9:16 万軍の主はこう言われる。事態を見極め、泣き女を招いて、ここに来させよ。巧みな泣き女を迎えにやり、ここに来させよ。
9:17 急がせよ、我々のために嘆きの歌をうたわせよ。我々の目は涙を流し/まぶたは水を滴らせる。
9:18 嘆きの声がシオンから聞こえる。いかに、我々は荒らし尽くされたことか。甚だしく恥を受けたことか。まことに、我々はこの地を捨て/自分の住まいを捨て去った。
9:19 女たちよ、主の言葉を聞け。耳を傾けて、主の口の言葉を受け入れよ。あなたたちの仲間に、嘆きの歌を教え/互いに哀歌を学べ。
9:20 死は窓に這い上がり/城郭の中に入り込む。通りでは幼子を、広場では若者を滅ぼす。
9:21 このように告げよ、と主は言われる。人間のしかばねが野の面を/糞土のように覆っている。刈り入れる者の後ろに落ちて/集める者もない束のように。
9:22 主はこう言われる。知恵あ……
8:18 わたしの嘆きはつのり/わたしの心は弱り果てる。
8:19 見よ、遠い地から娘なるわが民の/叫ぶ声がする。「主はシオンにおられないのか/シオンの王はそこにおられないのか。」なぜ、彼らは偶像によって/異教の空しいものによって/わたしを怒らせるのか。
8:20 刈り入れの時は過ぎ、夏は終わった。しかし、我々は救われなかった。
8:21 娘なるわが民の破滅のゆえに/わたしは打ち砕かれ、嘆き、恐怖に襲われる。
8:22 ギレアドに乳香がないというのか/そこには医者がいないのか。なぜ、娘なるわが民の傷はいえないのか。
8:23 わたしの頭が大水の源となり/わたしの目が涙の源となればよいのに。そうすれば、昼も夜もわたしは泣こう/娘なるわが民の倒れた者のために。
9:1 荒れ野に旅人の宿を見いだせるものなら/わたしはこの民を捨て/彼らを離れ去るであろう。すべて、姦淫する者であり、裏切……
4:35 その日の夕方になって、イエスは、「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。
4:36 そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。
4:37 激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。
4:38 しかし、イエスは艫の方で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と言った。
4:39 イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。
4:40 イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」
4:41 弟子たちは非常に恐れて、「いったい、この方はどなたなのだろう。風や湖さえも従うではないか」と互いに言った。
7:21 イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。お前たちの焼き尽くす献げ物の肉を、いけにえの肉に加えて食べるがよい。
7:22 わたしはお前たちの先祖をエジプトの地から導き出したとき、わたしは焼き尽くす献げ物やいけにえについて、語ったことも命じたこともない。
7:23 むしろ、わたしは次のことを彼らに命じた。「わたしの声に聞き従え。そうすれば、わたしはあなたたちの神となり、あなたたちはわたしの民となる。わたしが命じる道にのみ歩むならば、あなたたちは幸いを得る。」
7:24 しかし、彼らは聞き従わず、耳を傾けず、彼らのかたくなで悪い心のたくらみに従って歩み、わたしに背を向け、顔を向けなかった。
7:25 お前たちの先祖がエジプトの地から出たその日から、今日に至るまで、わたしの僕である預言者らを、常に繰り返しお前たちに遣わした。
7:26 それでも、わたしに聞き従わず、耳を傾けず、……
7:1 主からエレミヤに臨んだ言葉。
7:2 主の神殿の門に立ち、この言葉をもって呼びかけよ。そして、言え。「主を礼拝するために、神殿の門を入って行くユダの人々よ、皆、主の言葉を聞け。
7:3 イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。お前たちの道と行いを正せ。そうすれば、わたしはお前たちをこの所に住まわせる。
7:4 主の神殿、主の神殿、主の神殿という、むなしい言葉に依り頼んではならない。
7:5‐6 この所で、お前たちの道と行いを正し、お互いの間に正義を行い、寄留の外国人、孤児、寡婦を虐げず、無実の人の血を流さず、異教の神々に従うことなく、自ら災いを招いてはならない。
7:7 そうすれば、わたしはお前たちを先祖に与えたこの地、この所に、とこしえからとこしえまで住まわせる。
7:8 しかし見よ、お前たちはこのむなしい言葉に依り頼んでいるが、それは救う力を持たない。
7:9 盗……
6:22 主はこう言われる。「見よ、一つの民が北の国から来る。大いなる国が地の果てから奮い立って来る。
6:23 弓と投げ槍を取り、残酷で、容赦しない。海のとどろくような声をあげ、馬を駆り/戦いに備えて武装している。娘シオンよ、あなたに向かって。」
6:24 我々はその知らせを聞き、手の力は抜けた。苦しみに捕らえられ/我々は産婦のようにもだえる。
6:25 「野に出るな、道を行くな。敵は剣を取り、恐怖が四方から迫る。
6:26 わが民の娘よ、粗布をまとい/灰を身にかぶれ。独り子を失ったように喪に服し/苦悩に満ちた嘆きの声をあげよ。略奪する者が、突如として我々を襲う。」
6:27 わたしはあなたをわが民の中に/金を試す者として立てた。彼らの道を試し、知るがよい。
6:28 彼らは皆、道を外れ、中傷して歩く。彼らは皆、青銅や鉄の滓/罠を仕掛けて人を滅ぼす者だ。
6:29 鉛はふい……
6:9 万軍の主はこう言われる。「ぶどうの残りを摘むように/イスラエルの残りの者を摘み取れ。ぶどうを摘む者がするように/お前は、手をもう一度ぶどうの枝に伸ばせ。」
6:10 誰に向かって語り、警告すれば/聞き入れるのだろうか。見よ、彼らの耳は無割礼で/耳を傾けることができない。見よ、主の言葉が彼らに臨んでも/それを侮り、受け入れようとしない。
6:11 主の怒りでわたしは満たされ/それに耐えることに疲れ果てた。「それを注ぎ出せ/通りにいる幼子、若者の集いに。男も女も、長老も年寄りも必ず捕らえられる。
6:12 家も畑も妻もすべて他人の手に渡る。この国に住む者に対して/わたしが手を伸ばすからだ」と主は言われる。
6:13 「身分の低い者から高い者に至るまで/皆、利をむさぼり/預言者から祭司に至るまで皆、欺く。
6:14 彼らは、わが民の破滅を手軽に治療して/平和がないのに、『平和、……
5:20 これをヤコブの家に告げ、ユダに知らせよ。
5:21 「愚かで、心ない民よ、これを聞け。目があっても、見えず/耳があっても、聞こえない民。
5:22 わたしを畏れ敬いもせず/わたしの前におののきもしないのかと/主は言われる。わたしは砂浜を海の境とした。これは永遠の定め/それを越えることはできない。波が荒れ狂っても、それを侵しえず/とどろいても、それを越えることはできない。
5:23 しかし、この民の心はかたくなで、わたしに背く。彼らは背き続ける。
5:24 彼らは、心に思うこともしない。『我々の主なる神を畏れ敬おう/雨を与える方、時に応じて/秋の雨、春の雨を与え/刈り入れのために/定められた週の祭りを守られる方を』と。
5:25 お前たちの罪がこれらを退け/お前たちの咎が恵みの雨をとどめたのだ。」
5:26 「わが民の中には逆らう者がいる。網を張り/鳥を捕る者のように、……
5:1 エルサレムの通りを巡り/よく見て、悟るがよい。広場で尋ねてみよ、ひとりでもいるか/正義を行い、真実を求める者が。いれば、わたしはエルサレムを赦そう。
5:2 「主は生きておられる」と言って誓うからこそ/彼らの誓いは偽りの誓いとなるのだ。
5:3 主よ、御目は/真実を求めておられるではありませんか。彼らを打たれても、彼らは痛みを覚えず/彼らを打ちのめされても/彼らは懲らしめを受け入れず/その顔を岩よりも固くして/立ち帰ることを拒みました。
5:4 わたしは思った。「これは身分の低い人々で、彼らは無知なのだ。主の道、神の掟を知らない。
5:5 身分の高い人々を訪れて語り合ってみよう。彼らなら/主の道、神の掟を知っているはずだ」と。だが、彼らも同様に軛を折り/綱を断ち切っていた。
5:6 それゆえ、森の獅子が彼らを襲い/荒れ地の狼が彼らを荒らし尽くす。豹が町々をねらい/出て来る……
2:1 数日後、イエスが再びカファルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、
2:2 大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、
2:3 四人の男が中風の人を運んで来た。
2:4 しかし、群衆に阻まれて、イエスのもとに連れて行くことができなかったので、イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり降ろした。
2:5 イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。
2:6 ところが、そこに律法学者が数人座っていて、心の中であれこれと考えた。
2:7 「この人は、なぜこういうことを口にするのか。神を冒涜している。神おひとりのほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」
2:8 イエスは、彼らが心の中で考えていることを、御自分の霊の力ですぐに知っ……