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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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サムエル記下5・1〜5

2018年11月25日

5:1イスラエルの全部族はヘブロンのダビデのもとに来てこう言った。「御覧ください。わたしたちはあなたの骨肉です。

5:2これまで、サウルがわたしたちの王であったときにも、イスラエルの進退の指揮をとっておられたのはあなたでした。主はあなたに仰せになりました。『わが民イスラエルを牧するのはあなただ。あなたがイスラエルの指導者となる』と。」

5:3イスラエルの長老たちは全員、ヘブロンの王のもとに来た。ダビデ王はヘブロンで主の御前に彼らと契約を結んだ。長老たちはダビデに油を注ぎ、イスラエルの王とした。

5:4ダビデは三十歳で王となり、四十年間王位にあった。

5:5七年六か月の間ヘブロンでユダを、三十三年の間エルサレムでイスラエルとユダの全土を統治した。

2018年11月24日

石橋議長、久世副議長、雲然書記、秋山総幹事

 教団総会を終えて41総会期がはじまった。石橋秀雄議長、雲然俊美書記が5期目を担い、新しく久世そらち副議長が加わっての新三役となった。18年4月より着任した秋山徹総幹事と共に新しい四役で教団の舵取りを担うことになる。「伝道する教団の建設」を掲げて機構改定に実質的に着手する総会期となる。全教団的に取り組むことが求められている。

 

 「伝道する教団の建設—伝道の命と力の回復」を主題に掲げた、第41回日本基督教団総会は、10月23日から三日間、東京・池袋のホテルで開催され、総会議員400名中、開会時376名が出席した。沖縄教区は、34回総会以来、8回連続して議員を選出しなかった。

 石橋秀雄議長は、議長報告に先立ち、17カ月間、総幹事不在だったことを詫び、秋山徹総幹事選任の経過を報告した。

 議長報告で、石橋議長は、「2016年度の受洗者は、939名で、教団創設以来最少の受洗者だった。教会にしか与えられていない『伝道の命と力の回復』が求められている」とし、「主の伝道命令に忠実に従い、『伝道する教団の建設』を進めるため、三役・教区議長8名・常議員8名で構成する教団伝道対策検討委員会を設置し、議論を深めて、第42回教団総会に『教団機構改定議案』を提案する」と明らかにした。

 議長報告に対する質疑の中で、「沖縄教区と距離を置くだけで良いのか」との問いに、石橋議長は、「総幹事から議長・総幹事名で沖縄教区を正式に訪問したいと伝えたところ、『まだ、その時期ではない』との返答を得た。だが、応答があったことに感謝している」と述べた。

 総幹事報告で、秋山徹総幹事は、「東日本大震災救援は、17年3月末終了し、献金は、国内10億2926万6077円、海外4億811万2041円。貸付22教会中10教会が完済した。熊本・大分地震では、18年3月末現在、1億2426万5935円の献金。

 本年7月から9月にかけて、大阪北部・西日本豪雨、北海道胆振東部地震、台風21号と、立て続けに自然災害が起きたが、総幹事の下に救援対策委員会を立ち上げ、対応している」と報告した。

 

 一日目夜行われた議長選挙では、過半数獲得者が出ず、二日目午前の再投票で、石橋秀雄議員(関東)が議長に5選された。

 石橋秀雄   188票

 佐々木美知夫 150票

 久世そらち  28票

 網中彰子、雲然俊美、横山良樹 各1票 (投票総数371、 無効1)

 石橋秀雄議長は、「4期8年、多くの方に支えられて、重責を担うことが出来た。一致して伝道推進に取り組み、機構改定を図って行きたい」と述べた。

 

 副議長選挙も、2回の投票で当選者が出ず、上位2人の決選投票で、久世そらち議員(北海)が当選した。

 久世そらち 187票

 岸 俊彦  175票 (投票総数381、 無効19)

 新任の久世そらち副議長は、「思いもよらず、大きな責任を担うことになった。教団のために何が出来るのか。皆さんと共に考えて行きたい」と語った。

 

 書記は、正副議長提案の雲然俊美議員(奥羽)を議場が承認し、雲然俊美書記は5選された。

 常議員選挙では、教職・信徒共に7名連記投票の議員提案(有澤慎一議員・大阪)が先議された。有澤議員は、「37回総会以来の全数連記投票では、4割の意見がゼロになる」と訴えたが、賛成162反対194票で否決された。

 総会三日目午後、九州教区提案の教憲9条・関連教規改正議案が上程されたが、梅崎浩二議長は、「時間がなく、充分な審議が出来ない」と議案を取り下げた。午後3時の閉会時に、10議案が時間切れ廃案となった。

 総会三日目に行われた常議員選挙では、教職14名中6名、信徒13名中6名が入れ替わった。 (永井清陽報)

 二日目冒頭、教団とミナハサ福音キリスト教会(インドネシア)との宣教協約締結式が行われ、ヘイン・アリーナ議長、ヘニー・スマクル前議長と石橋秀雄教団議長、秋山徹総幹事が、署名・調印文書を交換した。

 ミナハサは、第2次大戦中1942年、旧日本海軍が上陸した地で、戦後、邦人キリスト教徒医師の贖罪的な活動があった。そうしたことから、多くのインドネシア人が日本に移住するようになり、99年、大洗ベツレヘム教会が設立された。関東教区は、これまでに数度、訪問団をミナハサに送って来た。その後、新大洗、小山、鈴鹿と、在日インドネシア人教会は4教会となった。

 ミナハサは、インドネシア・スラウェシ島北部の県だが、1831年、ドイツ人宣教師が送り込まれたインドネシア・キリスト教徒にとって、重要な地で、現在は、人口の90%がキリスト教徒。

 教会数961、牧師は、1600人を数え、うち65%が女性だという。牧師数は、ミナハサ地区だけで教団全体に匹敵し、長老1万4000人、執事1万人と、邦人キリスト教徒にとっては、想像出来ないような数字が、次々に上げられた。

 調印後、ヘイン・アリーナ議長は、「この連携が出来るのは、神様の導き」と述べ、ヘニー・スマクル前議長は、戦後、在留邦人が医療でインドネシア住民を助けて来たことに触れ、「これからも助け合う関係が続くことを願っている」と語った。

 石橋秀雄議長は、「侵略戦争に加担した罪に対し、悔い改めを祈り、隣人に赦しを乞いながら、調印をした。調印式を行えたことを、心から喜んでいる」と述べた。

 調印式には、在日インドネシア4教会の牧師・信徒5、6人も出席しており、調印の瞬間、立ち上がり、涙を流しながら、抱き合って喜んでいたのが、印象的だった。 (永井清陽報)

 飼い犬に手を噛まれた。牙が少し深く入ったので血が大分流れた。流れた血を犬の鼻面に突き付けた。神妙に静かになった。主人を傷つけてしまったと反省したのだろうか。▼飼い犬に手を噛まれるには比喩的に蔑みのニュアンスがあるが、主から傷を見せられたトマスはどうだったのだろう。トマスの心を聖書は記していない。「わたしの主、わたしの神よ」と信仰の告白だけを記す。▼お受けになった傷をトマスに示された主の御顔は、筆者が犬に傷を突き付けたような怒りの顔だったのではないであろう。憐れみ、慈しみと愛に満ちた表情であったのか。言葉にすると全く陳腐だ。この御顔をトマスは正面から見上げることができたのか。▼主は、弟子たちをもう僕とは呼ばない、友と呼ぶ、と十字架を前に言っておかれた。主従の関係ではなく、兄弟となってくださると言ってくださった。兄を傷つけた弟たちは、兄の傷を前に大いに悲しんだにちがいない。この大きな悲しみから彼らが立ち直ったのは、彼ら自身の力ではない。ただ主の憐れみと御力だ。▼少し時間が経ち、我が家の犬との関係も以前よりは少しは良いものとなったようにも思える。

 教団歳入歳出に関することを、愛澤豊重予算決算委員長が報告した。

 16年度決算では、事業活動収支において、「財務幹事退職による退職金増、台湾地震への献金、東日本大震災対策本部への支出等の特別な支出があり、1480万3000円の赤字となった。投資活動収支において、三鷹住宅等の売却による収入があり、全体では424万5000円の赤字となった」と述べた。

 17年度決算では、「総幹事未就任による人件費の減少等で、事業活動収支差額が1506万9000円の黒字となり、当期収支差額で347万4000円の黒字となった。収益事業会計においては、会館室料が1081万3000円となり、新報購読額、年鑑の売り上げの減少があるものの、2万2976円の黒字となった」と述べた。

 18年度予算の審議に入る前に、兵庫教区から出された、「沖縄教区宣教連帯金」に関する件を審議した。2010年度からの減額分(600万)を送ると共に、2018年度分を120万とし、沖縄宣教連帯金を720万円とすることが提案されたが、369名中159名の賛成で否決。

 18年度実行予算で愛澤委員長は、負担金収入が、対前年度比1・34%減の3億474万2000円になること、支出項目において、総幹事の給与分が増額する人件費を除き、総会関係費、宣教関係費等多くの科目において前年に比べて減額した予算を説明した。

 19年度原予算で愛澤委員長は、事業活動収支の部、収入において、負担金が対前年度1・37%減の2億9970万6000円となり、はじめて3億円を下回ったこと、事業活動収支の差額が3万4000円と厳しい状況であることを説明した。

 出版局決算では、山北宣久理事長が報告。16年度について、売上総利益は、1億1573万2731円、当期純利益は651万6034円の赤字となったと述べ、要因として、単行本在庫調整勘定の繰入を100万円増額したこと、パソコンの更新、会館移転に伴う費用等を挙げた。17年度について、売上総利益は8938万1823円、当期純利益は2355万3114円の赤字となったと述べ、要因として、在庫処分を600万円行い、単行本在庫調整勘定の繰入を400万円増額したことを挙げた。

 財務関連議案は、全て挙手多数で可決した。 (嶋田恵悟報)

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