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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4975号】聖公会の新しい歩み(4面)

2022年6月25日

 4月23日、札幌で行われた日本聖公会北海道教区の新主教按手・就任式に出席した。
 英国国教会の流れをくむ日本聖公会では長く女性の聖職就任は制限されていた。1998年、初めて女性の司祭が任じられ、ついに昨年、北海道教区が新主教に笹森田鶴司祭を選出して、東アジアの聖公会で初めての女性主教按手に至った。コロナ禍で出席者が制限される中、笹森新主教とは神学校の同期のよしみで招かれて歴史的瞬間に立ち会わせていただいた。
 新主教は挨拶で「女性の主教按手は日本聖公会が多様な人々の信仰共同体であることを示す。いっぽう、そのことに違和感を覚えたり神学的に違う立場の方々もいる。それでよい。今は長いプロセスの途上にある。今、日本聖公会の多様性の中での一致への模索の機会があらためて与えらえた。分裂ではなく対話による一致への招きに応えなければならない」と述べた。
 『日本聖公会における女性の司祭按手に関するガイドライン』には「すべての聖職と信徒は、女性の司祭按手についての立場の違いを越えて、協働者として対話をしつつ、協力しあう」、「女性の司祭按手についての立場の違いを理由に、聖奠執行や交わりから排除されることがあってはならない」とある。
 立場の違いを超えて信仰共同体を形成していく決意のことばに、敬意と共感を深くした。
(教団総会副議長 久世そらち)

知る力と見抜く力とを身に着けて

静岡一番町教会員
杉山真里菜さん

 キリスト者の母と共に、幼い頃から静岡一番町教会に通っていた杉山真里菜さんは、中学・高校と静岡英和女学院で過ごし、高校2年生の頃に受洗した。教会員でもあった家庭科の先生の勧めで、高校時代には積極的に国外に出かけた。
 カンボジアのスタディーツアーでは、幼い子どもたちが物乞いをしている姿に衝撃を受けた。タイのカレン族の村にホームステイをした際には、自然と共生する生活の豊かさを経験。近代化された先進国の生活が必ずしも幸せではないと感じた。これらの経験から「誰かのために役に立ちたい」という思いと共に、「何かをしてあげようというのも違うのではないか」との思いを抱いたという。
 秋田の大学に進学し、農作業をしつつ生活をする中で、水の循環の中で生かされている恵みを体感、関心を環境へと向けて行った。在学中に1年間ノルウェーに留学、卒業して2年程、教団事務局(世界宣教)で働いた後、ノルウェーの大学院に進学した。
 2018年に帰国、ウォーターエイドジャパンに就職した。「すべての人々がすべての場所で、清潔な水とトイレを利用し、衛生習慣を実践できる世界」を目指し、1981年にイギリスで設立されたNGOの働きを日本で展開する。現在、世界で7億7千百万人(10人に一人)が衛生的な水を得ることが出来ない環境で生きている。この現実を知ってもらい、支援を募るために、ウェブサイトや刊行物作成等の広報を担う。
 何が正しく、何が正しくないかが見えにくい世にあって、「知る力と見抜く力とを身に着けて」、「本当に重要なことを見分けられるように」(フィリピ1・9)なることを祈りつつ、神の愛を実践できるような人になりたいと杉山さんは語る。

讃美と信仰の喜びに溢れる総会

 5月23〜25日に、マニラの Century Park Hotel で開催されたフィリピン合同教会(United Church of Christ in the Philipp-ines 以下、UCCPと表記)総会に、西之園路子世界宣教委員長と高田輝樹職員が出席した。
 UCCPは教団と同じくプロテスタント諸教派が合同してできた教会で、総会は4年に一度開催されている。本総会には代表議員356名、海外ゲスト数名、スタッフを含め、計400名ほどが参加。
 フィリピンは人口のうち、80%がカトリック、13%がプロテスタント、両方合わせれば93%の人々がクリスチャンというキリスト教国。UCCPの方々も信仰に篤く讃美の喜びに溢れ、聖書の御言葉に従うからこそ、貧困や病気、その他の助けを必要とする人々に手を差し伸べる様々な活動を行っている。
 総会初日は夕食と2時間の開会礼拝。二日目朝は2時間の礼拝から始まり、夕食で終了。最終日は2時間の予定だった創立74周年記念礼拝が3時間となり、その後の議事でも活発な議論が交わされた結果、終了時間も当初の予定を大幅に超え、任命式も伴う約2時間半の閉会礼拝が終わったときには、夜の11時10分を過ぎていた。二泊三日の総会の中で、礼拝時間が9時間半近く占めるところに、信仰者としての彼らの姿を見、感銘を覚える。総会運営も含め、教団が学ぶべきことはたくさんある。
 総会二日目の午後は、議事とは別に、パートナー教会とのエキュメニカルな対話の席が設けられたので、私たちはそちらに招かれた。現在、UCCPから日本に派遣されているパーシバル・スマニル宣教師も同席された。UCCPからは、今後更に日本基督教団との協力関係を強めていきたいとの熱い願いが示された。
 本総会は熱く議論が交わされる場面もあったが、全体として終始和やかで明るく、仲の良さを感じさせ、讃美と信仰の喜びに溢れるものであった。今後も教団と良き交わりを深めて行けたらと心から願う。

(西之園路子報)

祈りによって整えられた器

学校法人羔学園羔幼稚園 副園長 岸  惠

 羔幼稚園は、1929年日本メソヂスト千葉教会(現日本基督教団千葉本町教会)の宣教の一貫として教会の創立と同時に設置されました。創設当時は教会敷地内にあり、1950年代に区画整理に伴い、教会裏の道路を挟んだ現在地に幼稚園のみ移転しました。その後、学校法人化を経て、現在に至っています。
 学校法人化された今日でも、建学の精神としてのキリスト教を明確に位置付けています。創設以来、園長職は千葉本町教会の牧師が務め、今日、7代目となっています。また、学校法人の理事・評議員の多くは教会員がなし、その働きの中心を担っています。
 2011年の東日本大震災での被災により補修を重ねつつも劣化していく園舎に、急遽、園舎新築を行うこととなり2020年に竣工となりました。本来は2029年の百周年に向けた事業となるはずでした。
 幼稚園は、子どもが遊ぶ場ですから、器が整えられたことで大きな安心を得られました。自己資金の乏しい中、千葉本町教会の祈りと多くの教会の方々、幼稚園を愛してくださる方のお支えがあったからこそ完成の時を迎えられたものです。正に主のわざが成就していくことの不思議さを憶えます。
 園児は木々や色とりどりの花に囲まれた広い園庭を思う存分駆け回り、土、砂、泥、水の感触を大いに味わっています。新園舎のホールと保育室の間に水盤ができ、その水の流れが奇しくも園庭に小さな沼が出現することになりました。子どもたちはそこで、お団子やチョコレートを作ってみたり、洋服を脱ぎ、裸足になり水の中に入っていき、アメンボ採りやビールケースをいくつも並べて渡れるようにしたり、舟を浮かべたりと遊びが広がっています。バケツに泥水を入れてみたり、身体中、泥だらけになって水面をたたいて跳ね上がるしぶきに泥の水玉だらけの顔がキラキラと光っています。泥の中に浸かってまるでワニのように横たわっている子もいます。「先生」と呼ばれて近づくとワニが飛び出してきます。子どもたちが沼に向けて段差をつけて水を流して「ダム工事」へと発展したりと、日々変化を遂げていく様は実に面白いです。実にのびやかに遊びを繰り広げていくことに感心し、どの子も愛されて受け入れられてこそ安心して自分が出せる場としての幼稚園であり続けたいと願っています。
 自由に遊ぶなかで年齢を超えて混ざり合い出会っています。小さな子を助ける年長の子たちです。自分もまた小さかった時に助けてもらった子たちです。いっしょに遊ぶことで思いやったり、やってみたい思いが育まれます。
 何よりも大事にしていることは毎日のクラスでの礼拝。年少組の小さな子がだんだんと自分の言葉で祈るようになっていきます。水曜日はホールで合同礼拝。讃美歌を覚え、主の祈りをみんなでささげます。小さなときに創造主を知って欲しいと願っています。
 教会と共に車の両輪のように歩みが重ねられた恵みを感謝しつつ、幼稚園を通して伝道のわざがなされていくように、心から願い、主の導きを祈ります。

 

 七十二人は喜んで帰って来て、こう言った。…イエスは言われた。
「あなたがたの名が天に書き写されていることを喜びなさい。」
ルカによる福音書第10章17節〜20節

西 富三郎(隠退教師)
 22年3月25日逝去、97歳。埼玉県生まれ。53年関西聖書神学校卒業、57年より恵良(現、玖珠)、三重、天草平安教会を牧会し、93年隠退。遺族は、妻・西薫子さん。

小原 正(隠退教師)
 22年5月1日逝去、80歳。福島県生まれ。71年日本聖書神学校卒業。72年より小金、浜北、福生教会を牧会し、12年隠退。遺族は、妻・小原光恵さん。

谷田禎造(無任所教師)
 22年5月1日逝去、90歳。兵庫県生まれ。56年同志社大学大学院修了。同年より錦林教会を牧会し、頌栄短期大学、広島女学院に97年まで務める。遺族は、妻・谷田悦子さん。

芦澤元造(隠退教師)
 22年5月14日逝去、88歳。東京都生まれ。63年日本聖書神学校卒業。65年より大和キリスト、下川、名寄、苫小牧弥生教会を牧会し、01年隠退。遺族は、妻・芦澤雅子さん。

藤田正樹(無任所教師)
 22年5月24日逝去、79歳。宮城県生まれ。04年同志社大学大学院修了。同年より08年までマラナ・タ教会を牧会。遺族は、妻・藤田榮子さん。

三和武夫(無任所教師)
 22年5月25日逝去、78歳。長野県生まれ。00年日本聖書神学校卒業。同年より小郡、瀬戸内、徳之島教会を牧会。遺族は、妻・三和博子さん。

 


補教師登録
菊地信行、金 允道、谷上れい子(2022・4・25受允)
岩田真紗美、阪口 選(2022・5・4受允)
大石茉莉、前川あきほ(2022・5・8受允)
川上敏雄(2022・5・9受允)
鳥井新平、平田康弘、大林叡貴(2022・5・21受允)
菅根謙治(2022・5・22受允)
田村敏紀、鵜﨑 寿、清野 量、甲賀正彦、関谷共美、吉村厚信(2022・5・24受允)
内田隆彦(2022・5・25受允)

正教師登録
金ヨセフ(2021・12・12受按)
須賀 舞(2022・5・21受按)
片岡正義、髙塚純平(2022・5・24受按)


教師異動
米子錦町 辞(主)小野澤照夫
 〃   就(兼主)廣田崇示

高知東 就(担)益  敏

東洋英和女学院小学部 辞(教)山本香織

行人坂 辞(主)朝日研一朗
 〃  就(代)上林順一郎

安中  辞(代)原  誠
 〃  就(主)朝日研一朗

室戸  辞(主)西村 嗣
 〃  就(代)岡本康夫

瀬戸キリスト 辞(主)竹村眞知子
 〃     就(主)西村 嗣
 〃     就(担)竹村眞知子

八王子栄光 就(代)本多峰子

西千葉 就(担)菊地信行

習志野 辞(代)山本信義
 〃  就(主)金 允道

流山 就(主)谷上れい子

大溝  辞(代)竹内 宙
 〃  就(代)東 昌吾

賀茂 辞(兼担)木谷佳楠

京都辞(兼担)西原ももこ

宮城学院辞(教)嶋田順好

三田  辞(代)大島 力
 〃  就(主)嶋田順好

三重 就(代)日下部克彦

福岡中部 就(担)岩田真紗美

諫早  辞(代)竹内款一
 〃  就(主)阪口 選

福島荒井 辞(主)保科けい子

立川  辞(主)飯島 信
 〃  就(主)保科けい子

小高  辞(代)飯島 信
 〃  就(主)飯島 信

浪江  辞(代)飯島 信
 〃 就(兼主)飯島 信

左内坂 辞(主)花房康子
 〃  辞(担)宮島星子
 〃  就(主)宮島星子

国際基督教大学 辞(教)森本あんり

東京女子大学 就(教)森本あんり
 〃     辞(教)矢田洋子

東京神学大学 就(神)矢田洋子

二宮  辞(代)金子信一
 〃  辞(担)小林 充
 〃  就(主)小林 充

愛川  辞(主)星野正興

和泉短期大学 辞(教)西田恵一郎

上大岡 辞(担)井谷 淳

百人町 就(担)井谷 淳

三島真光就(主)川上敏雄

下関西 辞(主)柳田雅江
 〃  就(代)世良田静江

甲山 辞(主)梅崎須磨子

宇和島中町 就(主)梅崎須磨子

佐原  辞(主)但馬秀典
 〃  就(主)三吉小祈
 〃  就(担)但馬秀典

本郷中央辞(主)米田芳生
 〃  就(代)岸 憲秀

船橋  辞(主)小林信人
 〃  就(主)米田芳生

青森  辞(担)工藤浩栄

藤崎  辞(代)多勢 眞
 〃  就(主)工藤浩栄

弘前西 辞(担)石川 康

内丸  辞(主)中原眞澄
 〃  辞(担)生嶌陽子
 〃  就(主)生嶌陽子
 〃  就(担)中原眞澄

秋田飯島辞(代)飯田啓子
 〃  就(代)村尾政治

花小金井 辞(主)加藤眞衣子
 〃   就(代)山畑 謙

坂出大浜辞(主)今井靖清
 〃  就(代)尾﨑公明

玉野  辞(主)山本博之
 〃  就(主)今井靖清

如鷲  辞(主)亀井拓也
 〃  就(主)山本博之

東調布 辞(代)山口紀子
 〃  就(主)亀井拓也

新栄  辞(主)本間敏雄
 〃  辞(代キスト岡崎さゆ里
 〃  就(主)一之木幸男

北星学園余市高校 辞(教)塩見耕一
 〃       就(教)髙濱梨紗

新島学園中学・高校 辞(教)吉居美緒

国分寺 辞(担)佐藤倫子

明治学院中学・東村山高校  就(教)佐藤倫子
 〃            辞(教)今村栄児

明治学院高校 就(教)竹澤潤平

根津  就(主)大石茉莉

女子聖学院中学・高校 就(教)前川あきほ

同志社 辞(担)葉 以潔

新津  就(主)田村敏紀

群馬町 就(担)鵜﨑 寿

竜ケ崎 就(担)清野 量

大宮  就(担)甲賀正彦

霊南坂 就(担)菅根謙治

富士宮 就(主)内田隆彦

京都丸太町 就(担)平田康弘

京都  就(担)大林叡貴

近江平安就(主)鳥井新平

大井町 就(代)宍戸基男

南大阪 就(担)関谷共美

大阪生野就(担)吉村厚信

宍喰  辞(主)北村 誠
 〃  就(代)野村義和

釧路  就(担)北村 誠

稚内  辞(代)伊藤大道
 〃  就(兼主)伊藤大道

シンガポール日本語キリスト教会辞(外)松本章宏

ヴァレリオ・シルヴァ教会 辞(外)小井沼眞樹子

教師休職
金 修貞

 

教師隠退
石沢陽子、渡辺兵衛、加藤久孝、宮崎和夫、植西光雄、鈴木脩平、愛澤豊重、大宮 溥、森松民子、谷本一廣、古郝荘八、古郝千鶴子、山崎英穂、真砂良克、中村 眞、篠崎久美子、船水牧夫、芳賀正治、宇賀 充、東島勇気、大野顯二、最上光宏、會澤とき江、石丸泰樹、小野澤照夫、竹内 宙、花房康子、星野正興、柳田雅江、石川 康

隠退より復帰
内山 宏

伝道所廃止
椎田

教会所在地変更
葦のかご 〒110−0014 東京都台東区北上野1−12−4 シティアドバンス805

教会通信先削除
葦のかご

伝道所通信先変更
袖ヶ浦ともしび 〒168−0071 東京都杉並区高井戸西3−15−1−101 今関公雄気付

教師改姓
田名 希→東  希
上田充香子→竹井充香子
丹羽真理恵→戸根真理恵
北村 誠→上原 誠

信徒伝道者異動
阿佐ヶ谷 就 李 暁静

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