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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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マルコによる福音書 4・1〜9

2022年2月13日

イエスは、再び湖のほとりで教え始められた。おびただしい群衆が、そばに集まって来た。そこで、イエスは舟に乗って腰を下ろし、湖の上におられたが、群衆は皆、湖畔にいた。 イエスはたとえでいろいろと教えられ、その中で次のように言われた。 「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出て行った。 蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。 しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。 ほかの種は茨の中に落ちた。すると茨が伸びて覆いふさいだので、実を結ばなかった。 また、ほかの種は良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍にもなった。」 そして、「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われた。

2022年2月12日

より大きなキリストの御業が起こされるように

 フィリピンのためお祈りいただき、ありがとうございます。去る12月17日スーパー台風レイが私たちの住むボホール島を直撃、現在秋田で仕えておられるラバドン宣教師一家の出身地も含む北部が大きな被害を受けました。レイテ島からの送電線も台風後、海上から跡形もなく消えてしまっており、現在もボホール全土で停電中です。幸い水道は災害から1ヶ月後、部分的に復旧しました。私たちの住む南部は北部より軽度の被害で済みましたが、自宅兼教会は屋根が破損、浸水、男性二人が押さえていても風に負けて玄関扉が飛ぶという強風でした。北部は壊滅的な被害を受け、特に小さな島々は高潮被害もあり残っている家の方が少ないほどです。

 「台風が来るとは聞いていたものの、これほどとは」とは、ある教会の牧師。一夜にしてコンクリートの大きな会堂が瓦礫の更地となるような強烈な台風だとは、誰が予想できたでしょうか。

 ようやく道路が通行可能となった台風の3日後、たくさんの枝や電線をかいくぐりながら北部に向かいました。木々が根こそぎ倒れ、まるで映画のように荒涼とした道中。タリボン沖の島に着くと、人々が「水がないんだ」と叫びながら舟に走り寄ってきました。島々にはもとから水道や電気はなく飲み水は舟で本土から買ってくるのですが、その舟が台風で壊れてしまったため、水がないのです。炎天下、家も木々も倒れて木陰すらなくなった島で、家財道具もろとも流されて「鍋一つなくなった。下着もない」と自宅だった瓦礫の上に座り途方に暮れている人々がいました。

 まず飲み水や食料、その後衣料品なども南部から調達して届けました。他の支援団体と連携して浄水器を設置したり、4つの島の全家庭への援助物資配布も行いました。それらの連携プレーのために走り回り自宅に帰ると電気も水もない最初の1ヶ月はかなり過酷でした。早朝3時からタリボンに行き島々を巡り、疲れ果てた帰り道に運転できなくなり車を止めて仮眠し、真夜中に帰宅。それを毎日のように繰り返している夫を見て、これでは台風で死ぬことはなかったものの、支援活動で死んでしまうと思いました。実際、電気水道のない生活はそれだけでも大変で、多くの人が体調を崩し、体の弱かった方々が次々に亡くなりました。

 幸い大規模な緊急支援は一段落し、今は休むことができています。現在は週一回島々の牧師たちに釘やトタンなどの支援をしています。ガソリンや銀行やスーパーも一時は長蛇の列でしたが今は落ち着き、発電機で仕事も再開し、枯れ果てているように見えた木々も新しい緑の芽を出して風景が少しずつ元のボホールに戻りつつあります。ご支援に心より感謝申し上げます。

 ピトゴ島の教会を訪れた時、彼らの誇りだった会堂や美しい講壇が壊れてしまったのに痛みを覚えて、瓦礫の中に膝を折りたい衝動にかられました。一体何と言ったらいいのでしょうか。そう祈りました。その時、この言葉が心に響きました。「この宮のこれから後の栄光は、先のものよりまさろう。万軍の主は仰せられる。わたしはまた、この所に平和をあたえる。−万軍の主の御告げ−」(ハガイ書2章9節、新改訳)。この瓦礫がいつかまた再建される、それだけではなくより多くの人々がこの場所に集い、主の栄光がここに満ちるということだと受け取りました。

 枯れた骨が主の軍隊となったエゼキエルの幻のように、枯れ果てたこの地に力強い勇者の大軍が生まれることを信じます。より大きなキリストの御業がこれらの地に立ち上がるように、これからも祈っていただければ幸いです。

(ベルトラン小川文子報)

島々の様子

島々の様子
※写真 教団新報より

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日本に遣わされて

クリスティーナ・ボーネットさん

 「日本食の中で、絶対食べないと決めていたものを最近口にした。フグの唐揚げはサラサラしていて爽やかな味。スッポンは硬い牛肉のよう。鯨のだご汁はまんざらでもなかった」。よどみない日本語で、絶妙な表現を用い、自身のことを語るクリスティーナ宣教師は、召命を受け、3年前、21歳の時に来日した。

 鎮西学院高等学校で、グローバル・イングリッシュコースの副担任を務める。高校3年生には最後の課題としてリサーチペーパーを課している。生徒はそれぞれにテーマを選び、初めての英語論文を執筆する。原子爆弾投下の倫理性やLGBTについて書く者もあった。生徒たちは背伸びの末、3年間の学びの成果をクリスティーナ宣教師にぶつけ、学びの実を収穫して、気分爽快、卒業して行く。

 聖書の授業も受け持つ。学院のキリスト教教育の再建に尽力した元ラガーマン、鐵口宗久学院宗教主任からのチャレンジだった。週末には大村教会に出席しつつ、乞われて佐世保東部伝道所や諫早教会でも説教する。

 神学は高校生の時に両親と共に教会で学んだ。父は実験物理学者兼エンジニアだ。クリスティーナ宣教師も、親譲りの思索家で、抽象的に物事を捉えるのが得意だ。その賜物を活かしつつ、関心を、神学と日本宣教、日本人の思考様式に向ける。

 鎮西学院は卒業生が教諭となって戻るケースが多い中、異文化・他言語圏からの赴任である。日本語こそ堪能でも、学校の内在論理を短期間で掴むのは無理難題である。「周りの先生方とそりが合わない、心が通じない、自分だけ馬鹿じゃないか」と悩む日々が続いて落ち込むこともあった。だが今、その苦労が実を結びつつある。「3年間のすべてが益になった」と振り返る。

東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問)

2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会

竜ヶ崎教会にうかがって

 2021年東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会は11月16日に茨城県にある竜ヶ崎教会の方々にオンラインで話を伺った。

 今回は支援委員会より、篠浦千史、黒沼宏一委員、河田直子各委員、オブザーバーとして福島純雄関東教区議長、道家紀一幹事が参加した。

 竜ヶ崎教会からは飯塚拓也牧師と役員の堀田松子さん、平野和雄さん、田中和子さん、韓国から来ているさんが出席してくださった。地震があった土曜日の夜、飯塚牧師は代務を担う那須塩原教会での礼拝に備えて、那須塩原のホテルにいた。そこでも停電が生じ、すぐには連絡が取れない状況だった。しばらくして牧師館との連絡がつき、竜ヶ崎教会と隣接する竜ヶ崎幼稚園の被害を確認した。本が落ちたりしていたものの、夜だったこともあり、大きな被害は見受けられなかった。

 翌日の礼拝は徐さんがいつものように礼拝を担当した。ところが、天井や壁など上を気にしていたので当初気づかなかったが、礼拝堂やホールの床に大きな亀裂が入っているのが分かった。教会の床はコンクリートの下地に垂木を敷いてその上に板を張っているので床下がない。1996年に移転してきて以来、何度も大きな地震を経験したので、今回は床を剥がしてその下を確認した。その結果、床下が隆起していることが分かった。そのため垂木を調整して床を平らにする工事を行うこととなった。その費用は400万円強だったが、教団からの100万円の支援は有り難かったと言われた。夏休みを利用して2ヶ月かけて工事をし、9月第3聖日から礼拝堂での礼拝を再開した。その間、幼稚園のホールをお借りし、土曜日に椅子を並べ日曜日に片付けるという作業を繰り返した。その作業も大変だったが、何より辛かったのは、子どもたちの教会活動が大きく制限されたことだ。

 竜ヶ崎教会では月2回、子どもと大人が同じ説教を聞いて礼拝し、後の2回は子どもの説教が終わり、大人の説教の時には子どもたちは分級に移るという形式で行なってきた。子どもと大人が共に守る礼拝の中心は、「礼拝で子どもを育てる」こととのこと。コロナも収まってきた今、子どもたちが活躍するハンドベルクワイアも再開したいという。また土曜日の夜、サムエルナイトと称し、月2回、子どものお泊まり会をしている。そして日曜日の礼拝に一緒に出ようというものである。年齢制限はなく、教会に泊まれる子どもは誰でもOK。「子どもに教会を好きになってもらいたいから」と飯塚牧師は語る。

 来年の4月には伝道師を招聘して青年伝道にも力を入れるそうだ。こういった子どもたちを大切にしてきたことの実りとして、卒園後に教会につながり、高校入学前に洗礼を受け、新潟の敬和学園高校に進んだ子が、来年の4月に竜ヶ崎幼稚園の先生となる。そして、地域にとって「ここに教会がある」という大切な役割を今後も果たしていきたいと平野役員は言われる。

 もう一つ、このヒアリング直前の11月14日に、飯塚牧師の息子さん、飯塚共生教師が馬見労禱教会での主任担任教師としての就任式を終えられたとの報告もあった。大きな恵みを分けていただいた思いがする。

 最後に飯塚牧師は関東教区で災害への支援委員を務められた経験から、地震や水害などの災害に対して対応する災害支援委員会が常議員会の下に常時あったらいいのではないかと言われた。今後、常議員会で検討する必要があると思う。(篠浦千史報)


東北地方地震被災教会支援募金

郵便振替口座

口座 日本基督教団
◎口座番号  00140-9-145275

 

 

通信欄に「東北地方地震被災教会支援」とご記入ください。

大勢の群衆が一緒について来たが、イエスは振り向いて言われた。 「もし、だれかがわたしのもとに来るとしても、父、母、妻、子供、兄弟、姉妹を、更に自分の命であろうとも、これを憎まないなら、わたしの弟子ではありえない。 自分の十字架を背負ってついて来る者でなければ、だれであれ、わたしの弟子ではありえない。 あなたがたのうち、塔を建てようとするとき、造り上げるのに十分な費用があるかどうか、まず腰をすえて計算しない者がいるだろうか。 そうしないと、土台を築いただけで完成できず、見ていた人々は皆あざけって、 『あの人は建て始めたが、完成することはできなかった』と言うだろう。 また、どんな王でも、ほかの王と戦いに行こうとするときは、二万の兵を率いて進軍して来る敵を、自分の一万の兵で迎え撃つことができるかどうか、まず腰をすえて考えてみないだろうか。 もしできないと分かれば、敵がまだ遠方にいる間に使節を送って、和を求めるだろう。 だから、同じように、自分の持ち物を一切捨てないならば、あなたがたのだれ一人としてわたしの弟子ではありえない。」
「確かに塩は良いものだ。だが、塩も塩気がなくなれば、その塩は何によって味が付けられようか。 畑にも肥料にも、役立たず、外に投げ捨てられるだけだ。聞く耳のある者は聞きなさい。」
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