い女は泣きわめくと
主なる神は言われる。
しかばねはおびただしく
至るところに投げ捨てられる。
声を出すな。」
このことを聞け。
貧しい者を踏みつけ
苦しむ農民を押さえつける者たちよ。
お前たちは言う。「新月祭はいつ終わるのか、穀物を売りたいものだ。安息日はいつ終わるのか、麦を売り尽くしたいものだ。エファ升は小さくし、分銅は重くし、偽りの天秤を使ってごまかそう。弱い者を金で、貧しい者を靴一足の値で買い取ろう。また、くず麦を売ろう。」
主はヤコブの誇りにかけて誓……
ベテルの祭司アマツヤは、イスラエルの王ヤロブアムに人を遣わして言った 「イスラエルの家の真ん中で、アモスがあなたに背きました。この国は彼のすべての言葉に耐えられません。
アモスはこう言っています。
『ヤロブアムは剣で殺される。
イスラエルは、必ず捕らえられて
その土地から連れ去られる。』」
アマツヤはアモスに言った。
「先見者よ、行け。ユダの国へ逃れ、そこで糧を得よ。そこで預言するがよい。だが、ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王国の神殿だから。」アモスは答えてアマツヤに言った。「わたしは預言者ではない。預言者の弟子でもない。わたしは家畜を飼い、いちじく桑を栽培する者だ。
主は家畜の群れを追っているところから、わたしを取り、『行って、わが民イスラエルに預言せよ』と言われた。今、主の言葉を聞け。あなたは、『イスラエルに向かって預言するな、イサクの家に向か……
主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、主は二番草の生え始めるころ、いなごを造られた。それは、王が刈り取った後に生える二番草であった。いなごが大地の青草を食べ尽くそうとしたので、わたしは言った。
「主なる神よ、どうぞ赦してください。
ヤコブはどうして立つことができるでしょう
彼は小さいものです。」
主はこれを思い直され
「このことは起こらない」と言われた。
主なる神はこのようにわたしに示された。 見よ、主なる神は審判の火を呼ばれた。 火が大いなる淵をなめ尽くし、畑も焼き尽くそうとしたので、わたしは言った。
「主なる神よ、どうぞやめてください。
ヤコブはどうして立つことができるでしょう
彼は小さいものです。 」
主はこれを思い直され
「このことも起こらない」と主なる神は言われた。
主はこのようにわたしに示された。見よ、主は手に下げ振りを持って……
災いだ、シオンに安住し
サマリアの山で安逸をむさぼる者らは。
諸国民の頭である国に君臨し
イスラエルの家は彼らに従っている。
カルネに赴いて、よく見よ。
そこから、ハマト・ラバに行き
ペリシテ人のガトに下れ。
お前たちはこれらの王国にまさっているか。
彼らの領土は
お前たちの領土より大きいか。
お前たちは災いの日を遠ざけようとして
不法による支配を引き寄せている。
お前たちは象牙の寝台に横たわり
長いすに寝そべり
羊の群れから小羊を取り
牛舎から子牛を取って宴を開き
竪琴の音に合わせて歌に興じ
ダビデのように楽器を考え出す。
大杯でぶどう酒を飲み
最高の香油を身に注ぐ。
しかし、ヨセフの破滅に心を痛めることがない。
それゆえ、今や彼らは捕囚の列の先頭を行き
寝そべって酒宴を楽しむことはなくなる。
主なる神は御自分を指して誓われる。
万軍の……
ヨハネの弟子たちが、これらすべてのことについてヨハネに知らせた。そこで、ヨハネは弟子の中から二人を呼んで、 主のもとに送り、こう言わせた。「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」 二人はイエスのもとに来て言った。「わたしたちは洗礼者ヨハネからの使いの者ですが、『来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか』とお尋ねするようにとのことです。」 そのとき、イエスは病気や苦しみや悪霊に悩んでいる多くの人々をいやし、大勢の盲人を見えるようにしておられた。 それで、二人にこうお答えになった。「行って、見聞きしたことをヨハネに伝えなさい。目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。 わたしにつまずかない人は幸いであ……
それゆえ、万軍の神なる主はこう言われる。
どの広場にも嘆きが起こり
どの通りにも泣き声があがる。
悲しむために農夫が
嘆くために泣き男が呼ばれる。
どのぶどう畑にも嘆きが起こる。
わたしがお前たちの中を通るからだと
主は言われる。
災いだ、主の日を待ち望む者は。
主の日はお前たちにとって何か。
それは闇であって、光ではない。
人が獅子の前から逃れても熊に会い
家にたどりついても
壁に手で寄りかかると
その手を蛇にかまれるようなものだ。
主の日は闇であって、光ではない。
暗闇であって、輝きではない。
わたしはお前たちの祭りを憎み、退ける。
祭りの献げ物の香りも喜ばない。
たとえ、焼き尽くす献げ物をわたしにささげても
穀物の献げ物をささげても
わたしは受け入れず
肥えた動物の献げ物も顧みない。
お前たちの騒がしい歌をわたしから遠ざけよ。
……
イエスがゲネサレト湖畔に立っておられると、神の言葉を聞こうとして、群衆がその周りに押し寄せて来た。イエスは、二そうの舟が岸にあるのを御覧になった。漁師たちは、舟から上がって網を洗っていた。そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。話し終わったとき、シモンに、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。そこで、もう一そうの舟にいる仲間に合図して、来て手を貸してくれるように頼んだ。彼らは来て、二そうの舟を魚でいっぱいにしたので、舟は沈みそうになった。これを見たシモ……