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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4639号】教区コラム 東北教区

2007年11月24日

新しい互助体制が始まります
福島純雄

この五月の教区総会で、これまでの謝儀保障規則に代えて、宣教共働連帯金規則を制定した。この新規則に基いて、次年度から新しい互助制度がスタートすることとなった。
旧謝儀保障制度は一九九四年に始まったが、保障受給教会が固定化し、また財源の制約もあって新規受給をストップせざるを得ない状況がここ数年続いてきた。保障を受給すれば牧師を招きうる教会が幾つかあり、今後もそうした教会が増加するであろう事が予想される。
現行の制度ではそうした事態に対応できないため、今回の改定がなされたのである。
新制度の最大の特色は、宣教共働連帯金の申請主体が地区となった点である。勿論第一次的な受給申請は、その教会が所属する地区に対してなされるのであるが、地区はこれを受けて地区全体の宣教の見地からその必要の是非や受給額を協議して、地区から担当する委員会に申請を提出する事になる。
これまではひとつの教会からの申請という形しか制度上あり得なかったが、今後は二つないし三つの教会が共同して受給する事や、地区そのものが受給する事への道も開かれてゆくことになる。
また、受給額の五%を当該地区が負担することも定められた。受給に対して地区が責任的にかかわってゆく趣旨からである。
新しい制度によって、できうる限り各地にある礼拝共同体の群れを支えてゆきたいと望んでいる。
(東北教区総会議長)

主  題 「聖 餐」
日  時 二〇〇八年一月八日(火)〜十日(木)
会  場 国立オリンピック記念青少年総合センター
開会礼拝  学 長 山内  眞
主題講演 「聖 餐」           教 授 近藤 勝彦
シンポジウムⅠ  教 授 大住 雄一
教 授 小友  聡
准教授 中野  実
常勤講師 焼山満里子
シンポジウムⅡ  教 授 山口 隆康
教 授 棚村 重行
教 授 関川 泰寛
准教授 ジャンセン
特別講演 「ホスピスとキリスト教」
金城学院大学学長 柏木 哲夫
シンポジウムⅢ  教 授 芳賀  力
教 授 ヘイスティングス
教 授 神代真砂実
閉会礼拝  教 授 朴  憲郁
会  費 二五、〇〇〇円
申  込 案内が届いていない場合は、郵便振替(00160-5-188941 東京神学大学学外活動委員会)に会費を振り込んで下さい。振替用紙の通信欄に、性別、生年月日、教会名(東神大卒の方は卒業年も)明記して下さい。
申込締切 十二月一日(土)
問合せは学外活動委員会まで。
参加資格は原則として現在教職である方に限ります。
日本基督教団外の方も歓迎します。

村田武一氏(隠退教師)
九月二二日、逝去。七七歳。東京都に生まれる。一九五五年日本聖書神学校卒業後、五六年から九九年まで深沢教会牧師を務め、隠退した。遺族は妻の文子さん。

土合竹次郎氏(隠退教師)
十月三日、逝去。一〇一歳。富山県に生まれる。一九三四年青山学院大学神学部卒業後、日本メソヂスト教会樺太敷香教会に赴任。三六年から七四年まで秋田楢山教会を牧会。その後、八四年まで土崎教会牧師を務め、隠退した。遺族は娘の菊池安子さん。

 

神の善い業に参加する日々
タヒューン・ヘイゼル
タヒューン・ロバート
(合同メソジスト教会《UMC》からの派遣宣教師)

「あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています」とパウロはフィリピの信徒への手紙1章6節に記しています。それは大昔そこにいた信徒への約束というだけでなく、伝道するために日本へ導かれた私たちへの約束であるとして受け止め、今、それを確信させられています。この約束と神の愛と恵に満ちた働きと支えがあったからこそ、日本に住んで伝道する忍耐と希望が与えられたと言えます。
ヘイゼルがこの「善い業」に参加するきっかけとなったのは、アメリカのペンルヴァニヤ州の田舎にいた九歳の時でした。教会の礼拝で朗読されたイザヤ書6章8節の神のみ言葉に感動し、「あなたのみ旨ならば私はあなたの宣教師になります」と、心の中で応答したことからでした。        ロバートは十四歳の夏のキャンプの閉会礼拝中でした。神が彼の心に臨み「牧師になれ、宣教師になりなさい」とお命じになったのです。この劇的な経験から宣教への幻が与えられました。
経済的に豊かではない環境にいた二人ですが、神の不思議な導きによって、大学への道が開かれ、さらに神学校へ進むことが出来ました。同じ神学校を選んで出会い、神のみ前にともに歩み、奉仕することを決心して結婚。牧師、キリスト教教育主事として仕える道に進みました。
ロバートが神学校三年の秋、授業で聞いた外国の教会からの宣教師を求める手紙の内容と、合同メソジスト教会のミッション・ボードからの宣教師募集によって、新たな神からの使命としての献身を決意しました。結婚によって宣教師の夢は終ったと思っていたヘイゼルはその報告を受けて心から喜びました。次の日、二人で早速応募し、認められて、半年のオリエンテーションを受け、一九六八年に日本に派遣されました。
青山学院のスクーンメーカー女子寮にあった外国人宣教師のための一部屋に住んで、一年半日本語学校へ通いました。難しい日本語を学ぶ間、異なる文化の中で巡り会った経堂北教会の四竃揚牧師夫妻と教会員が、神の愛に満ちた支えをしてくださいました。
招かれた最初の赴任地は鳥取県でした。言葉の足りなさによって多くの問題に直面し、伝道は大変困難でしたが、日本の牧師の協力を得て、主イエスを人に紹介することに励み、後に青谷教会の主任牧師も経験しました。しかし長女の病気のためアメリカへ一時帰国。回復ののち、再び日本での伝道の道が備えられました。
東京、西新井教会が任地となり、八年間の伝道の場となりました。ヘイゼルはその間に、教団事務局で奉仕を始め、その後CoCの人事担当の役割を果たし、現在は合同メソジスト・ミッション/インタボード・ミッション事務所の担当として日々奉仕をしています。
一方、ロバートは一九九三年より青山学院女子短大の宣教師として迎えられ、同時に東京池袋教会を応援し始め、現在に至っています。
二〇〇八年三月三一日をもって、日本における四〇年間の伝道生活に終止符を打ち、退職いたします。み旨を求めつつ、神様の導きによってこれまで歩むことが出来たことを感謝と喜びをもって振り返ることが出来ます。
同時に、「善い業を始められた方」がこれからどのように私たちを導いてくださるのか、どのように「その業を成し遂げてくださる」のか、私たち二人にとって大きな期待であり、希望であります。

猛暑といわれた夏も終わり、凌ぎ易くなった十月九日(火)に、二○○七年度の伊豆諸島伝道協議会が東京教区東支区内の三崎町教会にて開催された。毎年四月に行われていたが、五月には、伊豆諸島連合修養会が行われたので、今年はこの日の開催となった。
各島の教会から教職と信徒、東京教区各支区から五〇名近くの教職信徒の出席を得、この度日本基督教団総幹事として立てられた内藤留幸師をお迎えし、開会礼拝説教「恐れるな、語り続けよ」との御言葉と説教を頂き、「島における確かな教会形成」のテーマに相応しい励ましとお教えを頂いた。島の教会は勿論、都会の信徒にも有意義な礼拝のひと時であった。
昔は、都会でもよく路傍伝道が行われたが、最近はあまり見かけない。教会の中だけに留まらず、地域に溶け込み、とにかく出て行って、主が共にいて導いて下さることを信じ、何も思い煩わずに恐れず語るようにとの奨励をいただいた。
島の各教会から総会資料をお持ち頂き、また島の現状報告を伺いながら、昼食後懇談の時を持つ。島のさまざまな事情、課題、それらを踏まえて、参加者から、発言、助言がなされ、互いに励まされた懇談の時を終えた。
それから東支区教育委員会主催で行われている中高生連合修養会の報告もあり、今年も各島からも参加者が与えられ、総勢二四名の子供たちが良い経験と交わりを持ち、互いに信仰の養いが与えられているとの報告もあった。その子供たちが進学、就職などで島を離れていく時が来る。是非、東京の教会は彼らを受け入れ、信仰生活を育て、見守ってほしいと語られた。
最後に、このキャンプの指導をして下さっている江戸川松江教会牧師山下泰嗣師の司会により四方海に囲まれた島の教会がこれからもキリストの福音の灯火を灯し続けられることを願い、閉会祈祷をもって、今年の伊豆諸島伝道協議会が主の導きのもとに終えることが出来感謝であった。
(笠原康子報)

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