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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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マルコによる福音書12・13~27

2022年3月29日
さて、人々は、イエスの言葉じりをとらえて陥れようとして、ファリサイ派やヘロデ派の人を数人イエスのところに遣わした。 彼らは来て、イエスに言った。「先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、だれをもはばからない方であることを知っています。人々を分け隔てせず、真理に基づいて神の道を教えておられるからです。ところで、皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか、適っていないでしょうか。納めるべきでしょうか、納めてはならないのでしょうか。」 イエスは、彼らの下心を見抜いて言われた。「なぜ、わたしを試そうとするのか。デナリオン銀貨を持って来て見せなさい。」 彼らがそれを持って来ると、イエスは、「これは、だれの肖像と銘か」と言われた。彼らが、「皇帝のものです」と言うと、 イエスは言われた。「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」彼らは、イエスの答えに驚き入った。
復活はないと言っているサドカイ派の人々が、イエスのところへ来て尋ねた。 「先生、モーセはわたしたちのために書いています。『ある人の兄が死に、妻を後に残して子がない場合、その弟は兄嫁と結婚して、兄の跡継ぎをもうけねばならない』と。 ところで、七人の兄弟がいました。長男が妻を迎えましたが、跡継ぎを残さないで死にました。 次男がその女を妻にしましたが、跡継ぎを残さないで死に、三男も同様でした。 こうして、七人とも跡継ぎを残しませんでした。最後にその女も死にました。 復活の時、彼らが復活すると、その女はだれの妻になるのでしょうか。七人ともその女を妻にしたのです。」 イエスは言われた。「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、そんな思い違いをしているのではないか。 死者の中から復活するときには、めとることも嫁ぐこともなく、天使のようになるのだ。 死者が復活することについては、モーセの書の『柴』の個所で、神がモーセにどう言われたか、読んだことがないのか。『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。 神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。あなたたちは大変な思い違いをしている。」
2022年3月28日
イエスは、たとえで彼らに話し始められた。「ある人がぶどう園を作り、垣を巡らし、搾り場を掘り、見張りのやぐらを立て、これを農夫たちに貸して旅に出た。 収穫の時になったので、ぶどう園の収穫を受け取るために、僕を農夫たちのところへ送った。 だが、農夫たちは、この僕を捕まえて袋だたきにし、何も持たせないで帰した。 そこでまた、他の僕を送ったが、農夫たちはその頭を殴り、侮辱した。 更に、もう一人を送ったが、今度は殺した。そのほかに多くの僕を送ったが、ある者は殴られ、ある者は殺された。 まだ一人、愛する息子がいた。『わたしの息子なら敬ってくれるだろう』と言って、最後に息子を送った。 農夫たちは話し合った。『これは跡取りだ。さあ、殺してしまおう。そうすれば、相続財産は我々のものになる。』 そして、息子を捕まえて殺し、ぶどう園の外にほうり出してしまった。 さて、このぶどう園の主人は、どうするだろうか。戻って来て農夫たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えるにちがいない。 聖書にこう書いてあるのを読んだことがないのか。
『家を建てる者の捨てた石、
これが隅の親石となった。
これは、主がなさったことで、
わたしたちの目には不思議に見える。』」
彼らは、イエスが自分たちに当てつけてこのたとえを話されたと気づいたので、イエスを捕らえようとしたが、群衆を恐れた。それで、イエスをその場に残して立ち去った。
2022年3月27日
六日の後、イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、 服は真っ白に輝き、この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった。 エリヤがモーセと共に現れて、イエスと語り合っていた。 ペトロが口をはさんでイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」 ペトロは、どう言えばよいのか、分からなかった。弟子たちは非常に恐れていたのである。すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」弟子たちは急いで辺りを見回したが、もはやだれも見えず、ただイエスだけが彼らと一緒におられた。
一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまでは、今見たことをだれにも話してはいけない」と弟子たちに命じられた。 彼らはこの言葉を心に留めて、死者の中から復活するとはどういうことかと論じ合った。
2022年3月26日

逝去

江連博治(隠退教師)

 21年12月28日逝去、90歳。茨城県生まれ。59年農村伝道神学校卒業、同年より伊東、宇佐美、伊那坂下、紀南教会を牧会し、08隠退。遺族は妻・江連澄子さん。

愛川照子(無任所教師)

 22年2月6日逝去、102歳。福島県生まれ。52年同志社大学卒業、53年より賀茂、南大阪教会を牧会し、宮城学院に84年まで務める。

矢野一郎(広島女学院中学高校教師)

 22年2月14日逝去、60歳。愛媛県生まれ。88年同志社大学大学院修了、同年より豊中教会を牧会し、広島女学院中学・高校に務める。遺族は妻・矢野恵利子さん。

中川智夫(隠退教師)

 22年2月15日逝去、86歳。大阪府生まれ。60年同志社大学大学院修了、同年より小阪教会、大阪北伝道所を牧会し、05年隠退。遺族は妻・中川恒子さん。

教師異動

太田八幡辞(代)川上 盾

 〃  就(主)川上純平

使徒  就(代)平野克己

神戸栄光就(代)橋本祐樹

札幌元町辞(主)髙濱心吾

 〃  辞(担)髙濱梨紗

 〃  就(代)大倉一郎

百人町 辞(担)木村和基

教師隠退

鈴木武仁、鈴木元子

木村和基

教師退任

關岡一成

教師改姓

中西理恵→北川

佐々木馨→越智

教会離脱

東京信愛

教会所在地名変更

昭島 〒196−0022 昭島市中神町1232−13

召命を問い、不足を自覚する場として

 2022年春季教師検定試験は2月8日よりレポート提出による学科試験、2月23・24日にズームを用いてのオンライン面接試験として実施された。未だ感染拡大が危惧されるコロナ禍にあって4回目のオンラインでの試験となった。オンラインでの面接試験は過去3回は全体会と面接のみで実施されたが、今回は全体で礼拝を捧げた。受験者も検定委員も共に神のみ言葉の前にひれ伏し、改めて教師検定試験が主の教会の業として行われていることを確認するときとされた。

 春の教師検定試験は神学校を卒業し、全国の教会へと派遣されていく補教師が中心となる。補教師検定試験受験者はCコース継続者を含め39名、正教師試験受験者が6名、教師転入審査受験者が1名であった。それぞれの受験者が祈りをもって試験に臨んできたことが、提出された答案および面接での受け答えにもよく表れていた。

 教師検定試験は献身と召命を問い、また教会に仕えていくのに必要な神学的素養を確認する場である。試験に合格することもさることながら、自分の不足を自覚し今後の課題とすることが求められる。今回は補教師中心ということもあるが、提出試験の旧約・新約いずれの説教も語りかける会衆や教会の姿が見えないものが多かった。まだ教師として教会に仕えておらずとも、これまで教会生活を送ってきたはずである。そうした教会の交わりのなかで説教者自身が、聖書のみ言葉に聞き、その恵みと喜びを分かち合うような説教が求められる。今回の課題となった聖書の箇所は、いずれも説教者自身の実存を問われる箇所であった。しかしながら試験であることを意識したのだろうか、注解書に基づいた聖書の解説に終始し、黙想が深められていないものも少なくなかった。

 学科試験科目では特に「教憲教規・宗教法人法」において、主の主権のもとにある教会法と世俗法としての宗教法人法の区別がつかない受験者が大変多かった。キリストの権能から教会法を理解するという観点が乏しいのである。また「旧約聖書神学」では、罪理解が不十分であることを多くの受験者が指摘された。罪そのものが不明瞭であるために、罪の赦しを論じることが不十分な解答が少なくなかった。贖罪信仰とつながる重要な課題として、十分意識してもらいたい。

 面接試験では、伝道者として主のために仕えていきたいという言葉がそれぞれに聞けたのは心強い。しかし教会に仕えていきたいと述べつつも、特に公同教会の理解が曖昧な受験者が多い。信仰告白、教憲・教規、説教・聖礼典などが公同教会との結びつきにあることが身につくよう期待したい。教会を愛し仕えていくことと、受験した一つ一つの科目が不可分であることを受け止め、派遣される伝道地での活躍を祈るものである。

 教師検定試験と合わせてCコース受験志願者の認定面接が行われた。残念ながら召命、献身がはっきりしないまま面接を受けられた方もある。教師試験は在宅で取得できる資格試験などではない。教師を志すことは、その身を主のために、日本基督教団という教会のために献げる業であることを明確にしつつ志願されることを願う。

 教師検定試験終了後、第17回教師検定委員会を開催した。今回の教師検定試験の合否確定を含む振り返りを行い、2022年秋季教師検定試験の予定の確認、各委員の担当確認、提出試験の課題の確定などを行った。(清藤 淳報)

講評

 今季の教師検定試験も、新型コロナウイルス感染症拡大のため、学科試験はレポート、面接試験はオンラインで行われた。このような形の試験は今回で4回目だが、課題点もある。レポートに書かれた神学的内容が真実に身に着いているかどうか。オンラインの面接試験で、どこまで召命を問うことができたのか。

 春季は神学校卒業予定者が受験されたが、例年に比べ受験者の人数が減少している。しかし、困難な時代の中で、一人一人を召してくださった主の御業に触れることができ、畏れと感謝に満ちた。教師検定試験は主の御前で、召命を問う試験である。学科試験と面接試験を通して示された課題と向き合い、主の召しに応えて、主に遣わされた場所で伝道者として喜んで伝道に励んでほしいと願っている。背後に教会、神学校の祈りがあることをいつも心に留めてほしい。

  第41総会期 教師検定委員長 井ノ川 勝


2022年春季(レポート試験)・補教師試験問題

教憲教規および諸規則・宗教法人法

 次の2題に答えてください。(両方で1000字程度)

1.教憲・教規に規定されている役員会の権能と責務について述べてください。

2.宗教法人法上の責任役員の職務と権限について、教憲・教規における役員との違いに留意しながら述べてください。

旧約聖書神学

 次の2題を、旧約聖書の聖書箇所をいくつか挙げつつ、それぞれ1500字程度で神学的に論じてください。

1.旧約における罪と、罪の赦しについて述べてください。

2.ヒゼキヤ王とヨシヤ王の宗教改革の類似点と相違点を挙げ、ヨシヤ王の宗教改革を神学的に考察してください。

新約聖書神学

 次の2題を、新約聖書の聖書箇所をいくつか挙げつつ、それぞれ1500字程度で神学的に論じてください。

1.マルコ福音書における「神の子」理解について述べてください。

2.新約聖書における「教会」の理解を、主にパウロ書簡を踏まえて述べてください。

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