I Love Taiwan Mission 2026年7月2〜16日
7月2〜16日、台湾基督長老教会(PCT)青年委員会主催の国際青年宣教プログラム「I Love Taiwan Mission(ILT)」が開催された。今年は、教団・台湾協約委員会から2名の青年が参加したほか、カナダ、ドイツ、インド、フィリピン、韓国、アメリカの諸教会から26名の青年が参加した。
今年のテーマは「粘り強い台湾(Resilient Taiwan)」。台風や地震などの自然災害や、取り巻く社会情勢にも向き合いながら歩む台湾の姿を知るとともに、台湾の教会や青年たちとの出会いを通して、共に信仰を分かち合う機会となるよう、との思いが込められている。
初めの三日間は台中レバノン宣教センターでオリエンテーションが行われ、その後10日間は台湾各地の教会へ派遣され、現地教会のサマーキャンプなどで奉仕した。
教団から参加した2名は、台北中会の東門教会と嘉義中会の祥和教会に派遣された。派遣後、再び新竹聖書学院に集まって三日間の報告会が行われた。
今年も台湾協約委員会でオンラインで事前準備会と報告会を行い、ILTでの出会いや学びを分かち合う時がもたれた。
【参加者の声】
★森湖都葉 《月寒教会》
嘉義にある祥和教会に派遣され、主に小学生向けのサマーキャンプのお手伝いをさせていただきました。普段はこれほど多くの子どもたちと関わる機会がないため、とても貴重な経験となりました。毎日朝から晩まで子どもたちと一緒に遊び、生活を共にするのは想像以上に大変でしたが、それ以上に楽しく、改めて子どもが好きだと感じました。子どもたちが「先生、一緒に遊ぼう!」と笑顔で駆け寄ってきてくれたことがとても嬉しく、疲れも忘れるほどでした。一人ひとりと関わる中で、多くの笑顔や純粋な心に触れ、私自身もたくさんの元気をもらいたくさんの元気をもらいました。
牧師先生や長老の方々をはじめ、多くの教会員の皆さんがとても親切にしてくださいました。食事にも何度も招いていただき、台湾ならではの火鍋をごちそうになるなど、温かいおもてなしを受けました。そのような中で、教会は一人ひとりの奉献と奉仕によって支えられていることを改めて実感しました。また、活動の合間に訪れた故宮博物院前庭のライトアップされた噴水ショーにも圧倒されました。
サマーキャンプにはクリスチャンホームではない子どもたちも多く参加していました。このような機会を通して神様のことを知り、教会に親しむことができるのは、とても素晴らしいことだと感じました。実際に「僕はイエス様を信じている」と話してくれた子もいて、とても嬉しく思いました。福音はこのような身近な出会いの中で少しずつ種がまかれ、やがて実を結んでいくのだと改めて感じました。私自身も、日々の生活の中で身近な人との関わりを大切にしながら、福音の種を蒔いていきたいと思います。この2週間を通して、多くの方々の愛と支え、そして何より神様の愛を深く感じることができました。この経験を忘れず、これからも神様に用いられる者として歩んでいきたいと思います。
★下園晴歌 《経堂緑岡教会》
今回のプログラムに参加する機会を与えてくださった神さま、そして日本基督教団の皆さまに心から感謝申し上げます。
私は、台北の都心に位置する台北東門教会に派遣されました。約100人の子どもたちが参加するサマーキャンプでは、教会員の方々のきめ細やかな準備と熱意、そして一人ひとりへの心配りに圧倒されました。特に印象に残っているのは、毎日の終わりに行われていた振り返りの時間です。特に配慮を必要とする子どもについても、その子をキャンプから排除するためではなく、どうすればその子自身にとっても、周りの子どもたちにとっても良い時間となるかを皆で考え、悩みを共有しながら翌日の関わりにつなげていました。そこには、神さまの溢れんばかりの愛が、教会員の方々を通して子どもたちに伝わっているように感じました。イエスが「神の国はこのような者たちのものである」と語った言葉を、実感する時となりました。
また、日曜日の礼拝で葉志達牧師がお話しされた言葉も心に残っています。「自分たちは制度や組織、伝統に固執していないだろうか。本当に必要なことは何か、時代の文脈に応じて問い続けているだろうか。世の中の理不尽に抗い、社会から弱くされた人々を決して切り捨てることなく、その人々の側に立ち続けたイエスの生き様にならって、熱意を持って行動することができているだろうか」。そう聴衆に問いかける葉牧師の力強い姿に、心を動かされました。
台湾の民主化運動や人権問題、社会運動にも深く関わってきた台湾基督長老教会の歩みを象徴するような説教だったように思います。「人権は神からの贈り物・賜物である」という信仰に立ち、キリスト教の教義と日々の生活を切り離さずに歩んできた長老派教会。その信仰を社会の中で実践していく情熱の一端に触れたように感じました。
台北東門教会、そして今回のプログラムで出会った一人ひとりから受け取った想いを、私も生活の中で具体的な行動に移し、隣人へと手渡していきたいです。
日独ユースミッション2026 2026年8月4〜14日
8月4〜14日、ベルリン・ブランデンブルク福音主義領邦教会ヴィットシュトック・ルピン教区より15〜20歳のユース8名とリーダーの牧師2名を日本に迎え、日独ユースミッションが開催された。2002年に始まったこのユースミッションも今年で13回目を迎える。
今年の主題は「あの人も私の隣人なのか−どうしたら私たちは同じテーブルに座れるだろうか」、主題聖句はコヘレトの言葉4章9節、そして参照聖句がルカ福音書10章の善きサマリア人のたとえ話だった。
今回は2024年に訪独した当時高校生だったユースたちがリーダーとして、諸プログラム、特にリトリートにおいて活躍し、支えてくれた。
5日は鎌倉雪ノ下教会見学と日本文化と宗教に触れる鎌倉観光、6日は横浜指路教会の藤掛順一牧師を講師に迎え、日本にプロテスタント教会の信仰をもたらした宣教師たちの働きについて学び、7日夜は銀座教会でリユニオンの会を開催。開会礼拝説教は廣石望世界宣教委員長が担当した。また5〜7日は神奈川のホストファミリーが、7〜10日は東京・千葉のホストファミリーがユースたちを暖かく迎えてくれた。10日は都内のドイツ語教会を訪問し、その後、東京大空襲・戦災資料センターにて平和について学び、11〜13日は清里の清泉寮自然学校にてリトリートを開催。14〜19歳の日本のユース10名が加わり、日独のユースたちが共に過ごし、主題について共に考え、語り合った。最終日は讃美・祈り・聖書劇の3グループに分かれて準備した閉会礼拝を捧げた。また夕食時に一緒になった東京教区東支区の中高生キャンプの皆さんと、短時間だったが互いに自己紹介をし、交わるひとときも与えられた。
今回のユースミッションの主催は有志団体であるが、日本基督教団世界宣教委員会(広報ならびにカナダ合同教会基金からの支援金)とウェスレー財団の協力を得ることができた。また蒔田教会の加山真路牧師、横浜英和学院中学高等学校の伊藤智牧師、ドイツユースを受け入れてくれた諸教会の牧師や信徒、これまでのユースミッションに関わられた様々な方々の協力も得つつ、必要は備えられ、無事2026年の日独ユースミッションを終えることができたことを主に感謝する。(西之園路子報)






