台湾基督長老教会 シェ・ポーツァン総会議長
日本はこの一年多くの災害に見舞われた。同じ環太平洋に位置する台湾でも同様の災害が起こるが、教会には具体的な行動や相互扶助が求められる。私たちの心は日本の人々と共にある。2月の花蓮地震に際する教団からの支援に感謝する。
中国の圧力がますます強まる中で原住民の人権と正義を守るために海外諸教会とのパートナーシップ保持を強く求めている。お互いのために祈ろう。また台湾独立デモ、プユマ号事故をおぼえ祈っていただきたい。
韓国基督長老会 キム・チュンソップ総会長
韓国基督長老会と貴教団は1967年の宣教協約締結以来、長年パートナーとして歩んできた。私たちの第103回総会および平和会議に秋山徹総幹事をお迎えし、心温まる協働の時が持てたことは大きな喜びであり、忘れがたい財産である。
一方で台風21、24号や大阪と北海道で起きた地震の被害と苦難から早く回復されるよう心からのお見舞いを祈る。被災した人々に神の恵みと癒しが届くように。この総会のすべてに神の知恵と導きを祈る。
基督教大韓監理会 イ・ヨンユン総幹事
135万の信徒、6500の教会を代表して第41回教団総会を心からお祝い申し上げる。神は東北アジアに貴教団と韓国の教会を建てられ、各教会が東北アジアの平和と和解、神の国の拡張を求めて歩んできたことに感謝する。特に1967年の宣教協約締結以降、両教会の成長のために宣教師の受け入れなど交流と協力を行ってきた。今後も両教会の宣教協力が未来への希望となることを期待している。また朝鮮半島の統一と和解のために祈っていただきたい。
在日大韓基督教会 金鐘賢総会長
神戸東部教会で行われた54回総会において教団世界宣教幹事より祝辞をいただいた。また8月の宣教110周年記念大会では石橋総会議長より暖かい祝辞を、秋山総幹事より記念講演をいただき感謝である。西日本豪雨、熊本地震でも教団の教会と同じ支援と励ましをいただき感謝申し上げる。
韓国の教会との協約を模索しつつ貴教団と共に歩みたい。福音宣教が進まない時代だが、時が良くても悪くても互いにパートナーとして祈り合いたい。
アメリカ改革派教会 エン・ヨン・キム東アジア担当幹事
今日の変わりゆく政治、経済、社会の課題の中で神の国の発展の一翼を担ってきた貴教団の信仰と献身的な奉仕に、深い感謝をこめて神を賛美する。
RCAは事業協力と人事協力をとおして、日本での主イエス・キリストの伝道と宣教の共働者である貴教団のすべての献身的な働きに感謝を申し上げる。RCAと貴教団が今日の課題と困難に取り組む働きにおいて、神の恵みと導きがキリストの福音をとおして、私たちをさらに励まし強めてくださるように。
日本キリスト教協議会 金性済総幹事
貴教団は戦中戦後、今日に至るまで日本におけるプロテスタント最大の合同教会として歩んでこられた。NCCには1948年の設立に際しても中心的に貢献し、人材を送るなど支えてくれている。21世紀も20年が過ぎて政治情勢は大きく変わり、人口減少の速度も増している。異常な事件も起こる。そんな時代にどのように福音を語り、どのように奉仕するのかを教会は深刻に問われている。NCCは加盟教派団体と共に、主にお応えしていく所存である。
世界教会協議会 チャン・サン アジア議長
WCCは今年70周年を迎えたが、目指すクリスチャンの一致と行動において善き成果を得られた年だった。その一つの象徴として北朝鮮と韓国のクリスチャンが共に歌いダンスをする光景を見ることができた。歴史は動いている、北朝鮮は変わりつつあると認識した。
貴教団は日本の教会一致のために労している。教団が労苦している働きは、イエスの働きを真似ているものと思う。教団がWCCと共通の目的をもって共に働いてくれると期待する。
アジアキリスト教協議会 マシューズ・ジョージ・チュナカラ総幹事
CCAは、西はイランから東は日本まで、北はネパールから南はニュージーランドまで広範にわたる。貴教団は1957年のCCA創設以来のメンバーである。昨年ミャンマーで行われた60周年記念集会には教団から参加者が派遣され感謝する。
CCAの総会は教会の目指すべき宣教と証の業を協議し、方向は未来に向いている。本日の総会も歴史においては一つの道標に過ぎない。どうかこの総会が教団に属する教会にとって励ましとなるよう願っている。
大韓イエス教長老会 キム・テヨン副総会長
両教会は7回に渡り日韓5教団の宣教師の実務者協議会を行ったり貴教団から洛雲海宣教師が派遣されたりするなど協力関係にある。
朝鮮半島では今、南北首脳会談が行われ和解による平和的交流や協力の道を進んでいる一方で東北アジアにはなお緊張や葛藤がある。 その中で韓日の教会は長年親しい友として歩んできた。今後も両教会が平和の福音伝道のために、共に歩み続けたいと願っている。
挨拶された来賓者の他、総会に出席の方々
台湾基督長老教会
ジョシュア・リェン エキュメニカル幹事
英国メソジスト教会
シーラ・ノリス宣教師
ミナハサ福音キリスト教会
ヘイン・アリーナ議長
へニー・スマクル前議長
在日大韓基督教会
金柄鎬総幹事
ドイツ福音主義教会
マルクス・ティブルスキ宣教師
海外派遣宣教師報告
ケルン・ボン日本語キリスト教会 佐々木良子宣教師
なぜ教団は、国内の教会も大変な状況なのに海外に宣教師を遣わすのか、と思う方もおられるかも知れない。私もかつてはそう思っていた。しかし実際にドイツに派遣されて、海外で生活する日本人にとって母語で神の言葉を聞くことがいかに大切かということに気づかされた。礼拝での献金の際には「日本語で御言葉を聞けて感謝。これは当たり前ではなく恵みです」という祈りが必ず献げられる。私自身も母語で聞く御言葉に飢えを感じているが、この総会に来て開会礼拝で御言葉を聞き、日本語で賛美をすることができ現地の人々の気持ちが分かった思いである。海外に宣教師を遣わすことの大切さを実感させられる。
ドイツのケルン・ボン教会は現住陪餐会員が19名、今年は8名減少した。人的にも経済的にもどん底である。教会員も「どこまで試みに遭わないといけないの」と絶句している。けれども絶望はしていない。お金も人も、身近な頼れる存在も「無い無い尽くし」だからこそ神が働くのを待ち望むしかない、祈るしかない。それはどん底の教会の特権だと考えている。
経済的に独立することは難しく、ビザの関係で牧師が副業をすることもできない。だから支える会には感謝している。支援がプレッシャーに感じることもあったが、今は喜んで支えてくださる方々に応えていきたいと願っている。
どうか私たちの教会を「遠い海外の教会」ではなく「一地方教会」として、教団の仲間としておぼえていただけたらと願っている。 (米山恭平報)
8:31イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。
8:32あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」
8:33すると、彼らは言った。「わたしたちはアブラハムの子孫です。今までだれかの奴隷になったことはありません。『あなたたちは自由になる』とどうして言われるのですか。」
8:34イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。
8:35奴隷は家にいつまでもいるわけにはいかないが、子はいつまでもいる。
8:36だから、もし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。
8:37あなたたちがアブラハムの子孫だということは、分かっている。だが、あなたたちはわたしを殺そうとしている。わたしの言葉を受け入れないからである。
8:38わたしは父のもとで見たことを話している。ところが、あなたたちは父から聞いたことを行っている。」
8:39彼らが答えて、「わたしたちの父はアブラハムです」と言うと、イエスは言われた。「アブラハムの子なら、アブラハムと同じ業をするはずだ。
8:40ところが、今、あなたたちは、神から聞いた真理をあなたたちに語っているこのわたしを、殺そうとしている。アブラハムはそんなことはしなかった。
8:41あなたたちは、自分の父と同じ業をしている。」そこで彼らが、「わたしたちは姦淫によって生まれたのではありません。わたしたちにはただひとりの父がいます。それは神です」と言うと、
8:42イエスは言われた。「神があなたたちの父であれば、あなたたちはわたしを愛するはずである。なぜなら、わたしは神のもとから来て、ここにいるからだ。わたしは自分勝手に来たのではなく、神がわたしをお遣わしになったのである。
8:43わたしの言っていることが、なぜ分からないのか。それは、わたしの言葉を聞くことができないからだ。
8:44あなたたちは、悪魔である父から出た者であって、その父の欲望を満たしたいと思っている。悪魔は最初から人殺しであって、真理をよりどころとしていない。彼の内には真理がないからだ。悪魔が偽りを言うときは、その本性から言っている。自分が偽り者であり、その父だからである。
8:45しかし、わたしが真理を語るから、あなたたちはわたしを信じない。
8:46あなたたちのうち、いったいだれが、わたしに罪があると責めることができるのか。わたしは真理を語っているのに、なぜわたしを信じないのか。
8:47神に属する者は神の言葉を聞く。あなたたちが聞かないのは神に属していないからである。」
第41回教団総会で、石橋秀雄教団議長が、「総幹事17カ月間の不在をお詫びします」と陳謝し、常議員会での秋山徹総幹事選任を報告すると、満場割れんばかりの拍手が、議場を覆った。
秋山さんが、1968年、東京神学大学大学院を終え、担任教師として金沢教会に赴任した頃、教団は紛争のただ中にあり、「まさに、荒れ野の40年だった」と述懐する。秋山さんは、熊野義孝研究会に通った。荒れ野の時代だからこそ、温厚で、芯の強い秋山さんのような人を、教団は必要としたのだろう。秋山さんは、出版局長を6年務めた。教団全体が大きく揺らいだ時代で、各個教会でも、内部対立が表面化した教会も、数多く出た。金沢教会を出発点に4つの教会に仕えたが、上尾合同教会が、本年4月、総幹事就任で辞任するまで23年間と、一番長かった。上尾時代、関東教区議長を6年務めた。絶妙のバランス感覚で、難しい教区運営に務めたことが、総幹事就任に繋がることになる。
秋山さんは、兄弟牧師として知られており、父通明牧師の後を継いだ3人の子、兄・英明牧師、弟・徹牧師、妹・恵牧師夫人。牧師一家だ。
教団がどう進むのか。どうすべきなのか。秋山総幹事は、「教団は、機構改定に取り組まねばならない」と力強く語った。これは、これまで以上に、難しい対話を、根気よく続けねばならないことを意味している。
インタビューと共に、秋山さんがもう一つ、力強く語ったのが、教団の青年対策だった。「青年活動を活発化しないと教団の未来はない」と、秋山さんの主張は明快だった。「関東教区時代、青年会活動にずっと関わっていたので、この思いは、ぶれることがない。青年の働きを結集しようという、リフォユース500の働きには、多いに関心があり、期待している」と結んだ。
1943年、愛媛県北条市生まれ。東神大大学院卒。元出版局長、関東教区議長。18年、教団総幹事。
8:12イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」
8:13それで、ファリサイ派の人々が言った。「あなたは自分について証しをしている。その証しは真実ではない。」
8:14イエスは答えて言われた。「たとえわたしが自分について証しをするとしても、その証しは真実である。自分がどこから来たのか、そしてどこへ行くのか、わたしは知っているからだ。しかし、あなたたちは、わたしがどこから来てどこへ行くのか、知らない。
8:15あなたたちは肉に従って裁くが、わたしはだれをも裁かない。
8:16しかし、もしわたしが裁くとすれば、わたしの裁きは真実である。なぜならわたしはひとりではなく、わたしをお遣わしになった父と共にいるからである。
8:17あなたたちの律法には、二人が行う証しは真実であると書いてある。
8:18わたしは自分について証しをしており、わたしをお遣わしになった父もわたしについて証しをしてくださる。」
8:19彼らが「あなたの父はどこにいるのか」と言うと、イエスはお答えになった。「あなたたちは、わたしもわたしの父も知らない。もし、わたしを知っていたら、わたしの父をも知るはずだ。」
8:20イエスは神殿の境内で教えておられたとき、宝物殿の近くでこれらのことを話された。しかし、だれもイエスを捕らえなかった。イエスの時がまだ来ていなかったからである。
8:21そこで、イエスはまた言われた。「わたしは去って行く。あなたたちはわたしを捜すだろう。だが、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになる。わたしの行く所に、あなたたちは来ることができない。」
8:22ユダヤ人たちが、「『わたしの行く所に、あなたたちは来ることができない』と言っているが、自殺でもするつもりなのだろうか」と話していると、
8:23イエスは彼らに言われた。「あなたたちは下のものに属しているが、わたしは上のものに属している。あなたたちはこの世に属しているが、わたしはこの世に属していない。
8:24だから、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになると、わたしは言ったのである。『わたしはある』ということを信じないならば、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになる。」
8:25彼らが、「あなたは、いったい、どなたですか」と言うと、イエスは言われた。「それは初めから話しているではないか。
8:26あなたたちについては、言うべきこと、裁くべきことがたくさんある。しかし、わたしをお遣わしになった方は真実であり、わたしはその方から聞いたことを、世に向かって話している。」
8:27彼らは、イエスが御父について話しておられることを悟らなかった。
8:28そこで、イエスは言われた。「あなたたちは、人の子を上げたときに初めて、『わたしはある』ということ、また、わたしが、自分勝手には何もせず、ただ、父に教えられたとおりに話していることが分かるだろう。
8:29わたしをお遣わしになった方は、わたしと共にいてくださる。わたしをひとりにしてはおかれない。わたしは、いつもこの方の御心に適うことを行うからである。」
8:30これらのことを語られたとき、多くの人々がイエスを信じた。
8:1イエスはオリーブ山へ行かれた。
8:2朝早く、再び神殿の境内に入られると、民衆が皆、御自分のところにやって来たので、座って教え始められた
8:3そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、
8:4イエスに言った。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。
8:5こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」
8:6イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。
8:7しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」
8:8そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。
8:9これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。
8:10イエスは、身を起こして言われた。「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。」
8:11女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」〕
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