インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
calendar

マタイによる福音書9・9~17

2025年8月18日
イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。イエスがその家で食事をしておられたときのことである。徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。ファリサイ派の人々はこれを見て、弟子たちに、「なぜ、あなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
そのころ、ヨハネの弟子たちがイエスのところに来て、「わたしたちとファリサイ派の人々はよく断食しているのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか」と言った。イエスは言われた。「花婿が一緒にいる間、婚礼の客は悲しむことができるだろうか。しかし、花婿が奪い取られる時が来る。そのとき、彼らは断食することになる。だれも、織りたての布から布切れを取って、古い服に継ぎを当てたりはしない。新しい布切れが服を引き裂き、破れはいっそうひどくなるからだ。新しいぶどう酒を古い革袋に入れる者はいない。そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒は流れ出て、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。そうすれば、両方とも長もちする。」
2025年8月17日
サウロはエルサレムに着き、弟子の仲間に加わろうとしたが、皆は彼を弟子だとは信じないで恐れた。しかしバルナバは、サウロを連れて使徒たちのところへ案内し、サウロが旅の途中で主に出会い、主に語りかけられ、ダマスコでイエスの名によって大胆に宣教した次第を説明した。それで、サウロはエルサレムで使徒たちと自由に行き来し、主の名によって恐れずに教えるようになった。また、ギリシア語を話すユダヤ人と語り、議論もしたが、彼らはサウロを殺そうとねらっていた。それを知った兄弟たちは、サウロを連れてカイサリアに下り、そこからタルソスへ出発させた。
こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地方で平和を保ち、主を畏れ、聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。
2025年8月16日

統一協会の接触に関する注意喚起

 高額献金や霊感商法の問題をめぐって2025325日に統一協会(世界平和統一家庭連合)が東京地裁で解散命令を受けました。その後、全国のキリスト教会から「統一協会のメンバーが自分の教会を訪れ、礼拝や聖書研究祈祷会などの集会に出席させてほしいとお願いしてくるが、どうすればよいか?」という相談が寄せられています。
 統一協会は解散命令が出る以前から「統一協会の解散命令は国家による信教の自由の侵害だ」「信教の自由を守るために同じ宗教者として解散命令に反対してほしい」というふうに、団体の擁護を求めてキリスト教会の信徒や牧師にアンケートの協力や反対運動の参加を呼びかけてきました。
 最近では「統一協会の信者ですが、そちらの教会にも出席させてほしい」と集会への参加や宗教間対話を目的に掲げて、キリスト教会を訪れる事例が、あちこちで確認されています。このように、統一協会のメンバーであることを明かして、キリスト教会の礼拝や集会に参加しようとする動きは、全国で同時期に行われていることから、信者個々人の意志による行動というより、組織的な行動と思われます。
 そこには「実際にメンバーと話してみると、普通の宗教団体で、他宗教との対話を大事にしている人たちだ」「世間の風当たりは強くなっているが、そんなに悪い人たちじゃない」「彼らは自分の信仰を守りたいだけだ」と思わせ、「一緒に信教の自由を守るため、味方になってください」という要請を断りにくくする狙いがあると思われます。
 しかし、信教の自由は、宗教を「信じる自由」と「信じない自由」の両方が尊重されて成立するものであり、統一協会の偽装勧誘・霊感商法・不安や恐怖を煽った高額献金に見られる悪質な手口は、明らかに「信じない自由」を奪い、個人の自己決定権を侵害するもので、単なる布教の域を超えています。
 今回の解散命令は、特定の思想信条を持つことを禁じるために決定されたものではなく、宗教活動を名目にした不法行為の被害拡大を防ぐために決定されたものです。統一協会の被害者家族や元脱会者、元「宗教二世」、救出支援に携わってきた弁護士、臨床心理士、公認心理士、社会福祉士、ジャーナリスト、宗教者など、多くの市民が、安倍元首相の銃撃事件前から、長年にわたって被害の実態を訴え続け、対策を求めてきた結果、ようやく下された決定です。
 今後、統一協会の信者を名乗るメンバーから「そちらの教会に出席させてほしい」とお願いされた場合は「キリスト教の教会で、文鮮明や韓鶴子をメシアと信じて礼拝することを認めることはできません。統一協会の信仰を持ったまま、一緒に礼拝したいという要望には応えられません」「会衆を他の集会や運動へ誘ったり、連絡先や住所などを聞き出したりという行為もお断りしています」というふうに説明し、会衆の安全を確保するよう努めてください。
 しかし、「統一協会の教えに疑問があり、キリスト教の教えを学んでみたい」「脱会するべきか迷っている」という方の話はよく聞いて、相談に乗っていただけるようお願いします。気になることや分からないことは、各教区の対策委員会かカルト問題連絡会のメール窓口へご相談ください。         

2025年816
日本基督教団 カルト問題連絡会

統一協会の接触に関する注意喚起(PDF)

 



摂理・新天地による生徒・学生への偽装勧誘に関する注意喚起

 信者に対する性的暴行で教祖が実刑判決を受けた「キリスト教福音宣教会」(摂理、JMS、モーニングスター)が、一般的なキリスト教会のメンバーを装って、大学キャンパスの学生たちに声をかけ、集会へ誘うケースが報告されています。この団体は、以前から多くのダミーサークルやフロント組織を活用し、スポーツサークルやSDGsの勉強会、ボランティアなどを装って、SNSなどを駆使し、宗教の勧誘であることを隠して偽装勧誘を続けてきました。これと並行する形で、宗教であることを表に出して、聖書の勉強や教会のイベントに学生たちを誘うケースも確認されています。
 一見すると、普通のキリスト教会のように見えますが、実際には、聖書の比喩的解釈を多用して、教祖の鄭明析(チョン・ミョンソク)をキリストに代わる「再臨主」として信じさせ、多大な時間を投資して、組織へ従うように誘導し、信者をコントロールする団体です。信者以外の人間には、自分たちが教祖を再臨主と信じていることを隠すように指導しています。
 この団体を作った鄭明析は、霊感商法や高額献金による被害で解散命令を出された統一協会(世界平和統一家庭連合)の元信者です。統一協会で使われていた教材を元にして、教祖を再臨主だと信じさせるための講義を行っています。大学生だけでなく、中学生や高校生にも短期留学やオープンキャンパスで接触し、大学受験や資格試験を一緒に支える仲間となり、離れ難い関係を築いてから正体を明かして、忠実な信者に変えていきます。
 摂理の他にも、感染病予防違反で教祖が逮捕され、既成キリスト教会の乗っ取り被害が訴えられている「新天地イエス教証しの幕屋聖殿(新天地)」という団体が、正体や目的を隠した勧誘と宗教であることを明かした勧誘を、並行して行っています。前者の場合、各種SNSやオンラインゲームのチャット、外国語を習得するための会話アプリ、出会い系サイトなどで、生徒、学生、若者と接触し、zoomを使った心理学・占い・聖書の勉強などに誘って、少しずつ信頼関係を築きながら、団体の教えを刷り込んでいきます。
 また、聖書の勉強が始まると、家族や周りの人にはそのことを話さないようにとの指示を受けます。途中でおかしいと思って離れようとすると、「地獄へ落ちる」「不幸になる」「やめてはいけない」と不安をあおられ、なかなか離れることができません。この団体も、聖書の比喩的解釈を乱用して、世の終わり(終末)の裁きの恐怖をあおって、信者を都合よくコントロールします。
 これらの団体をはじめ、生徒・学生を取り込む破壊的カルトの手口が、ますます巧妙になっています。ぜひ、各学校での注意喚起や警戒を高め、対策を強化していただけるようお願い致します。

 

2025年816
日本基督教団 カルト問題連絡会

摂理・新天地による生徒・学生への偽装勧誘に関する注意喚起(PDF)

イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰って来られた。すると、人々が中風の人を床に寝かせたまま、イエスのところへ連れて来た。イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、元気を出しなさい。あなたの罪は赦される」と言われた。ところが、律法学者の中に、「この男は神を冒瀆している」と思う者がいた。イエスは、彼らの考えを見抜いて言われた。「なぜ、心の中で悪いことを考えているのか。『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて歩け』と言うのと、どちらが易しいか。人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に、「起き上がって床を担ぎ、家に帰りなさい」と言われた。その人は起き上がり、家に帰って行った。群衆はこれを見て恐ろしくなり、人間にこれほどの権威をゆだねられた神を賛美した。

2025年8月15日
イエスが舟に乗り込まれると、弟子たちも従った。そのとき、湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになった。イエスは眠っておられた。弟子たちは近寄って起こし、「主よ、助けてください。おぼれそうです」と言った。イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。人々は驚いて、「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか」と言った。
イエスが向こう岸のガダラ人の地方に着かれると、悪霊に取りつかれた者が二人、墓場から出てイエスのところにやって来た。二人は非常に狂暴で、だれもその辺りの道を通れないほどであった。突然、彼らは叫んだ。「神の子、かまわないでくれ。まだ、その時ではないのにここに来て、我々を苦しめるのか。」はるかかなたで多くの豚の群れがえさをあさっていた。そこで、悪霊どもはイエスに、「我々を追い出すのなら、あの豚の中にやってくれ」と願った。イエスが、「行け」と言われると、悪霊どもは二人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れはみな崖を下って湖になだれ込み、水の中で死んだ。豚飼いたちは逃げ出し、町に行って、悪霊に取りつかれた者のことなど一切を知らせた。すると、町中の者がイエスに会おうとしてやって来た。そして、イエスを見ると、その地方から出て行ってもらいたいと言った。
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2025
The United Church of Christ in Japan