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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4784・85号】消息

2013年10月26日

山本元子氏(隠退教師)
 13年7月16日逝去、81歳。東京都に生まれる。’77年東京神学大学大学院修了。同年より02年まで中渋谷教会を牧会し、隠退した。
 遺族は、夫・山本義彰さん。

 

齋藤道雄氏(隠退教師)
 13年8月31日逝去、85歳。群馬県に生まれる。’54年同志社大学大学院修了。同年久世教会に赴任、旭東教会、巣鴨ときわ教会、霊南坂教会、八王子北教会、前橋教会を経て、’99年まで共愛学園中学・高校に務め、隠退した。
 遺族は、妻・齋藤康子さん。

 

樋口和彦氏(京都丸太町教会担任教師)
 13年8月25日逝去、86歳。神奈川県に生まれる。’57年同志社大学大学院修了。同年大森めぐみ教会に赴任、福岡城東橋教会、同志社大学を経て、京都丸太町教会を牧会した。
 遺族は、妻・樋口綾子さん。

 

甲田武典氏(隠退教師)
 13年9月1日逝去、81歳。台湾・台北に生まれる。’68年日本聖書神学校を卒業。同年下石神井教会に赴任、岩内教会を経て、’96年まで伊丹教会を牧会し、隠退した。
 遺族は、妻・甲田和さん。

 9月13日~16日、伝道推進室主催「伝道キャラバン鳥取」として、東京神学大学の学生5名と教師2名が伝道の旅に出かけ、鳥取の二つの教会で伝道の喜びと福音の豊かさに与った。

 神学生の参加メンバーは、学部1年生が1人、4年生と大学院2年生が2人ずつ、女性3人男性2人、学年の幅もあるが年齢の幅もゆったり30歳、しかもこの学生の中には他教派の教師も含まれている。正直言って、粒は不ぞろいの印象。ところがこれが、隊長の石橋牧師をして「誰一人欠けても成り立たなかった伝道キャラバン」と言わしめた個性の集合だった。

 リーダーの教師は石橋秀雄教団議長と藤盛勇紀総務幹事。こちらは、神学生が「先生方はそれぞれ相互補完的関係ですね」と驚くほどに、遠慮無く互いの欠けを補い(指摘し)合う。でこぼこの7人が1台の車に乗り込み、片道700キロの道程で、主にある肢としての個性を確認し合った。

 13日夜、誰もが初めての鳥取の街に立つ。ここでみ言葉を語り、まだ見ない方々と主にある交わりを確かめるのだ。嬉しい緊張感に包まれながら、感謝の祈祷会を献げた。

 翌14日の土曜日、奉仕させていただく2つの教会を訪ねた。

 まず、鳥取市街にある鳥取信和教会。廣田崇示牧師ご夫妻に迎えられた。活水の群の伝統に連なるこの教会は、何より祈りを重んじる。主日礼拝の中で信徒が次々と祈るスタイルに、神学生たちも興味津々。さらに、「祷告名簿」と呼ばれる祈祷課題を綴った信徒名簿を手に祈る姿勢に、自分の将来の牧師の姿を重ねているようだった。

 次に、鳥取郊外の田園風景の中に用瀬教会を訪ねた。すでに葉以潔牧師と信徒の皆さんが待っていた。そこに数名の子どもたちもいるのを見て、石橋牧師は突然、トランプ手品と腹話術を立て続けに披露。一気に雰囲気が和んだところで、信徒の方々とゆっくりと懇談。伝道の労苦と喜びを分かち合った。

 土曜日の特別プログラムは、鳥取砂丘。砂丘美術館の見学の後、砂丘へ。想像以上に広い砂丘を3時間ほど歩きながら、ある砂山の上で、次々と讃美歌を歌う。力一杯、声の限り讃美する。なかなか味わえない経験だ。オアシスでは、たまたま見つけたトノサマガエルを見ていると、県の職員の方が近づいてきて、これは数万人に一人くらいしか見られない「幻の蛙」だという。これもまた貴重な経験。

 宿に帰り、翌日の主日礼拝での奉仕を楽しみにしつつ、夜の礼拝を献げる。

 15日の主日、2つの教会でそれぞれ説教・講演、証し等の奉仕に当たる。2つの特質ある教会の交わりに入れられ、「こんなことがあった」「ここはぜひ学びたい」と、受けたものの豊かさを互いに喜びあった。

 16日、出発の朝、用瀬教会に再度立ち寄った。訪ねる前には、地方伝道の困難の中で悪戦苦闘する姿を想像したが、喜びに溢れて豊かで実りある伝道をする現実を目の当たりにした。ゆったりとした構えの葉牧師は、主のために献げることにおいては隙が無い。一行は、「どうしてこれほどの働きができるのか」「これを真似たい」「ここは探ってみたい」と、得難い刺激を受け、興奮気味。

 何とも嬉しい興奮は帰りの車内に満ち、東京神学大学で感謝のうちに祈りを共にした。(藤盛勇紀報)

第53回(2014年)「キリスト教教育主事」認定試験を次のとおり行います。

◆受験願書提出期限 2013年12月13日(金)   (提出物1~7を教区に提出)
◆論文提出期限 2014年2月7日(金)
(試験科目ハの論文・教団教育委員会に提出)
◆試験期日 2014年3月7日(金)            午前11時~午後2時
◆試験場所
〒540-0004

大阪市中央区玉造2-26-47
TEL06-6761-8562
大阪クリスチャンセンター会議室
◆試験科目
イ.筆記試験  日本基督教団教憲、教規および        諸規則(60分)
*試験時間に日本基督教団「教憲教規および諸規則」を貸し出します
ロ.面  接
ハ.論  文  400字詰原稿用紙 15~20枚
「日本におけるキリスト教教育の歴史と展望」
◆提出物
◎以下の書類を整え必ず期限までに教区事務所に提出する。
1.受験願書・所属教会主任教師の推薦書…1通2.履歴書・信仰歴…1通
3.教区の推薦書…1通
(以上は教育委員会所定のもの)
4.出身学校校長の推薦書…1通
5.出身学校成績証明書…1通
6.「私はなぜキリスト教教育主事をめざすのか、召命との関連で」記述書 400字詰原稿用紙2枚程度
7.受験料 5、000円
教育委員会所定の用紙は、〒169-0051

東京都新宿区西早稲田2-3-18

日本基督教団教育委員会に、住所、氏名を記した返信用封筒に130円切手を添えて請求してください。
◆問い合わせ
日本基督教団教育委員会 〒169-0051

東京都新宿区西早稲田2-3-18

TEL03-3202-0544

FAX03-3207-3918
2013年10月
日本基督教団教育委員会 委員長 清藤 淳

 半原生まれの内藤さんは、「神に引っ張られて」いるという。自然豊かな神奈川県半原に半原教会が創立された65年前、この教会の近くで育ちながらも、幼少期にはほとんど行かなかった。妹は日曜学校に友達と通い、お菓子がもらえると喜んでいたが、内藤さんは、何より人前に出ることが大の苦手であった。

 教会に通い出したのは、高校生の時。親元を離れ、親戚の家から高校へと通う中で、友や先生に恵まれ、教会に導かれた。

 教会学校の先生の勧めもあって、経堂北教会(東京)にて受洗。翌年、半原に戻り、半原教会に転会した。当時の半原は養蚕業が次第に衰え、求職や結婚で半原教会を去る人が相次いでいたという。

 しばらくして、厚木に夫婦で書店を開業。店番をすることで、人との会話に臆することもなくなっていったが、育児と仕事の忙しい日々の中で、教会から足が遠のく時期でもあった。これが、半原から去る時だと自分でも思っていたが、神はそうなさらなかった。次第に道は開かれて、今では、この地での伝道を任されていることを思う。半原教会役員に選ばれ、日曜学校の教師でもある。

 逃げ惑っていた自分を預言者ヨナのようでもあったとも振り返る。半原教会創立50年記念文集に寄稿したとき、「振り返って」という題にして提出したところ、牧師から赤を入れられ「前進あるのみ」に書き換えられた。書いた当初、そんな勇ましい気持ちはなかった。今では、「振り向かず、前を向いて歩くように」との思いで直されたのだと受け止める。

 どのような時にも、神は確かに引っ張ってくださっていた。牧師に叱咤激励された「前進あるのみ」は、文集の題名だけにとどまらない。2010年、牧師の夏期休暇の時に礼拝で証をした。証の締めくくりの言葉も「前進あるのみ」。神に引っ張られて前進する内藤さんの顔は明るい。

神奈川県愛川町生まれ。半原教会員。

 9月9日から12日まで大韓イエス教長老会(PCK)総会がソウル市ミョンソン教会で開かれ、教団代表として出席した。海外からの出席者への対応が今総会から大きく変わったことを知らされた。

 すなわち、海外教会のゲストは総会議事には、開会礼拝を除いて参加しない。我々18名は、別のプログラムが用意されて、エキュメニカルな交わりと対話を深める場にずっと置かれた。

 勿論PCKの人たちも加わるのだが、対話の中心は「エキュメニカル・ダイアログ」というプログラムで、主題は「命の神よ、我らを正義と平和に導きたまえ」であった。これは、今年10月30日から11月8日までプサンで行われるWCCの第10回総会の主題と同じである。PCKはWCC総会のホスト教会の一つであるので、このエキュメニカル・ダイアログをそのための準備としていることがうかがえる。

 このダイアログでは、PCKから発題者が語り、分団で意見を交わした。焦点は、世界的環境破壊への提言であり、そこに日本の原発事故が入ってきた。また、東北アジアの地政学的覇権争いが取り上げられた。

 使用言語は英語であり、対話が十分かみ合うところまではいかなかった。しかし、これはPCKとしては初めての試みであり、来年はもっと改善すると言っていた。

 我が教団も来年3月に国際会議を開催しようとしているので、学ぶところが多かった。(教団総会副議長 伊藤瑞男)

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