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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5043号】寄せ場からの声(4面)

2026年2月28日

寄せ場からの声
「再開発反対!センターは野宿者排除をやめよ!」

 行政の窓口が閉まり仕事の紹介も生活相談もストップする年末・年始の約1週間、日雇い・野宿者の命を守り、仲間同士協力し合って生き抜くために越年越冬闘争の集中的な取り組みが行なわれた。例年通り城北労働福祉センター前の路上にかまどを置いて火を焚き、各地から寄せられた貴重な米と野菜に他の食材を買い足してみんなで食事を準備し、みんなで食べる。センター前と上野公園に出張しての恒例の「団結餅つき」も皆の楽しみだ。その合間に全国から送られた衣類の分配を行なう。
 センターは東京都・山谷対策の出先機関。山谷労働者のための施設であるにも拘らず仕事や医療、給食、宿泊などがより必要な野宿者に対しては様々な条件を付けて利用者カードを発行しない。それだけでなくセンターの補修工事を口実に、敷地内にテントを張って生活していた野宿者たちに退去を命じた。
 このようにセンターは何かにつけて野宿者の追い出しを図っている。山谷労働者福祉会館を拠点に日雇い・野宿者と共闘を求める支援者たちは、当事者らと共に抗議しつつセンター及び東京都産業労働局との交渉を重ねてきた。その過程で一人の仲間が不当に摘発、逮捕されるという許し難い弾圧も起きた。
 山谷のもう一つの現状は、街全体が再開発の波にのまれ、野宿者だけでなく日雇い労働者への排除の圧力も高まっていることだ。労働者が泊まるドヤ(簡易宿泊所)がどんどん潰され、跡地に見上げるような高層マンションが次々と建ち始めて、とても寄せ場とは思えない光景だ。
 山谷・越年越冬闘争は、日雇い・野宿者がこのような排除の圧力に抗し、寄せ場らしい生活の場を取り戻すための協働の力を蓄える場だ。1月11日には1980年代、山谷に巣食っていた右翼暴力団との闘いの中で殺された「佐藤さん・山岡さん虐殺糾弾集会・デモ」が玉姫公園で行われ「山谷にマンション要らない」、「野宿者排除をやめろ」等の声を上げながら山谷を一周した。「寄せ場解体」の目論見に対する闘いは、年間を通じて続くことになる。

(松井悠子報/城西教会員・山谷労働者福祉会館活動委員会)

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