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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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ヨハネによる福音書21・15〜19

2025年7月25日

食事が終わると、イエスはシモン・ペトロに、「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか」と言われた。ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの小羊を飼いなさい」と言われた。 二度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの羊の世話をしなさい」と言われた。 三度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロは、イエスが三度目も、「わたしを愛しているか」と言われたので、悲しくなった。そして言った。「主よ、あなたは何もかもご存じです。わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。」イエスは言われた。「わたしの羊を飼いなさい。 はっきり言っておく。あなたは、若いときは、自分で帯を締めて、行きたいところへ行っていた。しかし、年をとると、両手を伸ばして、他の人に帯を締められ、行きたくないところへ連れて行かれる。」 ペトロがどのような死に方で、神の栄光を現すようになるかを示そうとして、イエスはこう言われたのである。このように話してから、ペトロに、「わたしに従いなさい」と言われた。

2025年7月24日


戦後80年にあたって、平和を求める祈り

 今、心を一つにして、私たちの父なる神に祈ります。

「御名が崇められますように。御国が来ますように。御心が天になるごとく、地にもなりますように。」

 アジア・太平洋戦争の敗戦から80年を迎えます。神が造られ、愛された何千万人もの命が、私たちの罪によって傷つけられ、奪われたことを深く悔い改め、人類が二度とあのような過ちを犯すことがないようにと、平和の主に祈り願います。

 しかしこの80年の間にも、多くの戦争・内戦が世界中であり、今も1億人を超える人が難民とされています。私たちがまことに無力であったことを悔いるものです。この現実の中で、それでも私たちは復活の主がまことの平和へと世界を導いてくださることを信じ、心を新たにして平和を祈り願います。そして、御言葉を宣べ伝え、御国を目指して歩んで行きます。また、私たち自身が、戦時中に神と人とに対して大きな罪を犯したのみならず、その後も時代と共に変わりゆくイデオロギーや歴史観に振り回されたことを悔い改めます。主の御前に立って全ての者が悔い改め、ただ主の平和に仕える者となりますように。時代は変わり人は変わりますが、神の言葉は永遠に変わることがありません。正しいお方は、十字架の主であるあなただけです。主よ、憐れんでください。

 近年は日本の近海においても緊張状態が続いています。その様な中で琉球弧の島々に住む方々が担わされている過重な労苦に対して痛みを覚えます。私たちが自分の利益だけを追い求めることなく、十字架の主イエス・キリストの御前に立って、神が与えられた力と知恵とを平和の実現のために用いてまいります。

  私たちは、神の子・平和の子とされた者として、御国を仰ぎつつ祈ります。

強い国家や民が、弱く小さな国家や民を力によって支配し、虐げることがありませんように。国家・民族の間にある憎しみの連鎖が断ち切られますように。困窮のただ中にある一人ひとりに、生きる力と勇気が与えられますように。そして、核の脅威が世界中から取り除かれていきますように。

 平和の主イエス・キリストよ、早く来てください。

この祈りを主イエス・キリストの御名によって祈ります。 アーメン

(第43総会期 第4回常議員会 202578日 可決)


A Prayer for Peace, on the 80th anniversary of the end of World War II

 Now, with one heart, we pray to God our Father.

 ”Hallowed be thy name, thy kingdom come, thy will be done, on earth as it is in heaven.”

 It has been 80 years since Japan’s defeat in the Asia-Pacific War. We deeply repent that tens of millions of lives that God created and loved were injured and stolen by our sins, and pray to the Lord of Peace that humankind will never again make such mistakes.

 But, in the past 80 years, there have been many wars and internal conflicts around the world, and more than 100 million people are still refugees today. We regret that we have been so powerless. In the midst of this reality, we continue to believe that the resurrected Lord will lead the world to true peace, and we pray for peace with renewed hearts. And we will preach the Word of God and walk toward the Kingdom. We also repent that we not only committed great sins against God and humanity during the war, but that we have subsequently been swayed by ideologies and views of history that changed with the times. May all people repent before the Lord and be servants of His peace. Times change and people change, but God’s word never changes. The only one who is righteous is you, the Lord of the cross. Lord, have mercy.

 In recent years, tensions have persisted in waters around Japan. Amid this situation, we are pained by the excessive hardships that are borne by residents of the Ryukyu Islands. We will not pursue only our own interests, but will stand before the Lord Jesus Christ of the cross and use the power and wisdom that God has given us to bring about peace.

 As people who were made children of God, children of peace, we look up to the Kingdom and pray:

 May strong nations and peoples not use force to dominate and oppress weak and small nations and peoples. May the cycle of hatred between nations and peoples be broken. May those who are in poverty be given the strength and courage to live. And may the nuclear threat be removed from the world.

 Jesus Christ, Lord of peace, come quickly.

 We pray this prayer in the name of our Lord Jesus Christ. Amen

Approved on July 8, 2025 at the 4th meeting of the General Council,
43rd General Assembly period, The United Church of Christ in Japan

その後、イエスはティベリアス湖畔で、また弟子たちに御自身を現された。その次第はこうである。 シモン・ペトロ、ディディモと呼ばれるトマス、ガリラヤのカナ出身のナタナエル、ゼベダイの子たち、それに、ほかの二人の弟子が一緒にいた。 シモン・ペトロが、「わたしは漁に行く」と言うと、彼らは、「わたしたちも一緒に行こう」と言った。彼らは出て行って、舟に乗り込んだ。しかし、その夜は何もとれなかった。 既に夜が明けたころ、イエスが岸に立っておられた。だが、弟子たちは、それがイエスだとは分からなかった。 イエスが、「子たちよ、何か食べる物があるか」と言われると、彼らは、「ありません」と答えた。 イエスは言われた。「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ。」そこで、網を打ってみると、魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかった。 イエスの愛しておられたあの弟子がペトロに、「主だ」と言った。シモン・ペトロは「主だ」と聞くと、裸同然だったので、上着をまとって湖に飛び込んだ。 ほかの弟子たちは魚のかかった網を引いて、舟で戻って来た。陸から二百ペキスばかりしか離れていなかったのである。 さて、陸に上がってみると、炭火がおこしてあった。その上に魚がのせてあり、パンもあった。 イエスが、「今とった魚を何匹か持って来なさい」と言われた。 シモン・ペトロが舟に乗り込んで網を陸に引き上げると、百五十三匹もの大きな魚でいっぱいであった。それほど多くとれたのに、網は破れていなかった。 イエスは、「さあ、来て、朝の食事をしなさい」と言われた。弟子たちはだれも、「あなたはどなたですか」と問いただそうとはしなかった。主であることを知っていたからである。 イエスは来て、パンを取って弟子たちに与えられた。魚も同じようにされた。 イエスが死者の中から復活した後、弟子たちに現れたのは、これでもう三度目である。

2025年7月23日

十二人の一人でディディモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。 そこで、ほかの弟子たちが、「わたしたちは主を見た」と言うと、トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」 さて八日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。戸にはみな鍵がかけてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。 それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」 トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。 イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」

このほかにも、イエスは弟子たちの前で、多くのしるしをなさったが、それはこの書物に書かれていない。 これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。

2025年7月22日

マリアは墓の外に立って泣いていた。泣きながら身をかがめて墓の中を見ると、 イエスの遺体の置いてあった所に、白い衣を着た二人の天使が見えた。一人は頭の方に、もう一人は足の方に座っていた。 天使たちが、「婦人よ、なぜ泣いているのか」と言うと、マリアは言った。「わたしの主が取り去られました。どこに置かれているのか、わたしには分かりません。」 こう言いながら後ろを振り向くと、イエスの立っておられるのが見えた。しかし、それがイエスだとは分からなかった。 イエスは言われた。「婦人よ、なぜ泣いているのか。だれを捜しているのか。」マリアは、園丁だと思って言った。「あなたがあの方を運び去ったのでしたら、どこに置いたのか教えてください。わたしが、あの方を引き取ります。」 イエスが、「マリア」と言われると、彼女は振り向いて、ヘブライ語で、「ラボニ」と言った。「先生」という意味である。 イエスは言われた。「わたしにすがりつくのはよしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから。わたしの兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。『わたしの父であり、あなたがたの父である方、また、わたしの神であり、あなたがたの神である方のところへわたしは上る』と。」 マグダラのマリアは弟子たちのところへ行って、「わたしは主を見ました」と告げ、また、主から言われたことを伝えた。

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。 そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。 イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」 そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。 だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」

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