2:11 だから、心に留めておきなさい。あなたがたは以前には肉によれば異邦人であり、いわゆる手による割礼を身に受けている人々からは、割礼のない者と呼ばれていました。
2:12 また、そのころは、キリストとかかわりなく、イスラエルの民に属さず、約束を含む契約と関係なく、この世の中で希望を持たず、神を知らずに生きていました。
2:13 しかしあなたがたは、以前は遠く離れていたが、今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近い者となったのです。
2:14 実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、
2:15 規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、
2:16 十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。
2:17 キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。
2:18 それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。
2:19 従って、あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、
2:20 使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、
2:21 キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。
2:22 キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。
イースター礼拝後、「今日は身内の結婚式に、ただちに、式場に向かいます。それでは皆さん、さようならー」と言ったら、絶妙のタイミングで、礼拝当番の役員が、「先生、さようならー」と応えたので、礼拝出席者が、大笑いとなった。
次の日の月曜日、「みつばさ」(月報)編集委員会に出たら、「昨日のイースター愛餐会、楽しかったー」と口々に言ってくれた。主任牧師がいなかったので、開放されて、いつに無く楽しい会になったということだ。
イースターに続いて、ペンテコステ礼拝も不在となる。沖縄教区総会に行くことと、沖縄に来るならば「説教奉仕を」との依頼があったからだ。
副牧師は、昨年按手を受けて、ペンテコステ礼拝の説教と、最初の洗礼式を行うことになる。
受洗を決意した2人の青年の一人の父親(役員)は、「副牧師による最初の受洗者になる」と、喜んだ。
先に、イースターには受洗者はいなかった。今回は受洗者が与えられ、主任牧師は不在、最高の、喜びのペンテコステ愛餐会になるに違いない。
私は、「先生、さようならー」、この役員の言葉を反芻して笑ってる。
「笑ってて良いの」(陰の声)。
「えっ」
(教団総会議長 石橋秀雄)
山口県、津和野で生まれ育つ。窯業を学んだ後、親元を離れ、萩の窯元に住み込みで働き始めた。窯元の夫人が熱心なクリスチャンで、教会に行くことを勧められた。当初、早く一人前になることが何よりの関心事で、その言葉を真剣には受け止めていなかった。しかし、一人になると、孤独の中で「これで良いのだろうか」との思いにとらわれ、虚しいものを感じていた。
そのような中で、萩教会に通うようになる。歌が好きだったために、クリスマスのキャロリングが家の玄関の前で歌う「きよしこの夜」を聞き、心が熱くなった。18歳の頃に受洗。「心の貧しい人々は幸いである」、「天に宝を積みなさい」との御言葉が、貧しさから抜け出し、豊かになることを求めてあくせくしている自らの歩みを顧みるきっかけとなった。また、主イエスの「父よ彼らをお赦し下さい、自分が何をしているか分からないのです」とのとりなしの祈りを知り、自らの罪深さを知ると共に、罪の赦しのために自らを捧げた主イエスの愛に心を打たれた。
13年間働いた後、新たな窯に転職。天安門事件の翌年に中国に派遣されることになった。言葉も文化も異なる中、萩焼の技術を指導するのには苦労もあったが、徐々に、相手の心を理解して行くことの大切さを知らされた。お互いの国の言葉や歌を教え合ったことによって、少しずつ交流が生まれて行った。この間、牧師から送られて来る説教のテープを聞くことによって力づけられ、励まされた。生まれ故郷から萩の地に出て来た時にも、また、日本を離れ、中国で働いた時にも、孤独の中で、御言葉に力づけられ、交わりを生み出す原動力を与えられて来たと言う。
現在は、御言葉が生み出す交わりに生かされる喜びを伝えることのために、受洗した時に始めた家庭集会を開き、また、教会では、新しい人を招くための集いを計画している。
永瀬 義則さん 1939年生まれ。73歳。萩教会員。
5月7日、教団A会議室にて、第37総会期第6回伝道方策検討委員会が開催された。
今回の委員会では、『伝道推進室設置に関する件』の素案をまとめて教団三役に提出することと、幼保一体化に関する研修会の準備を進める作業を行った。また合わせて、この委員会の最終的な報告(提言)について確認を行った。
『伝道推進室設置に関する件』は、教団の伝道体制を整えるために、伝道委員会のもとに伝道推進室を設けて具体的な伝道の取り組みを行う、という提案である。素案を整えて教団三役に提出したので、今後は教団三役が議案として整えて次の教団常議員会に提案することになると思われる。
幼保一体化に関する研修会を7月に開催するため、具体的な準備に関して協議した。教会幼稚園、保育園、認定こども園が直面している様々な課題について学ぶと共に、教会に託された幼児教育・保育を支えるための研修会として開催し、報告書を作成する予定である。
伝道方策検討委員会は、2月開催の教団常議員会に『基本提言』としてこれまでの検討内容をまとめて報告した。
課題として指摘しつつこの提言に盛り込むことができなかったものもあるが、先の『基本提言』をもって当委員会の最終提言とすることを確認した。
(岡村恒報)
3月13日、頌栄教会において、加藤誠世界宣教部幹事の司式、清弘剛生世界宣教委員(頌栄教会牧師)の説教により、ベルトラン小川文子宣教師派遣式が執り行われた。
小川宣教師はフィリピン、ボホール・ゴスペル・サチュレーション・プロジェクト(ボホール南部バプテスト教会連合《BGSP》)に日本基督教団派遣宣教師として赴任した。
小川宣教師は、東京聖書学校を卒業し、日本基督教団秋鹿教会を牧会後、OMF(超教派の宣教師派遣団)を通してカンボジアに派遣され、教会開拓チームで奉仕をした。
そこで、フィリピンより伝道に来ていたガマリエル・ベルトランJr.宣教師と知り合い、結婚。OMFを辞し、この度、BGSPへの宣教師となった。
BGSPは、フィリピン、ボホール島全土に福音を広めるための教会開拓運動で、ガマリエル宣教師の両親によって2005年に始められ、現在まで12の教会が開拓された。2015年までにボホールの47の地域全てに教会を立てることを目指し、当地の牧師たちは厳しい環境の中、熱心に自給で伝道している。
清弘牧師は「派遣するにあたって」と題した説教で、「ひとりでどうにかしようとするのではなく協力し合うこと、人にしてあげるという気持ちでなく、へりくだること、神様のなさることにひたすら期待すること、この神さまが宣教するにあたって求められる3つを意識し、フィリピンに遣わされ、神さまの働きのあらわれとなってほしい」と励ました。
派遣式の後、教団より派遣準備金が手渡された。その後の茶話会では、大勢の家族、友人、教会員による温かい励ましの言葉と、ガマリエル宣教師の讃美の歌が捧げられた。
(新報編集部報)
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