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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4642・43号】≪参加者公募≫退任宣教師感謝ツアー2008

2008年1月26日

日本で長年ご奉仕の後退任された宣教師の方々を訪問し、感謝の意をお伝えするツアーを日本基督教団が主催します。今回は訪問地を米国に定め、参加者20名を公募します。
◎期 間:2008年4月14日(月)より4月23日(水)までの10日間
◎費 用:3,000米ドル(食費は朝食のみ含む)、払込期限3月7日(金)
◎行 先:カリフォルニア州クレアモント、ミシガン州ホランド、テネシー州プレザントヒル、ノースカロナイナ州アッシュビル
◎締 切:先着順
◎資料請求先:℡03-3202-0544 教団事務局世界宣教部

《退任宣教師感謝募金》
神様から日本宣教への召命を受け、日本の為に生涯を献げられた宣教師の方々を訪問する際には、感謝の表明に記念品等をお贈りします。ツアーに来られない方も、献金をもってこのツアーを応援されませんか。
◎募金目標額:100万円、感謝ツアー共通費用に充当
◎郵便振替:00140-9-145275、日本基督教団あて、「退任宣教師感謝募金」と明記下さい。
◎訪問宣教師名:カンディフ、グレン、クレーラー、ラマーズ、ランディス、メンセンディーク、シュワルツ、シャロック、ウィリアムズ(以上がCGMB)ディター、ノーサップ(PCUSA)デプリー、フラハティー、ヘッセリンク、カイテン、レーマン、マギー、ノーデン、タニス、アンジッカー(RCA)ブレイ、ブラウンリー、バートンルイス、クラーク、ドーノン、フィスケ、フランシス、フカダ、ハウエル、クランメル、リンデ、マックウィリアムズ、パロット、パターソン、リーディー、リード、シマー、トンプソン(UMC)

吉池みつ氏(隠退教師)
十月二四日、逝去。九二歳。長野県に生まれる。一九四一年松本活水学院卒業後、松本基督伝道館に奉職。五三年から九一年まで川俣教会牧師を務め、隠退した。遺族は甥の功さん。

眞山光彌氏(隠退教師)
十一月四日、逝去。七九歳。岐阜県に生まれる。一九五四年日本基督教神学専門学校卒業後、西岩国教会に赴任。仙台広瀬河畔教会を牧会後、明治学院高校、金城学院大学教務教師として奉職。九八年から二〇〇五年まで名古屋新生教会、豊明新生教会牧師を務め、隠退した。遺族は妻の成子さん。

「出会いの場・民際協力の場」創出の試み 望月修治

京都教区事務所から徒歩十分ほどの距離に赤瓦の宣教師館がある。かつて宣教師館に住んでいた三人の宣教師の名にちなんで「クラッパードイン」と名付けられている。所有者は米国のCGMB(アメリカ合同教会とクリスチャン・チャーチ・ディサイプルズの海外
宣教部門)。京都教区はCGMBと賃貸契約を結び、アジア宣教活動委員会が建物の運営管理を担当している。
クラッパードインでは、アジア・エスニック料理が楽しめるバザールカフェ、タイの山岳民族カレン族の織物やアクセサリー等の販売などを行っているカレン・ハウス、薬物依存回復者への支援活動を行っている団体ダルク、HIV陽性者への支援活動をはじめ様々な活動が行われている。また留学生の人たちがバザールカフェのシェフ・スタッフとして働いていて、貴重な交流と出会いの場ともなっている。
十二月はじめにCGMBの三人の代表団が京都に来訪されたので、教区の関係者と面談の時を持った。教区の活動状況、クラッパードインで担われている活動を映像資料も用意してお伝えした。是非今後もその取り組みを積極的に進めてほしいとの言葉を残し翌日、離日された。
京都教区は、クラッパードインを違いを違いとして認め合いつつ共生していく「出会いの場・民際協力の場」の具体的創出の試みとして今後も育んでいきたいと考えている。
(京都教区総会議長)

東北教区においては何が正しいかを学ぶだけではなく、共に重荷を担いながら、遅々たるものであるが共に新しい歩みを始めていることをまず感謝したい。
二〇〇七年十一月二二日(木)午後六時三〇分より、東北教区センター・エマオにおいて、「教区の集い」前夜祭が開催された。
今年は、教団部落解放センターの方々のご協力を得て、解放劇「最初のしるし」を一緒に見て、その後で、一緒に感じたことや学んだことを語り合うことができた。
解放劇はたいへんわかりやすく、教科書的に基本的なことを教えてくれた。同時に、ひとつひとつの台詞が、演じる人にとっても、劇を見た人にとっても、日常生活におけるさまざまな体験と重ね合わされて受け止められていたことを知り、劇というものの与える力を感じた。
劇の内容は、結婚をめぐる部落差別や性差別を明らかにしていた。被差別部落出身の青年と自分の娘が結婚すると聞いて反対していた父親が、部落問題を一緒に学んで、やがて結婚に賛成してくれる。最後は結婚というハッピー・エンドではなく、結婚というものにとらわれないで二人らしい道は何なのかを考えて終わっている。
劇を見て一緒に語り合った中から出てきた意見や感想は、何が正しいのかを明確に教え諭してくれている解放劇の内容を肉付けしてくれた。自分が小さい頃に経験したことと劇で演じられていたことが結びついたり、劇の中の台詞を通して改めて感動したり、劇はただのフィクションでなく、見ている人たちに「一つの出来事」となって受け止められていた。
会場で意見をかわして一緒に考えたこともある。たとえば、差別ということを考えるとき、「痛み」というものを基準にすることはできないのでないか、という意見である。
出席は四八名であった。はるばる東京と関西から来てくださった解放センターの方々に感謝したい。
また、今回の解放劇上演に際して、今井数一記念基金から多大な援助をしていただいたことも感謝したい。
(佐々木栄悦報)

二〇〇七年十一月二〇日に、信濃町教会を会場に、九〇名の列席者を得て、部落解放センター開所二五周年感謝会が催された。
開会礼拝では、谷本一廣牧師がマルコ一五章一六~二〇節をテキストに「荊冠のイエス」と題して説教をされ、差別にさらされてきたご自身の幼少期からの歩みと、部落解放センターの二五年間の歩みを重ねて振り返りつつ、十字架を前に荊の冠を被せられて侮辱を受けるイエスの姿に連なることの中に、差別からの解放への道があることを示された。
その後、礼拝の中で部落解放センターの宣教師となられるティモシー・ボイル宣教師の就任式が谷本牧師の司式のもとに行われ、ボイル宣教師は、部落解放に身をささげることを、会衆は、感謝してボイル宣教師を受け入れることを約した。
礼拝後、記念講演として遠藤富寿牧師より「関東から見た二五周年」と題して講演がなされた。
遠藤富寿牧師は、偶然「狭山事件」を知ったことから石川一雄さんの無罪を勝ち取る市民運動に参加され、そのことがきっかけとなり、解放センター立ち上げの中心となられた今井数一さんと出会い、今井さんに誘われて部落解放センターの立ち上げに関わった経緯を話された。
また二〇〇一年に制定された「教団部落解放方針」の実質化を目指す働きとして、真鍋孝幸牧師より、堀切教会での、石川一雄さんをお招きして講演会を催すなどの取り組みが、報告された。
感謝会では、各方面からの参加者の挨拶に続き、鳥井新平さん(近江兄弟社学園小学校教諭)のリードで一九九二年に行われた部落解放全国キャラバンの応援歌となった「走れ、幸せ者」という歌が参会者全員で歌われた。課題の中で、多くの人を差別からの解放へと結びつける働きを担ってきた部落解放センターの「幸せ」な歩みを実感できる会となった。
(大久保正禎報)

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