1:13ヨブの息子、娘が、長兄の家で宴会を開いていた日のことである。
1:14-15ヨブのもとに、一人の召使いが報告に来た。「御報告いたします。わたしどもが、牛に畑を耕させ、その傍らでろばに草を食べさせておりますと、シェバ人が襲いかかり、略奪していきました。牧童たちは切り殺され、わたしひとりだけ逃げのびて参りました。」
1:16彼が話し終らないうちに、また一人が来て言った。「御報告いたします。天から神の火が降って、羊も羊飼いも焼け死んでしまいました。わたしひとりだけ逃げのびて参りました。」
1:17彼が話し終らないうちに、また一人来て言った。「御報告いたします。カルデア人が三部隊に分かれてらくだの群れを襲い、奪っていきました。牧童たちは切り殺され、わたしひとりだけ逃げのびて参りました。」
1:18彼が話し終らないうちに、更にもう一人来て言った。「御報告いたします。御……
1:1ウツの地にヨブという人がいた。無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きていた。
1:2七人の息子と三人の娘を持ち、
1:3羊七千匹、らくだ三千頭、牛五百くびき、雌ろば五百頭の財産があり、使用人も非常に多かった。彼は東の国一番の富豪であった。
1:4息子たちはそれぞれ順番に、自分の家で宴会の用意をし、三人の姉妹も招いて食事をすることにしていた。
1:5この宴会が一巡りするごとに、ヨブは息子たちを呼び寄せて聖別し、朝早くから彼らの数に相当するいけにえをささげた。「息子たちが罪を犯し、心の中で神を呪ったかもしれない」と思ったからである。ヨブはいつもこのようにした。
1:6ある日、主の前に神の使いたちが集まり、サタンも来た。
1:7主はサタンに言われた。「お前はどこから来た。」「地上を巡回しておりました。ほうぼうを歩きまわっていました」とサタンは答えた。……
9:6つまり、こういうことです。惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。
9:7各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。
9:8神は、あなたがたがいつもすべての点ですべてのものに十分で、あらゆる善い業に満ちあふれるように、あらゆる恵みをあなたがたに満ちあふれさせることがおできになります。
9:9「彼は惜しみなく分け与え、貧しい人に施した。彼の慈しみは永遠に続く」と書いてあるとおりです。
9:10種を蒔く人に種を与え、パンを糧としてお与えになる方は、あなたがたに種を与えて、それを増やし、あなたがたの慈しみが結ぶ実を成長させてくださいます。
9:11あなたがたはすべてのことに富む者とされて惜しまず施すようになり、そ……
3:1預言者ハバククの祈り。シグヨノトの調べに合わせて。
3:2主よ、あなたの名声をわたしは聞きました。主よ、わたしはあなたの御業に畏れを抱きます。数年のうちにも、それを生き返らせ/数年のうちにも、それを示してください。怒りのうちにも、憐れみを忘れないでください。
3:3神はテマンから/聖なる方はパランの山から来られる。/その威厳は天を覆い/威光は地に満ちる。
3:4威光の輝きは日の光のようであり/そのきらめきは御手から射し出でる。御力はその中に隠されている。
3:5疫病は御前に行き/熱病は御足に従う。
3:6主は立って、大地を測り/見渡して、国々を駆り立てられる。とこしえの山々は砕かれ/永遠の丘は沈む。しかし、主の道は永遠に変わらない。
3:7わたしは見た/クシャンの幕屋が災いに見舞われ/ミディアンの地の天幕が揺れ動くのを。
3:8主よ、あなたが……
2:1わたしは歩哨の部署につき/砦の上に立って見張り/神がわたしに何を語り/わたしの訴えに何と答えられるかを見よう。
2:2主はわたしに答えて、言われた。「幻を書き記せ。走りながらでも読めるように/板の上にはっきりと記せ。
2:3定められた時のために/もうひとつの幻があるからだ。それは終わりの時に向かって急ぐ。人を欺くことはない。たとえ、遅くなっても、待っておれ。それは必ず来る、遅れることはない。
2:4見よ、高慢な者を。彼の心は正しくありえない。しかし、神に従う人は信仰によって生きる。」
2:5確かに富は人を欺く。高ぶる者は目指すところに達しない。彼は陰府のように喉を広げ/死のように飽くことがない。彼はすべての国を自分のもとに集め/すべての民を自分のもとに引き寄せる。
2:6この人々は皆/彼に対して嘲りのことわざを歌い/謎の風刺を浴びせる。災いだ、自分のもの……
1:5諸国を見渡し、目を留め/大いに驚くがよい。お前たちの時代に一つのことが行われる。それを告げられても、お前たちは信じまい。
1:6見よ、わたしはカルデア人を起こす。それは冷酷で剽悍な国民。地上の広い領域に軍を進め/自分のものでない領土を占領する。
1:7彼らは恐ろしく、すさまじい。彼らから、裁きと支配が出る。
1:8彼らの馬は豹よりも速く/夕暮れの狼よりも素早く/その騎兵は跳びはねる。騎兵は遠くから来て/獲物に襲いかかる鷲のように飛ぶ。
1:9彼らは来て、皆、暴虐を行う。どの顔も前方に向き/砂を集めるようにとりこを集める。
1:10彼らは王たちを嘲り/支配者たちを嘲笑う。どんな砦をも嘲笑って/土を積み上げ、それを攻め取る。
1:11彼らは風のように来て、過ぎ去る。しかし、彼らは罪に定められる。自分の力を神としたからだ。
1:12主よ、あなたは永……
3:1災いだ、流血の町は。町のすべては偽りに覆われ、略奪に満ち/人を餌食にすることをやめない。
3:2鞭の音、車輪の響く音/突進する馬、跳び駆ける戦車。
3:3騎兵は突撃し/剣はきらめき、槍はひらめく。倒れる者はおびただしく/しかばねは山をなし、死体は数えきれない。人々は味方の死体につまずく。
3:8お前はテーベにまさっているか。ナイルのほとりに座し、水に囲まれ/海を砦とし、水を城壁としていたあの町に。
3:9クシュはその力/エジプトには限りない力があり/プト人とリビア人もテーベを助けていた。
3:10彼女もまた捕らえられ/捕囚として連れ去られた。乳飲み子すら、すべての街角で投げ捨てられ/貴族たちはくじで分けられ/大いなる者も皆、鎖につながれた。
3:11お前もまた、酔いつぶれて我を失う。お前もまた、敵を避けて逃げ場を求める。
……
2:1見よ、良い知らせを伝え/平和を告げる者の足は山の上を行く。ユダよ、お前の祭りを祝い、誓願を果たせ。二度と、よこしまな者が/お前の土地を侵すことはない。彼らはすべて滅ぼされた。
2:3主はヤコブの誇りを回復される/イスラエルの誇りも同じように。略奪する者が彼らを略奪し/その枝を荒らしはしたが。
2:4勇士の盾は赤く/戦士は緋色の服をまとう。戦の備えをする日に/戦車の鋼鉄は火のように輝き/槍は揺れる。
2:5戦車は通りを狂い走り、広場を突き進む。その様は松明のように輝き/稲妻のように走る。
2:6将軍たちは召集されるが、途上でつまずく。人々は城壁へと急ぎ、防御車を据える。
2:7流れに面した門は開かれ、宮殿は揺れ動く。
2:8王妃は引き出され、衣をはがれて連れ去られた。侍女たちは鳩のような声で嘆き、胸を打つ。
2:9ニネベは、……
1:1ニネベについての託宣。エルコシュの人ナホムの幻を記した書。
1:2主は熱情の神、報復を行われる方。主は報復し、激しく怒られる。主は敵に報復し/仇に向かって怒りを抱かれる。
1:3主は忍耐強く、その力は大きい。主は決して罰せずにはおられない。その道はつむじ風と嵐の中にあり/雲は御足の塵である。
1:4主は海を叱って、乾かし/すべての川を干上がらせられる。バシャンとカルメルは衰え/レバノンの花はしおれる。
1:5山々は主の御前に震え/もろもろの丘は溶ける。大地は主の御前に滅びる/世界とそこに住むすべての者も。
1:6主の憤りの前に、誰が耐ええようか/誰が燃える御怒りに立ち向かいえようか。主の憤りが火のように注がれると/岩も御前に打ち砕かれる。
1:7主は恵み深く、苦しみの日には砦となり/主に身を寄せる者を御心に留められる。
1:8みなぎる洪水で逆……
1:1人々からでもなく、人を通してでもなく、イエス・キリストと、キリストを死者の中から復活させた父である神とによって使徒とされたパウロ、
1:2ならびに、わたしと一緒にいる兄弟一同から、ガラテヤ地方の諸教会へ。
1:3わたしたちの父である神と、主イエス・キリストの恵みと平和が、あなたがたにあるように。
1:4キリストは、わたしたちの神であり父である方の御心に従い、この悪の世からわたしたちを救い出そうとして、御自身をわたしたちの罪のために献げてくださったのです。
1:5わたしたちの神であり父である方に世々限りなく栄光がありますように、アーメン。
1:6キリストの恵みへ招いてくださった方から、あなたがたがこんなにも早く離れて、ほかの福音に乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています。
1:7ほかの福音といっても、もう一つ別の福音があるわけではなく……